いざ森へ
よろしくお願いします。
「あ、リーダーきた」
門の所で、何か話しながら、先ほどの赤い3人が待っていた。
すでに武器も所持している。
と言っても、当たり前だが鞘に納めたり、布で巻いたりとすぐ使える上体ではない。
かく言う私達もギルドから出て、向かいの建物で忘れずに受け取っている。
ポーターとはいえ、最低限の武装は必要だ。
「あなた達ね!」
さっそく鎧の人が、文句を言おうとした。
事情を知らない、イサムと双子は少し驚いている。
「この子供がポーターか?まだガキだな」
革鎧の人が指さしながら訊ねてくる。
失礼な女だ、人を指さすのは無礼だと知らないのか?
「やめなよー、そういう言い方、ウチは僧侶のアルルスぅ。よろしくぅ」
僧侶は、先ほどの冷たい感じじゃなく、柔らかい言い方になっている。
「自己紹介は後、出発しよ」
杖持ったアンジュリーナローブの人が門を顎で指し示す。
ちょうど今から門が開くところだ。
「あいよー。お前等、準備は大丈夫か?」
革鎧の人は、言葉は荒いが、気遣いを感じさせる声音に変わる。
彼女に関しては、根は良い人なのかも知れない、そう思わせる優しさが感じられた。
「あ!はい、大丈夫です」
「じゃぁ、行こっかぁ。荷物はこの鞄1つだけどぉ、お願い出来る?」
「はい!あ、ボクが持ちます!」
「流石男の子ね!頼りになるわ」
アルルスにお願いされ、鎧の人に持ち上げられ、イサムが照れている。
どう見てもお世辞なのに、まぁイサムなんてどうでも良いけど、チコリさんがどうやら先行して森に入っているらしい。
早く後を追わなくちゃ。
門を出て、しばらく街道ぞいに進んでから、逸れて森に入る。
しばらく進んで驚いた。
「おいおい、こりゃ何の冗談だ?」
「・・・非常識」
「・・・穴空いてますね。いや、道なのか」
そう、森の中にはまるで、そこだけくり抜いた様に、木の枝や背の高い草が生えていない、空間が続いている。
足元の草も、短く刈り込まれ、歩きやすくなっている。
それも馬車が通れそうな程の広さでだ。
「大型の刃物・・・」
「・・・大鎌の様なモノ」
「かなりの力・・・」
「・・・使用者は一人」
「技はいまいち・・・」
「・・・でも力は制御してる・・・」
双子が周囲の痕跡を見ながらお互いの意見を言い合う。
「ありゃ何してんだい?」
「彼女たちは、自称猟師の娘で、追跡術の心得があるみたいです」
「へぇウチ等、荒事専門で、そう言うメンバー居ないから助かるわぁ」
「でも、これ一人でやったってんなら意外と進めてないかもな」
「確かに・・・」
「・・・このペースを維持するのは困難」
「取り合えず進みましょ、途中まででもこの道なら、かなり距離を稼げるわ」
そうして、私は初めて本格的に森の中へ足を踏み入れた。
すみません、更新が少し遅くなっています。
暑さのせいか中々筆が進まず申し訳ないです。
読んで頂きありがとうございました。
すみません、双子の掛け合いが携帯だとみにくい感じだったので、少し修正しました。




