「風の剣と影の剣」
「オルタナティブ・ブレイク」第1章
「風の剣と影の剣」
破壊された建物が幾つも存在するその場所の一角、とある建物の屋上。月明かりに照らされながら立っているのは桜色の髪を持つ少女、瑠華だ。彼女は先程、ある1つの疑問を解決するべく行動していた。そして見事その疑問はある1人の人物の答えによって解決した。
数ヶ月前、瑠華が影剣の事が噂になってから、そのプレイヤーが気になり、ずっと追い続けて来た。そのプレイヤーがロングソードのみで戦うという事を知ってから。
瑠華の機体もセイバーであり、さらに戦闘スタイルがロングソードを使った接近戦を軸とした戦い方であり、自分が影剣と少し似ていると思ったからだ。
だが、機体がセイバーでロングソードを使い戦うプレイヤーなど他にも沢山いる。しかし誰一人として影剣に挑んだプレイヤーはいない。それは当然で、ただでさえ目撃情報すら少なく、影剣の実力はあの≪小星の剣≫の剣崎、≪零度の狼≫の神坂と互角かそれ以上だと言われており決闘では剣崎、神坂などの強者でないと勝負にならないだろう。
しかし瑠華には影剣と互角に戦える自信があった。手にしていたロングソードを握りしめる。あれならば……そう思いながら瑠華は、夜空に浮かぶ月を見ていた。
□ □ □
葵は今日起こった出来事を宿の部屋の中で整理していた。
零椰とともにフレアガルーダを倒し、帰る途中に大きな出来事が2つあった。1つ目は瑠華と名乗る少女がいきなり2人の目の前に現れ、零椰に決闘を申し込んだ事。そしてもう1つ、零椰があの……影剣であるという事。これは瑠華の質問に零椰が答えた事で発覚した事実だ。
葵はすぐにでも零椰に何故、自らが影剣だという事を隠していたのか、その理由を聞きたかったがフィールドで話などをするのは危険であり、零椰が複雑な表情をしていたのでチヤの村に戻って落ち着いたら説明すると、零椰は言ったが……葵は落ち着かなかった。
部屋のベッドの縁に座りながら、葵は初めて零椰と出会った時を思い出していた。あの時はチヤの村へ続く道の途中にある森の中でモンスターを狙撃していたが、背後からモンスターが襲ってくるのに気付かずに無防備な背中にダメージを食らってしまう所を零椰が助けてくれたのだ。
最初は自分を奇襲しに来ていたのかと警戒したが、零椰はこちらと目を合わせようともせず、目が合った瞬間びくりと身を震わせ後ろに後退したのだからそれを見た葵はこのプレイヤーが自分を奇襲しに来たかもしれないという事をすっかり忘れてしまった。
あの時、葵の方に零椰が来た理由は自らが倒そうとしたモンスターが目の前で吹っ飛び、消滅したからだ。そのモンスターを倒した弾丸が来た方向へ行き、そこにいたのが葵だった。
葵はモンスターを完全に翻弄しながら次々に倒していく姿を見て、零椰に興味が出てきた。もし、あいつと組んだらどんな結末が待っているのだろうと……。そして葵は零椰に自分と組んでくれないかと言ってみたのだ。
だが、零椰は最初その誘いを断った。何故、そう問われた零椰は少しずつ現実世界での自分について語り出した。
零椰は現実での自分は昔から人付き合いが苦手で、話をする事も長くは続けられず、ゲームでもやはりギルドに入らずソロプレイを続けてきた。勿論、零椰の性格もあるがギルドに入らなかったのは影剣として何かがあったからなのか……?
