朝、チコリが来ました。
よろしくお願いします。
「おっおっおはようございます!!」
日課が終わったころに、チコリが家に来た。
「おはようございます。チコリ、朝ご飯食べだ?」
なんかカクカクした動きのチコリに挨拶する。
「あ、コブンか、おはよう。れっレティシア様はいらっしゃるかしら?」
「まだ寝てるよ。今から朝ご飯作るげど、食べれる?」
「・・・そう。ふぅ、まだ寝てらっしゃるのね」
「チコリ、朝ご飯食べれる?」
僕はチコリの裾をちょいちょい引っ張りながら聞いてみる。
「え!?あ、ご飯?もちろん食べてきたわ」
「じゃあ、なにが果物でも切る。摘まむぐらいできるでしょ」
「あ、お構いなく、レティシア様の前じゃ、味なんてわからないし。っと言うより出直してこようかしら」
「大丈夫だよ、すぐ作るがら。今日は、少し遅めなの。昨日レティとライシェラが遅くまで遊んでだからね。アージが作った新しい服を試したんだって」
「アージ?」
僕はチコリに家に入るように促して、台所へ行く。
チコリには居間の椅子に座ってもらう。
「うん、最近よく泊ってるの」
僕が準備していると、アージが地下から上がってくる。
アージはいつみてもピリッとしている。
ライシェラみたいに朝に髪がボサボサの事もない。
前に聞いてみると、乙女は好きな人の前で隙なんて見せないものよ。って言っていた。
その後、なぜかライシェラが唸っていた。
「コブンちゃん、おはよう。あら、チコリちゃんもおはよう」
「えっ?アンジュリーナさん?」
「コブンちゃん、あの子。昨夜も頑張りすぎちゃったから朝はいらないわ」
「はーい」
アラクネーの人は1日の時間に関係なく動いているので、食べる時間は結構バラバラだ。3日以上服作り続けて、1日以上寝てた事もあるぐらい。
だから毎日食べなくても平気みたい。
「アンジュリーナさん。お店の方で長期療養中ってなってましたよ!?」
「あら、バレちゃったわね・・・」
チコリとアージが話始めたので僕は料理を作る。
今日はツナとキュウリの冷やし茶漬けにした。
レティとライシェラは関係ないけど、アージとフィリルは少し食欲がないみたいだし、これならチコリも少しくらいは入るかもと思ったからだ。
横に朝採ったトマトを切ってつける。
これなら、甘みもあるし、お茶漬けが無理でもチコリも食べやすいと思う。
僕が、アージに手伝ってもらってお盆を並べ終わったころにレティとライシェラが降りてくる。
「おはよう、ってチコリ早いね」
「オ!ンンッおはようございます!レティシア様、ライシェラさん」
チコリが一度、裏返った声を咳払いして治した後、直角に頭を下げてあいさつする。
「あぁ、おはようございます。取り合えず、飯食べてからでいい?」
「はっはい!」
おおむね好評だったみたい。
トマトをお茶漬けに入れる入れないで、レティとライシェラがにぎやかだった。
チコリは、二人のやり取りについていけてない感じで、アージは美味しいわって言っていた。
フィリルは、ライシェラを応援したいが、実はレティ派だったみたく、今回は歯切れが悪かった。
僕が、食後の冷たい緑茶を出す。
「・・・悪かったね。それじゃ改めて、今回の依頼で同行させてもらう事になった。よろしくね」
「はい!よろしくお願いします!」
「それじゃ、依頼の内容確認してもいい?」
僕は、畑の事でもやろうかと思っていると、レティに襟を捕まれ、膝の上に乗せられる。
意味が分からずレティを見上げる。
「チコリ、アタイじゃなくてコブンに話しかけてると思って話してみなよ」
「はっはい、ありがとうございます。それで今回の依頼につきましては・・・」
はぁ、ってため息をついて、レティは僕の頭の上に顎を乗せる。
放すつもりはないらしく、しばらくこうしてないといけないみたいだ。
読んで頂きありがとうございました。
今、地震が来ました。
大した揺れてないので大丈夫だと思いますが、一応投稿して逃げる準備をします。
大丈夫でした、久々の地震であせっちゃいました。




