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おっちょこちょいな神様から貰ったスキルで異世界召喚  作者: クラレヤン
第1章 異世界召喚
16/28

第1章 1-14 装備と遭遇

召喚されてから約1ヶ月経ってのお話です

ーーーーーーSide:????ーーーーーー

『ーーーーーーーーー』

……んぅ?

『ーーーーーー』

あぁ、またですか、わたしに何用ですか?


『≪女神・○xM&h#$#iohw≫より、スキル≪未来予知≫を持つ????に≪精霊視≫をつけルと同時に未来予言を告げるわよ』

また、私に無駄な知識を授け続ける気ですか、このくそ神様は!

既に人生を諦め、今すぐ死にたいこの私に!!!


『まぁ、今回は聞きなさいよ、????ちゃん』

ふぇはぁ!!!えほっえほっ!!

い、いつもの人じゃない!!!だれなの!


『よかった~…やぁっっと聞いてくれた…私は≪慈愛の女神・アフロディルテ≫

いつもあなたに予言を告げているあの子は所用でいないわよ。

で普段あなたに行っている予言を今回は私がすることになったのよ、これから先の出来事がきっかけで文字通り人生を変えることが起きるからね』


はぁ…私の人生ですか…諦めているこの私に希望なんてあるわけ無いじゃないですか


『まぁそう言わないでよ、今までのあなたが歩んできた人生を見せて貰ったけど、これは流石にキツいわね…わたしだったら即放棄して逃げてるわね』


あの、わたしが言うのもなんですが、言ってしまって大丈夫なんですか?神様の立場的に


『大丈夫大丈夫。わたしとあなた以外にこの場にいないからモーマンタイよ♪

 さて、わたしは未来予言をした後に、あなたと会話をしたいから、未来予言を先に伝えとくわね。

 “これより数日の後にあなたの元に一人の男性が訪れるでしょう、その者はこの世界の者ではないのであなたの常識は通じないわ、だから思いっきりあなたの心の叫びをその者に聞かせなさい、そうすれば、あなたの人生を劇的に変えることになるでしょう”

 これが世界神様からの未来予言よ。』


はぁ…心の叫び...ですか、そんなものはもうありませんよ。

それより、わたしと女神様って初対面ですよね?気さくすぎませんか?

『初対面だけど、そんなの気にしちゃダメよ!

 それに、ソレはそのときに考えなさいな。わたしはある意味メッセンジャーなのだしね。

 そんなことよりも、主目的のあなたと会話をする方が重要よ!!!』


…ほんっと~に、この神様が慈愛の神でいいのかしら?



―――――――side:扇江星――――――――

「では、これで今日の講義を終わりにしたいと思います。」

講師の講義終了の声と共に、部屋の空気が弛緩していくのが直に感じられた。

「次回は4日後にここで行います。内容は今日と同じ分野で化学の化合物…のところについて説明をしていきたいと思います」

本来の教室であれば、熟練の魔術師が弟子に座学を教えるのだが、今回の講義では講師と生徒の立場が逆転している。

講師を務めているのはこの世界とは違う世界から勇者を呼び出す召喚に巻き込まれた青年・扇江星であり、机に座って教わっている生徒は国王を初め、宰相に各大臣の合計5人、その後ろに数人の護衛が立っているという異様な光景となっている

「ふ~む…今日習ったカガクとやらは我が国ではすぐにピンとこないが、知れば知るほど恐ろしい分野じゃな」

「だな、個人で作れる高威力で魔法による探知や殺気が読めないのも拍車をかけてやがる」

「商人としても扱いに困る代物でしょうな...我々としては、知識として覚え解く程度の方が良さそうですね」

「ですが、カガク肥料というのは農業には使えそうですな」


「化学肥料は、短期的には収穫量が増えますが、地中の栄養素がゴッソリなくなるので、オススメはしません。≪精霊視≫で精霊と会話が出来るなら、分量を守って行うのなら、ダメージは少なくは出来ますが、ゼロには出来ないので…」