葵がそんな事を考えていると部屋の扉がノックされた。
「俺です。話す内容の整理が出来たので来ました。」
扉の外から零椰の声が聞こえてきた。
□ □ □
葵が部屋の中に入れると零椰は近くにあった椅子に座った。葵の方は先程と同じくベッドの縁に座っている。
「…………」
入ってきた零椰は椅子に座ったまますぐには話だそうはせずに下の方を向いて黙っていた。ちらりと零椰の方を見てみたが、その顔には緊張の色が見て取れた。
そんな表情を見た葵は思わず心配になって声を掛ける。
「零椰……もし話すのが辛いなら今は別に話さなくても……」
影剣の事を話す。それは零椰の過去を話す事になる。誰にだって話したくない過去があるものだ。もし話すとしても話す本人にすれば相当の覚悟がいるし、辛いものだろう。まだ1体目のボスも見つかっていない今の状況では戦闘に問題が出たりしては大変だ。
それから少し時間が経ち、もう話さなくて良い。そう葵が零椰に言おうとした時だった。
ずっと下を向いていた零椰が覚悟を決めた様に顔を上げた。その表情には緊張の色は無く、真剣な表情に変わっていた。
そして零椰は自分の過去について少しずつ話しはじめた。
「……最初、俺が他のプレイヤーを助けたのはこのゲームが始まってまだ2~3ヵ月経った時でした」
□ □ □
あの時の零椰は強化に必要な素材を集めにフィールドにある内の1つのダンジョンの中に入っていた。
「……よし、これで必要な分は集まったな」
メニューウィンドウの素材一覧の画面を見ながら零椰は呟いた。
素材を集め終わった零椰はそのまま街へ帰ろうとダンジョンの入り口まで戻ろうとしていた。その時
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
零椰が戻っていた道の先の曲がり角の方からプレイヤーの悲鳴が聞こえてきた。悲鳴を聞いた零椰は聞こえた方へと走っていった。
「くそっ……なんだよこれ!」
「罠だ……!だがこれ程モンスターが出てくるなんて……」
曲がり角の先にいたのは2人の男性プレイヤーだった。どうやらダンジョン内のモンスター罠に引っかかって身動きが取れないらしい。通常の罠ならばそこまで手こずらずに2人もいれば突破出来るが、どうやら運悪くモンスターの出現量が多い罠だったようで2人はそれぞれ機体がセイバーとスナイパーの為、セイバーの男がスナイパーの男を守りつつの前衛、スナイパーがセイバーの援護をする後衛で必死にモンスターを倒していた。
だが、そんな必死な攻撃を続けても徐々にモンスターの量が上回っていき、2人の機体の耐久値がじりじりと削れて行く。零椰はその様子をそっと角の影から見ていた。いつもの零椰ならダンジョンの入り口へ戻れる道は他にあるからそちらへ進んでいくはずだった。
だが、その時だけは違った。零椰は角から一気に飛び出し、同時に機体を展開。零椰の身体に漆黒のセイバーの機体が装着される。ロングソードを構え、2人を囲っていたモンスターを瞬く間に全滅させた。零椰はそのまま入り口の方へと飛び去って行く。
突如現れた漆黒の機体、正確な斬撃、その素早さ……2人の男性プレイヤーは呆然としてただ立っているだけだった。そして、ぽつりと傍らの男性プレイヤーが呟いた。
「何だったんだ……今の」
「プレイヤーみたいだが……あの動き……まるで影から影へ動いているような……機体はセイバーだが……あんな奴は見た事が無い」
「今の出来事をマスターに報告するんだ……あのプレイヤーは……そうだな影から影へ動く剣……奴は影剣と呼ぶ」
この瞬間。未だにどのギルドにも発見されていない謎のプレイヤー影剣が誕生した。
□ □ □
「……あの時、何故身体が動いたかは俺自身にもよく分かりません。昔からギルドには所属した事も1回も無いし、ずっとソロプレイを貫いて行こうと思ってましたから」
零椰は自らの右手首に装着された腕輪、収納状態の真核装機に目を落としながら
