表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
梟として転生:英雄は復讐するでしょう  作者: 電磁 梟
群れ22:ラグナロク
277/277

フェザー244:入り口は?

「そお、ハデスだ。」


「あいつは零が強くなるのを確認するために、これら全てを行ったのです」


「つまり、他の英雄は生贄の羊に過ぎない。くそっ、今まで使ったことのない戦術を使ってやがる。」


「もちろん。でも、あまり好きではない。ということは、零の隣にいない限り、他の選手たちを殺すことはできないということだ」。


「・・・どうだった?直樹を殺して?」


「思ったよりいい感じじゃなかった・・・たぶん、戦えなかったからだと思う。」


「そお。」


「とにかく、次のグレード・ダンジョンは本当にこの近くにあるのか?」


「もちろんだ。ラグナロクは、地下に続く巨大な洞窟です。」


「本当にこの近くなの?」


「ああ。」


ここに来た本当の理由は、次のグレード・ダンジョン、ラグナロクの入り口を見つけるためだ。しかし、数日経っても見つからない。


「町の周囲をかなり広範囲に探したが、グレード・ダンジョンの痕跡はまだない。」


「変だな。この前来たときは、山だからここからよく見えたのに。」


「山?ここに山はない、記憶違いじゃないのか?」


「間違いない。まだ25年しか経ってないんだから、山が急に消えるわけがない。」


「ああ、君たちは山を探してるのか?」会話を聞きつけたのか、杖をついた老人がゆっくりと歩いてきた。


「昔はここに山があったんだよ。」老人は、梟神が俺に探しなさいと言い続けていた方向を指差した。


「でも10年前、その山は地下に沈んで消えてしまったんだ」。


「沈んだ?」梟神は困惑して尋ね。


「どうやって?」


「わかりません。息子が手がかりを探しに行ったが、どうやら何もないらしい。まるで山が跡形もなく消えてしまったようだ。」


「ああ、情報をありがとう。」


「チッ、あの爬虫類が何かしたに違いない、正面入り口関を封鎖しようとしたようだ。」


「あるいは、誰かが入り口を封鎖していたのかもしれない・・・ええ、正面入り口?」


「入り口が一つしかないとでも?王国によって制限されているグレード・ダンジョンは一つだけだ。残りは複数の入り口がある。」


「それなら、なぜもっと早くそう言わなかった!?」


「各王国に入り口があるからだよ。一番近いのはクルフィアにある」。


「チッ、今はそんな選択肢はない。次一番近いのは?


「ドラケンだ。メリオとドラケンの国境近くだけどね。」


「それなら十分だ。入り口はどこか覚えているよね?」


「たぶんね。」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