『なるほどね~…カガクが発展してたら、ボクたちはもっと被害になっていたのか~』

『私たちもカガク肥料によって汚染された水源となるのは辞めて欲しいですわね…』

『ん~わたしらだと、その[ヤキハタノウギョウ]ってのが一番良さそうだな、地中から吸い上げた栄養素を焼いて地中に還元してるからな』

妖精達の声を聞いた国王様と農務大臣は顔を見合わせて、その方針で進めていくのが良さそうですなと結論をつけていた


「では講義も終わりましたし、俺は武器と防具を手に入れてきますね。

 今日の予定では、確か…今日の夜に会議へ参加することになってましたよね?」

「はい。今年度の農作物で見積もりが出たので、ソレを元に徴収分を決める会議となります」

「そうだ!武器と防具なら、俺もついて行っていいか?今使ってる武器をそろそろ点検にだしてぇからよ」

「ふむ…そうじゃな、グレンならばオウギ殿の警備を任せてしまって大丈夫じゃろう。確かお主も午後の予定がなかったはずじゃしのぅ」

「おうよ!普段から予定は終わらせておくからな、前もって片付けられるものは片付けておいたからな!

 定期的に点検しねぇといざって時に壊れちゃ困るしな」

「アハハ…気持ちはわからなくは無いですね。では、オウギ殿と一緒に行ってくるんですよね?」

「そうだな、では行こうぜオウギ殿」

そういって、俺は国王様達に見送られて、武器と防具を受け取りに行くため、軍務大臣のグレンさんとともに王城の外に行くことになったのだ


▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲


「んで、城下に来たが…どっちを先に行くんだ?」

「そうですね…先に防具を見に行こうかと、もしかしたら、防具の採寸で手直しがあるかもしれませんし、その間に武器の方に行けば移動時間中を含めて効率がいいので」

「りょ~かい、しっかし、賑わってるな~なんか寄り道して腹に収めたくなっちまうぜ」

「そうですね・・この前商人ギルドでレシピ提供をした祭にハムカツを使ったレシピも教えているので、もしかしたらハムカツサンドのお店があるかもしれないですね」

「ハムカツサンドか…ありゃやばかったな~お土産に持って帰ったらあのリースがガツガツ食ってるのみたの初めて見たからな、あれ以降たまにハムカツが夕飯に出てくるからな。」


送還魔法は文献にも載ってないと国王様から聞かれたときは、まぁそうだよな~と思っていたので、この世界で暮らしていく為にまず行ったのは、元いた世界の料理で再現可能なレシピを広めることだった。

本当は衣食住ともに広めたかったが、流石に服飾関係は力になれなかったので、食から広めていこうと、この世界ではなじみがないという揚げ物のレシピを格安で商人ギルドに登録したのだ

この世界にも著作権と似た制度があり、ギルドの人と一緒にレシピ通りに料理を作り、レシピが正しいと証明出来れば登録を行い、そのレシピの使用量の数%が手元に入ってくる仕組みなのだ。

俺はハムカツの他に唐揚げ、フライドポテト、コロッケと言ったレシピを登録しているが、手元に入ってくる内の半分を孤児院などに匿名で寄付しているくらい入ってきているのだ

ギルドで残高を確認したときに、桁が多すぎて悲鳴を上げて注目を集めてしまったからな…


そうこうしているうちに、防具の依頼を出した店に着いたので、入ることにしたのだ。

「すみませ~ん、防具の依頼をしたオウギですが、店主はいらっしゃいますか~?」

『お、待ってたぜ!用意するからチト待っててくれや~!!』

店主の≪ルドウィグ≫さんが店の奥から返事があったので、まつことになったのだが、グレンさんが聞いて来た

「そういや、おまえさんの装備ってどんなのにしたんだ?」

「装備ですか?今まで戦いがなかった世界にいたのもあるので、戦闘と言うよりも回避重視で革装備にしました。武器は『おぅ、待たせちまったな!!』あ、来たみたいですね、武器はお楽しみと言うことで」