「それまで自分から進んで他のプレイヤーを助けたりした事は無かったです。たまたまその場に居合わせた他のソロプレイヤーとなら協力したりした事はありましたがね……」
「じゃあ、何であの時は自分から助けに行ったのよ?」
ベッドの縁に座り、今までの話を聞いていた葵は気になって聞いてみた。
「別にヒーロー扱いとか、そうゆう事をされたくて助けた訳じゃないんです。ただ……」
「……自分でも何でああやってずっと他のプレイヤーを助けているのかは分からないんです。」
「……分からない?」
その言葉に葵が眉をひそめる
「だから……俺は今でもずっとその答えを探しています。いつか見つかると信じて俺は戦ってるんです」
「零椰……」
その少年は探し続ける。自らが求める答えが出る事を信じて
「次に何故、俺が影剣だという事を隠していたのかについてですが……理由としては大きく2つ程なんですけど」
ついにか。そう思い、葵は姿勢を正した。あの時から知りたかった答えが今、零椰の口から語られる。
「まず、1つ目の理由ですけど、まぁ俺と出会った時から何となく分かってはいたと思うのですけど俺の性格ですね」
「…………」
……部屋の中の真剣な空気が少し緩んだ気がした。葵は複雑な表情になるのを堪えた。薄々は感づいていたものの、こうはっきり言われると……
微妙な空気になりかけた場を慌てて仕切り直すように零椰は説明を再開した。
「そ、それでですね……もう1つの理由は今の状況……つまりデスゲーム化してしまった状況だからです」
「デスゲーム化したから……?どうゆう事?」
「今の状況……デスゲーム化した現在の状況は、ゲーム内に閉じ込められたプレイヤーの総人数は10000人。その内、死亡となってしまったプレイヤーの数は2000人。デスゲームが始まって3日程経過した現状、生き残っているプレイヤーは残り8000人。ここまでは分かりますよね?」
質問された葵は無言でこくりと頷く
「じゃあ、大まかで良いんですけどプレイヤーの割り振りについては?」
零椰に言われて葵は頭の中にあるプレイヤーの状況を整理しつつ思い出し、自分が分かる範囲で答え始める。
「えっと……まず3大勢力でしょ。それから小、中規模ギルド、ソロプレイヤー、そして……PKよね?」
葵の回答を聞いた零椰はその通りと言わんばかりに頷いた
「そうです。プレイヤーの割り振りはそれで合っています。何故今、このデスゲームの状況を説明したかと言うと、推測に過ぎませんが俺が考えた最悪の状況を回避したいと思っているからです」
「その最悪の状況っていうのは?」
「今このデスゲームから脱出する方法は2つ……このゲーム内にいる7体のボスを全て倒すか、または……生存者が6人になるか。プレイヤーが閉じ込められたその日、3大勢力の≪小星の剣≫、≪零度の狼≫、≪太陽の光子≫のそれぞれのマスターは集まり緊急会議が開かれました。話し合いの結果、3大勢力は互いに協力してゲームからの脱出を目指す事になりました。3大勢力の影響力は強いですから、この各ギルドが協力すれば他のギルドやプレイヤーにこの絶望の状況の中で希望を与える事が出来るでしょう。俺はこの協力は全プレイヤーを一つにする為の物だと考えています」
まだ説明の途中だろうがそこまで聞いた葵は目を見開き何も言う事が出来なかった。零度の頭が回るのは戦闘時だけと思っていたが、まさか戦闘以外の事でここまで頭が回るとは……
「今説明した状況、つまり3大勢力が協力し、他のプレイヤーもまとめようとするこの動き。ここまでは別に良いんですが……問題はそこでは無く、他の部分にあるんです。それは……もし、俺が影剣だという事がどこかのギルドに分かられてしまう。または他の強者のプレイヤーが3大勢力の内、どこかに加入する。この2つが俺が考える最悪の状況なんです」
葵にはその言葉の意味がよく分からなかった。
「それは、別に良い事じゃないの?だってそんな強いプレイヤーがギルドに入れば、攻略の速さも安全性も高まるはずじゃ……」
