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遺跡に着きました。

 よろしくお願いします。


 キノコを焼いた次の日。

 前日早めに休んだので朝早くに出発した。

 すると、その日の昼前にはあっさり、遺跡に着いてしまった。


 遺跡へ近づくためには断崖絶壁を降りなくてはいけなかった。

 しかも、絶壁のしたから生えた木が、僕たちの居る場所の木と同じぐらいの高さがある。

 一見すると、森が続いているように見えて、油断していたら落ちてしまうかもしれない、大きな落とし穴だ。


 絶壁の近くに、目立つ注意書きをチコリが立てている間に、僕は縄梯子なわばしごを作った。

 ちなみに梯子はだれも使わなかった。


 ライシェラは自前の糸で、楽しそうに絶壁の木を降りて行った。

 チコリは自分で飛んで降りたし、ビエラヤは魔狼の背中に乗って、絶壁からの木の枝伝いに降りて行った。

 僕はレティに持たれて飛び降りる事になった。

 意外とヒュドラは、体があんなに大きいのに、木を伝って移動するのが得意みたいだ。

 やっぱ蛇なんだなって思った。

 もっとも、この辺りの木はヒュドラが巻き付いてもびくともしないぐらい大きいんだけれど。


 絶壁を降りてしまえば、さほどかからずに、それらしい場所に着いた。

 といっても、元は巨大な石を組み合わせて作ったらしい建物はあちこちがボロボロに壊されている。

 それも、巨大な石を、さらに大きな何かが押しつぶした様な壊れ方だ。

 すぐにレティの背の3倍ぐらいの高さの入り口も見つけたけど、遺跡の中を調べるのが目的ではないので、その周りを調べてみるって事になった。


 遺跡の外側を回るだけでも、かなりの時間がかかった。

 最初に見つけた入り口に戻ってきた時には、お昼を回っていた。

 遺跡の周りでは、魔物や生き物をみかけなかったので、朝出発した広場でのんびりと冒険者達を待とうって話になった。


 そうして僕たちは、今度は絶壁を登り、広場まで戻った。

 着くとすぐにヒュドラとライシェラが狩に出かけ、残った僕たちはキャンプの準備をする。

 と言っても、あまりやる事はなかったので、近くの見える範囲でキラキラを採る事にした。


 ライシェラ達は暗くなる前に戻ってきた。

 ライシェラが鳥で、ヒュドラは大きなカエルだ。

 カエルが好きなのかもしれない。

 チコリが、食べれる木の葉を取ってきてくれた。


 予定では冒険者が来るまで、あと2、3日はかかるはずなので、全部は使わず、明日の朝食分に残しておくことにした。

 その日は珍しく、何かに襲われることもなく終わった。

 たまには、こんな事があってもいいよね。


 そして、次の日の朝、広場に沢山の人が来た。

 読んで頂きありがとうございました。

 すみません、次は冒険者たちの話にしようと思い、その前書きにするつもりだったんですが、意外と長くなってしまったので、投稿します。

 コブン君の報告だけの面白くもなんともない話です。

 冒険者の話はできれば今日中にUPする予定です。

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