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天然ロリ巨乳

 昨夜はよく寝られた。久しぶりにゲームしないで寝たな。 

俺にとっては激動の1日を終え、早々に布団に入ったのだった。ともかく今日も部員集めになるんだろうな。リフレとゲーム出来る日はいつになるのだろうか。そもそも部室は確保出来るとしてPCはどうするんだろうか。人数分となってくるとかなりの金額が吹き飛ぶぞ・・・。大事な事だし今日にでも聞いておくか。

 

 「おはよう、増田君。部員の事なんだけど、実は昨日のお昼休みに3年生の杉本さんって知ってる?その人に掛け合ったんだけど断られてしまって、一緒に来てほしいの。」

断られたならそうなんだろう。俺が一緒に行ったところで好転するはずもない。

 「それでね、杉本さんってLoLはやってないみたいなのだけれどHoNをやられていたそうよ。同じジャンルのゲームだし将来有望ね。」

俺の返答に耳を貸すつもりはないのか。彼女は言葉を捲し立てる。こいつ曲がりなりにも委員長だろう、LoLの話になると目を輝かせ過ぎている。俺も傍から見ればそう見られているのだろうと考えると、今後の言動に注意しようと決意を固めた。

 「じゃあ、またお昼休みにね。」

リフレが踵を返し、教室へ足を運んだ。あ、しまったPCの事を聞くのを忘れていたな。


 「杉本さんはいらっしゃいますか?」

 お昼休みに入り、俺たちは3年の教室へ向かった。はぁ・・・。なぜ俺は止められなかったのか。そう、俺には杉本さんへの迷惑よりもリフレとLoLがしたいと言う気持ちの方が強かったのだ。

 「わー、リフレちゃんだ、(ゆう)に用事~?横の人もその部活の人~?」

椅子に座っていてもわかるほど小柄な女性が下から覗き込むようにリフレと俺を見た。簡単に自己紹介を済ませ、ご機嫌を伺うように会釈をする。

 「ゆうはゆうって言うの~、よろしくね~。誘ってくれたのはありがたいんだけど部活は遠慮しておくね?」

優が立ち上がったのでつま先から頭まで見渡した。とても高校生には見えない小さい身体、それには似つかない豊満なバストが露わになった。それに雰囲気と口調から漂うふわふわした天然の気が感じられた。これが俗に言う天然ロリ巨乳ってやつか、初めて見たが実にいい。メイド服を着せてお茶出しをしてくれたらいい目の保養になるだろう。

 「部活に入らないっていうのはどうしてなんですか?リフレから話を聞く限りではゲームが好きだとお聞きしたんですが。」

 「うんとねー、ゲームが好きなのはそうなんだけど、私が入っちゃうと迷惑かかると思うの、だからごめんね。」

ゲームの上手い下手は問いませんよ。とリフレが続ける。

 「うーん、そういうことじゃないんだけど~。あ、次移動教室だからゆうもう行くね~。」

気づけば昼休みが終わりそうな時間になり、教室に居る生徒は疎らになっていた。俺たちもそろそろ戻ろう。ただ、杉本さんが最後に言っていた言葉が引っかかる。 今度会ったら声を掛けてみるか。

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