そこまで言いかけた葵ははっとした。もしかして零椰が言いたい事はまさか……
「葵も分かりましたか?俺が考えた最悪の状況が」
「えぇ……でもこんな事が有り得るの?」
「各ギルドが強者プレイヤーを自分のギルドに加入させる為に殺し合いをするなんて」
そう、これこそが零椰が考えた最悪の状況なのだ。
□ □ □
「でも、普通に考えて下さい。通常、このようなVRMMO、そうでなくともやはり、自分のギルドに強者プレイヤーを入れたい。そう思いますよね?それなら普通にそのプレイヤーを勧誘すれば良いだけの話です。」
「確かにそうだけど……なんで殺し合いになんてなるわけ?だって零椰が言った通り、普通に勧誘すれば良いじゃない」
「このゲームは今、他のどのゲームとも違うんですよ。デスゲームとなってしまった状況ではどのプレイヤーも考える事は同じです。それは″自身の安全の確保″。どんな人間でも自らが危険に晒されると他の人の事より、自身を優先します。これは本能的なものなのでしょうがないんですが今、死亡となったらセーブポイントにも現実世界にも戻れなくなりますからね……この本当の命が掛かっている状況の中、確かに3大勢力は″攻略は協力する″とは言いましたが、″勧誘の妨害″をしないとは言ってないですから」
「そんな……!」
「特に≪小星の剣≫と≪零度の狼≫の2つのギルドは昔から競い合っています。≪太陽の光子≫はまだ最近出来たばかりのギルドですから大丈夫だとは思うんですが、それに他にもギルドは沢山存在しますから情報が流出したらもう攻略どころじゃなくなりますしね。だからこそ、俺は自分の正体を黙っていました。葵にも危険が及んでしまう可能性もありましたから」
その言葉に葵は内心嬉しくなった。零椰が正体を隠していたのは自分自身、そしてあたしの事もきちんと考えていてくれたのだから
「俺が話したい事はこれで全部です」
零椰はそう締めくくったが、葵は忘れていなかった。まだ話し合うべき事があると
「零椰、今日の帰り道に出会った女の子……瑠華の事だけど、何であの子は零椰が影剣だと分かっていたの?もしかして、昔どこかで会ったりしてたの?」
だが零椰も分からないといった表情で
「いえ……少なくとも会った事は無いですし、俺はあの子を見たのは今日が初めてだったので。それに一体どうやってあの情報を手に入れたのか……」
「でもあの子は零椰が影剣だと分かっていた上で決闘を申請して来た……。」
「俺はあの時、瑠華が決闘を申請して来た時にあの子の目を見ました。あの目は怒りや憎しみなんかじゃないもっと純粋な何かが宿っている様に感じました。でも決闘を申請して来た以上、俺は全力で相手をするだけです。それが影剣としての務めですから」
□ □ □
―6月14日午前10時55分
葵と零椰は瑠華に指定された街≪レーガス≫へと向かっていた。≪レーガス≫は≪スカイレイ≫などの大きな街とは違い、荒れた荒野の中に作られ、人が住んでいた街だ。だが今は建物はほぼ全てが破壊されており、もう人は誰1人として住んでいない。破壊された建物は決闘の時に遮蔽物としても使えるので主に遠距離型の機体を持っているプレイヤーが好む場所でもある。
しばらく歩くと街の中心部、開けた場所に出た。ここが瑠華が決闘の場所として指定した場所だ。
数メートル離れた位置に瑠華は立っていた。こちらを鋭く睨んでいる
「時間通りに来たわね。じゃあ早速始めましょうか」
歳は同じはずなのにその口調は少し大人びていた。
だが決闘を始める前に零椰は確認したい事があった
「始める前に1つだけ良いか?」
「何?」
「俺は誰にも自分が影剣だと言ってないし、他のプレイヤーを助けた後はすぐに移動していた。情報は集めれば少しはあるだろう……だが、一体どうやって俺が影剣という確信が持てた?他にもセイバーでロングソードを使うプレイヤーは沢山いるのに何故だ?」
