ロワって人でした。
よろしくお願いします。
驚いた事に、あのドラゴンがロワって呼ばれてたみたい。
てっきり、大きい人の誰かだと思ってたのに人じゃなかった。
しかもロワって大きい人たちの中で一番偉い人の名前だと言っていた。
そんなの倒しちゃってよかったの!?って思ったけど。
あのドラゴンは人気が無かったみたい。
大きい人たちも特に気にしてないみたいだった。
結局、僕たちはキラキラだけ採った。
そして、いったん村に戻って、人手を集めてから、食べれる場所を運ぼうって事になった。
特にドラゴンを食べる事に抵抗はないみたい。
まぁドラゴン美味しいしね。
そう言ったらエンバ達に、え?お前が食べた事あるの?みたいな顔された。
そして、そのままレティの方を見て、納得したみたい。
段々大きい人たちの表情もわかるようになってきたかも。
エンバが村人たちに声をかけると、お祭り騒ぎになった。
よっぽど、ドラゴン人気なかったみたい。
なんか喜びの舞とか勝利の踊りとかドンチャカやった後。
村総出でドラゴンの所へ移動する。
戻ってくると、様子が変わっていた。
胸から下のお腹が引き裂いたみたいに割れていて、内臓とかが無くなっている。
「・・・何かに横取りされたか・・・」
そう言って、レティが上を見上げる。
木々が無くなって見える様になった空には、大きな鳥が周囲を飛んでいる。
ボッとレティの腕から炎が吹き上がり、飛び出そうとしたので、慌てて止める。
「待って、レティ。手足が無事だがら!一番お肉があっで美味しい場所が残っでるから!」
「・・・それも、そうだ」
その後は、皆で解体作業だ。
まずは、剥がれやすい鱗を集める。
キラキラを集めるついでに調べてみると。
このドラゴンには大きく二種類の鱗があって、体の大部分を覆っている大きな鱗は剥がれやすく、強い衝撃を与えると爆発する性質があるみたい。
だから、危なくないように様に一カ所に集めて、レティが浮かせて爆発させた。
大きな体を分けるのには、ライシェラと鉈が大活躍した。
ドラゴンの血を浴びすぎたのか、鉈の刃が赤っぽく変色し、赤黒い靄みたいのが出る様になったのは、僕の気のせいだと思う。
でも、なんとなくそのまま、持ち歩くのは危ない気がしたので、ドラゴンの皮と爆発しない鱗で鞘を作った。
細かくなった順に沢山の大きい人たちが、村へ運んでいく。
でも、さすが力自慢の種族だけあって、疲れ知らずだ。
結局、日が沈むころまで時間がかかった。
ライシェラや、レティの黒い手がなければこんなものでは済まなかったと思う。
そして、夜には宴会になった。
当然の様に作るのは僕だ。
しかも、大きい人達はみんなが大食漢だった。
肉は沢山あったけど、僕の仕事が落ち着いたのは、月が大分昇った後だった。
料理を作るのが落ち着いた後、僕はヒュドラに付き合ってもらって、村を抜け出した。
今朝の広場に行って、ビエラヤと広場で待っている人たちに、料理を持っていくためだ。
読んで頂きありがとうございました。




