問題のカエルです。
すみません、筆が進まず、短めですが書いてる分だけあげます。
よろしくお願いします。
その日もだいぶ歩いた頃、ライシェラとチコリが地図を見ながら話し合っていた。
「たぶん、もう少し進めば黒の森です。入る前にキャンプした方がいいと思うのですが、レティシア様は如何お考えですか?」
「いんじゃない?ここらで寝るか。でも、その前に食い物だな」
そういってレティがライシェラを見る。
ライシェラは頷いて目を瞑る。
「・・・ライシェラ様はどうしたんですか?」
白い肌の人のビエラヤが聞いてくる。
「シーッ、ライシェラは臭いと音で獲物探すとき、あぁして集中するの」
僕は人差し指を口の前に立てて、あまり音を出さないように説明する。
「・・・なるほど」
「レティシア、うしろから、ついてきている」
「また文句でも言われんのか?」
「まぁ、これだけ分かり易い道を森の中に作りましたから・・・」
僕は後ろを振り返る。
鬱蒼とした森の中に、まるでトンネルでも掘ったかのように草木も生えない拓けた道が続いている。
極力大きな木は避けたけど、邪魔になる枝や幹、岩などは粉砕して進んだので文句を言われてもしょうが無いと思う。
「で?相手は?」
「・・・たぶん。からだひきずってる、へびかなんか」
「・・・アタイ、心当たりがあるよ」
「うん、まいかい。おなじ」
レティとライシェラが、またか見たいな雰囲気で話しているけど、僕を含めて他の2人もよくわからない感じだ。
レティもあまり、警戒してないし。
なんか来るんじゃ無いの?
「・・・やっぱり」
少し待っていると現れたのは頭が3つの、昨日会ったヒュドラだ・・・と思う。
ヒュドラの見分け方がわからないけど、そのヒュドラは左右二つの口で、大きなカエルを咥えている。
遠くから見たら、手で持っているようにも見えたかもしれない。
そのカエルをドサッと地面に置いて、頭でこちらへ押しやってくる。
「どうしたチビ助?くれるってことかい?」
三つの頭を必死にコクコク動かしている。
「よし!くれるって言うなら貰おう!コブン!」
僕はカエルに触れて集中する。
あまり、作れるものがおもいつかなかった。
手を離すと、手が痺れて小刻みに震えている。
「レティ、これ毒カエルだ」
「あぁん?おいおい、この前ビビらせた仕返しか?期待させて落とす感じか!?」
ヒュドラが必死に三本の首を横に振る。
「レティシア様、普通はカエルを渡されても食べるという発想には、ならないのではないでしょうか?猫に黒い虫を持ってこられて困る様に」
チコリがそう言った。
周囲にえっ!?って雰囲気が流れる。
レティとライシェラ、ヒュドラお互いに視線を合わせる。
そうなの?いや、カエルは食べるよね?お前もそうだよね?みたいな感じだ。
僕は腰の袋から万能薬を取り出し痺れた手に振りかける。
よかった、効いた。この薬は色々な症状に効果があるけど、強力な毒とか麻痺には効かない事もある。
「・・・いや、チコリ。カエル美味しいよ?」
「えっ!?・・・確かに、薬に用いる事はありますが・・・食材と言う発想は無かったですね」
「まぁ、挑戦だなって・・・こいつは食べられないのか」
ヒュドラがシュンとしている。
「灰水の部族では、このカエルを食すと、三日三晩苦しむと言われています」
さらに肩じゃない、頭を低くするヒュドラ。
僕は両手を薬で湿らせ、ナイフを取り出す。
取り合えず、捌いてみよう思ったからだ、せっかく持ってきてくれたんだし。
夜に続きを更新できたらと思っています。
読んで頂きありがとうございます。