「わたしは最初、影剣の噂を聞いて一体どんなプレイヤーか興味が出てきたの。それからわたしは影剣を探し始めた。でも色々とセイバーのプレイヤーを見てきたけど誰も影剣じゃ無かった。そんな時にあなたを見つけたの」
「それは昨日、俺達が受けたパーティークエストの事だな?」
「そうよ。あのフレアガルーダとの戦闘を見て分かったのあなたが影剣だと……」
「そうか……分かった。決闘前にこんな事を聞いて悪かった」
「別に良いのよ……いきなり影剣だなんて言ったんだから怪しまれてもおかしくなかったしね」
「じゃあ……改めて、始めるか」
「えぇ……決闘のルールは初撃決着で良いかしら?」
「あぁ、それで良い」
決闘のルールには幾つか種類があるが今回は初撃決着ルール。これはその名の通り、どちらかが先に相手に一撃当てれば即終了になる。
瑠華と零椰は互いに4メートル程離れた位置に立ち、決闘開始の合図を待っていた。
「「展開、接続」」
決闘開始までは準備時間が1分ある。両プレイヤーはこの間に機体を纏い、最終チェックを行う。だが瑠華と零椰はそれぞれチェックを5秒で終わらせ、相手の顔を見ていた。
それを見守る葵は今まで味わった事の無い緊張感を感じていた。自分が決闘するわけでは無いのに何なのだ、この感じは……
開始まで残り30秒。通常、決闘は相手の表情、重心の置き方、持っている武器などから、どう相手が仕掛けてくるかを予想し、戦うものだ。あまり強くないプレイヤー同士だと、その全てを気にはしないが、強いプレイヤー程そうゆう事を気にするのだ。
開始まで残り10秒。瑠華、零椰の2人は武器を構える。2人ともロングソードだ。もう2人の意識からは周りの雑音など消え去っていた。見えるのは目の前にいる互いのみ。
そして……ついに決闘開始の合図が鳴り響いた。
同時に2人が飛び出す。瑠華はまるで風になったかのような動きで攻撃を仕掛ける。だが零椰はそれを見切り、全てを避けた。
瑠華は驚いた。決闘のルールは初撃決着。ならば零椰も最初の一撃に賭けてくる。だが瑠華の真の狙いはその後の連続技だった。だが零椰はそれをも読んでいたのか……。流石は影剣……こちらの予測を遥かに上回る力量だ。もう瑠華は満足していた。
初撃のフェイントから繋げた連続技を避けられ、瑠華は大きな隙を与えてしまった。それを見逃さずに零椰は渾身の一撃を瑠華に放った。勝負は一瞬だった。零椰の初撃が当たった為、決闘は終了した。
「参ったわ。やっぱり噂通りの強さだったわ。影剣さん」
「確かに俺は勝った。だけど君が繰り出したあの剣技、あれを全て避けれたのは運もあったかな」
全てを見ていた葵は珍しく少し興奮した様子で
「零椰!あんた一体、あの攻撃をどうやって回避したのよ!早く教えなさい!」
「あぁっ……そんなに強く揺さぶらないでくださいよ……後でちゃんと教えますから……」
そんな2人の様子を見ていた瑠華も
「あの……もし良かったら、あたしにも教えてくれない?あれを全て回避されるなんて思って無かったから」
「良いですよ。俺もあんな剣技、見た事が無かったので是非、教えて欲しいです」
そんな会話を交わしながら葵と零椰、そして瑠華の3人は一度、街に戻る事にした。
今はまだこれから起こる出来事が今後の運命を左右するとも知らずに……。
皆様こんにちは、こんばんは。作者です。
今回の更新は作者が色々と忙しく、一週間遅い投稿になりました。すみません。事前に言ってはいたのですがやはり投稿が遅れるのは申し訳ないです。さて、今回の話では零椰の影剣としての過去、そして瑠華との決闘でした。本当はもう少し決闘を書きたかったのですが、ただでさえ投稿が遅れているのでこれ以上は遅くなるまい!と思い、短くしました。何か今回の後書き長いなぁ……。あっ、すみません。今月の投稿は多分これが最後になるかもです。理由はテストが近々ある為です……。テスト頑張ろう……。それではまた!次のお話で!<(_ _)>