グレンさんと話していたら、店主の≪ルドウィグ≫さん自らが防具を持ってこちらにやってきた

「ありゃ?軍務大臣のグレンじゃねぇか?お前さんの防具の点検はまだ先だろう?付き添いか?」

「そうだぜ。だから俺はいないモンと思って構わねぇぞ」

「そうか?なら、サイズ合わせをしながら依頼の説明をしちまうぞ。お前さんの知識と依頼で集めた素材を使いできあがったのがコイツだ。俺も新しい試みが出来たから楽しめたぜ。

 防具は胸当てと小手、すね当て、ブーツの4つだな

次に使った素材の説明だな、使っている革は"ブルーフレイムリザードマンの皮"をなめしたやつで、裏側には"ブラックカーペットシャークの革"を使って魔力伝導率と衝撃吸収が向上している、これは商業ギルドにお前さんが発案者と明記して申請したからな。

 縫い合わせる糸はお前さんから得た知識を元に"ジャイアントフォレストスパイダーの糸"を細く伸ばし、数本をより合わせて使ってみたら、頑強さと柔軟さが段違いに跳ね上がったぜ。糸の縫い目の周囲を金属で補強してるからそうそうほどけたりはしないだろうよ」


"ブルーフレイムリザードマン"とは、リザードマンの亜種で青色の肌が特徴であり蜥蜴が二足歩行した感じのモンスターだ、火山地帯に住み、集団で生息している

"ブラックカーペットシャーク"は河や湖に住むモンスターでテンジクザメの肌を黒くしたモンスターであり、人や魔物が水辺に近づいたところを襲撃し、水中に引きずり込む戦い方をするとのことだ

"ジャイアントフォレストスパイダー"は森に棲む蜘蛛だ、体長は1Mにもなり、獲物を糸で雁字搦めにして動けなくしてから捕食するモンスターだ

どのモンスターもギルドの討伐ランクはC+であり、中級者の冒険者が討伐するモンスターである

今回は冒険者ギルドに依頼を出して、集めて貰ったのだ


「最初は依頼を断ろうと思ったが、結果から見れば新しい防具の作り方の刺激になる者ばかりだったからな。受けて良かったと思ったぜ。

 それで、着心地はどうだ?動きずらかったりするか?」

「いえ。動くも阻害しないし、魔力伝導率も注文通りです。ありがとございます!」


いろいろ動いてみたり、急な動きをしても、動きを阻害されたり違和感がないのでお礼を言ったところ、ルドウィグさんは良かったぜと満足そうな顔をしたのだった


▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

装備を着たまま、店を出ると言うことで、防具の付け方をレクチャーして貰い店を出て武器屋に向かうことにした。


「なんつぅか、オウギ殿が防具を着ると、田舎から出てきた新人冒険者って感じにしか見えねぇな」

「グレンさん、言いたいことはわかりますが、ヒドイです」

「くはは!すまんな、くっくっく」


そんな風に笑うグレンさんと話ながら武器屋に向かってると右肩にウンディーネが顕れ、耳元に注意を促してきた

『主様、手前の右側の脇道に注意してくださいまし、魔族の方がいらっしゃいますわ』

精霊達はずっと俺の側にいなければならない訳ではないので、日ごとに交代で隠れて側にいる事になったが、今日はウンディーネの番だったようだ


「え?」「は?」

俺の素っ頓狂な声と共に、ウンディーネの声が聞こえたグレンさんも素っ頓狂な声を上げてしまった

オウギの防具に使われているモンスターは全てC+ランクですが、これは中級者になったばかりの冒険者がなんとか倒せる強さです。

中級者の登竜門といった感じでしょうか?今回はギルドと協力してある程度実力のある冒険者に依頼をして安全に討伐を行いました。


また冒険者ギルドのランクはEからSSまであり、C以上はプラスとマイナスの2段階に分かれています。



次回は5/11(土曜)の14時に更新されます

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