表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

虫の生態その1

シリアスっぽくはありますがシリアルです。

「┌(┌^o^)┐翔太ァ…」


さっきからずっと俺にすり寄ろうとしているこの虫を何とか追い払おうと思って、横に逃げたら


「ってーなオイ!ドコ見てんだ!ぶっ飛ばすぞ!」


なんか金髪のヤクザ風の男に絡まれてしまった。


「めんどくさいなぁ」


はっ!つい本音が!

これはマズイぞ。このままだとDQNに…」


「誰がDQNだって?」


あ、終わった。ほとんど口に出てたっぽい。

くそ!周りに何かしら虫か爬虫類が居ればどうとでもなるのに!

その思考の途中。自分の上半身がいきなり前に引っ張られる。

何が起こったかは一瞬で分かった。

とりあえず胸ぐらを掴まれてるということ、そして恐らく次の瞬間俺にこのDQNが振り上げた拳が振り下ろされるのだろう。


――だが、翔太の予想に反すように事は進んだ。


「┌(┌^o^)┐翔太ァ!!」シュッ


俺の名前を叫んだそいつがDQNの足を思いっきり噛んだ。

するとDQNは若干苦悶の表情になるが、そんな事は些事だ。

身構えて目を瞑ろうとした時、いきなりDQNが体勢を崩し、その場で膝をついた。


「は?」


咄嗟の事に戸惑い、思わずDQNの押さえている足を見る。

少し血が出てる以外には何もない。

見逃してくれるならそれに甘えようとその場を立ち去ろうとした時。

本来この場にある筈の無い異臭がした。

その発生源がDQNの足だと分かり、少し目を凝らして見てみると――


「おいおい……マジかよ」


DQNの足の噛まれた部分から少しずつ色が褪せて―――いや、血の気が引いている。

まるでそこだけ血が通っていないように。


「壊死…か?」


だが俺は一つ忘れていた事を思い出した。

いや、思考のすみに追いやっていたことを引き出した。

この異変に気づいた時、何故それに気づいたか。

答えは異臭。ならその異臭の正体は――――


「腐敗してるっつうのか……!」


――――紛れもない腐臭だった

腐女子が発祥のAAだからこんなモンでいいだろ!

ってことにしといてくださいm(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