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結局屋台のモノを食べ逃しました

「まずは宿探し、かしらね」


探しモノをするためと路銀を稼ぐために

少なくとも一月は滞在する予定だ。

できれば料理が美味しくて質のいいベッドがある宿がいい。

ここは観光地でもあるし宿には困らないだろう。

…多分。


歩き始めて数歩。


ぐーきゅるるるる


不可解な音が聞こえた。

幸い雑踏に紛れて周囲には聞こえなかったようだが、フードから見える耳が赤く染まった。


「…………先に食事をしたほうがよさそうね…」


どうやらフードの主の腹の音であったようだ


キョロキョロと辺りを見回すと

すぐそばに数軒の屋台がある


「さすが観光地なだけあって種類も豊富で、価格もリーズナブルみたいね」


何を食べようか迷っていると

何やら通りで喧嘩が始まったらしい



少し野次馬気分で覗いてみる

どうやら騎士同士の争いらしい


途切れ途切れに聞こえてくる情報を繋ぎ合わせると昼食を何にするかでもめているようだ



仲良しか!!!?



なるほど喧嘩するほど仲がいいとはこのことか

実力は50歩100歩といったところであるし

なかなか決着はつきにくそうだ

別々に食べれば問題は解決すると思うのだが…


そこまで考えて自分には関係ないなと思い、再び自身の昼食について頭を悩ませる。


その時、すぐ横を一陣の風のように通り過ぎた男がいた


「何をしている?」


その声は威圧感満載で関係のないモノも震え上がらせるほど冷たい


笑顔で怒っていた"あの人"とは違った怖さがある


争っていた騎士2人もピシッと固まって

ギィッとロボットみたいにその男を見る


「い、いいいいいえ、副団長これには深いわけ的なモノが……!?」


焦りすぎてものすごく噛んでいる

側からするとかなり面白い

当事者じゃなくてよかったと思うくらいには、男の人は怖いけど


そんなことを考えているうちに

騒ぎは収まったようだ

争っていた2人は涙目になっており

罰則が厳しかったりするのかと思っていると


クラっときた。


別に恋に落ちたとかではなく、目眩だ。

そういえば最後に食事したのは昨日の朝


この体は普通の人間より多くの栄養を必要とするから余計にマズイ



意識が切れるその前に感じたのは

懐かしい、あの_______________


なんだか自分、_______________________で終わるの好きみたいですねw

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