表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
66/209

家へ帰ります。

 今回は、戦うシーンがあり、痛々しい表現が含まれます。

 そういう表現が苦手な方はご利用をお控え願います。

 よろしくお願いします。

 カジキが大きすぎて、持てないのでアゴダシに送ってもらった。

 乗り物がわりみたいに使って良いのかな?って思ったけど、アゴダシは気にしてないみたい。

 村での失敗を活かし、今回は飛ばないで泳いでもらった。

 レティもアゴダシもそこら辺に無頓着なので、僕の提案だ。

 ハルシュレックにもよらず、湖の北側、森に接するところで降ろしてもらう。


 お礼を言って別れた後、レティに飛んで運んでもらった。

 レティの場合、跳躍ちょうやくなのか、魔法で飛んでるのか、近い距離だとわからない。

 家から街まで位なら足の力だけで跳んでそうだし。

 今回は、魔力節約のためか跳躍だった。3回くらいで家に着く。

 街の門とは反対側から帰って来たので、家裏の畑側だ。

 最近、竹が大きくなったり、珍しい作物や果実の木を植えたりと、大きくなる一方の畑は、土ゴーレムさんが手の空いたときに、作業を手伝ってくれるお陰で維持できている。

 僕がそんな話をすると、その内ゴーレムも増やそうかとレティが言っていた。


 僕達が家の前に回ると、ライシェラの相手が崩れ落ちる所だった。

 それの襟を掴んで、そばに控えていた、ピンクのフリフリな服を着た、キルシェさんに渡す。

 受け取ると、肩に担いで家の中に入っていく。

 完全に荷物扱いだ。

 そのあと、キルシェさんとビルネさんが出て来てレティに挨拶をする。

 ビルネさんはアージがいつか着てたみたいな、ピリッとした黒い服だ。・・・タキシード?って言葉が何となく閃いた。


 そして、ライシェラが、軽くほこりをほろって睨みつけてくる。

 目がギラギラした感じだ。


 「どうした?ライシェラ、また香でも嗅いだ?」


 「・・・この、からだの、うごき、だいたい、わかった」


 そう言って、手をグッパッグッパッと動かす。


 「・・・その程度でアタイの相手になるってかい?でも、あいにくアタイは疲れていてね。魔力もあんまり残ってないのさ」


 「ちょうどいい、わたしも、ふくの、ちからは、かりない」


 手に巻いていた布を外して、黒と黄色の腕を出し、指の爪を出し入れする。


 「・・・随分、やる気じゃないのさ?ぶっちゃけ、イライラの理由はなんなのさ?」


 「コブンと、おいしい、もの、たべてきた。わたしは、おるすばん、なのに」


 「・・・さて?なんのことか・・・」


 「においで、わかる。くだもの、さかな、いいにおい、きっと、おいしかった」


 「ほら!ライシェラ!こんな大っきな魚を捕るために、色々あったんだよ」


 「・・・その、さかな、におい、ちがう」


 ライシェラが、低いお腹に響く威嚇の声を出す。

 キルシェさんとビルネさんが、僕が抱えていた、カチコチのカジキを受け取って家に運んでくれる。


 「じゃあ、やるか?途中で泣き言、言うんじゃ無いよ!!」


 ライシェラが先に飛び出す、姿勢を低くして、窮屈そうな体勢での疾走だ。

 それに対してレティは、半歩下がって構えただけだ。

 ライシェラは、そのまま突っ込む。

 ぶつかる!そう思ったとき、レティが動いた。

 半身に構え、死角の右腕を一気に突き出す。

 ライシェラの眉間を狙った一撃だ。

 ところが、ライシェラはレティの手首を自分の右手で払い、回り込んで左肘をレティの横腹に突き込む。

 苦悶の表情であばらの辺りを押さえたレティが距離をとる。

 背中を見せて相手の懐に入り込む動きに、レティも驚いているみたいだ。


 「痛いじゃないのさ!でも、驚いたよ。良い動きするねライシェラ」


 「・・・」


 ライシェラは答えず更に距離を詰める。

 爪を出し、上から振り下ろすようにレティの顔を引っ掻こうとする。

 レティは咄嗟に顔を庇うように右腕を前に出す。

 すると、その手首を掴み、捻りながら引っ張ると、レティの肘が伸びてしまう。

 ボキッと聞こえないけど、やな幻聴が聞こえた。


 「ぐあぁぁあぁ!!」


 レティが獣の様に吠える。

 腕を無視して、ライシェラを捕まえようとして、ライシェラが警戒したのかいったん後ろに飛び退く。


 「クソ!クソッ!心理戦術に対人格闘、攻め手がえぐいと思えば、あの魔女狩り仕込みか!!」


 レティの右腕は不自然にぶらんとしている。


 「だからあいつら嫌いな・・・」


 ライシェラは答えずに畳みかける。

 利き手が封じられた、レティは明らかに動きが鈍い。


 「あら、コブンちゃんおかえりなさい。・・・レティシアちゃん辛そうね?止めな・・・」


 そうだよ!止めなくちゃ、僕は急いで家の中に入る、ってその前に。


 「ただいま。アージ!ありがどう!」

 戦いの途中ですが、視点をアージに移すためいったん投稿します。

 次のお話はアージ視点でレティシアさんとライシェラさんの喧嘩を投稿します。

 出来るだけ早く上げる予定ですが、作者はあまり戦闘シーンの経験がなく参考資料の動画をみたりで、時間がかかるかもしれません。

 ちなみに、ライシェラさんの技は合気道を少し参考にしました。

 慈悲を捨てた武道って凶器ですよね。

 読んで頂きありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