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虹色のトリガー  作者: C.B.
4/4

疑似恋愛:「私もオンラインゲームやってるんですよ!」

【前回のあらすじ】


春奈と真理に飛鳥との関係を聞かれた純一は、飛鳥を守るため、嘘を貫き通す決意を固める。


その決意に、祝福をする春奈と真理。そして、純一の顔を見つめる飛鳥がいた。

2人からの質問攻めから解放された純一は、安どの表情を見せる。


その日の夕方、純一の元に1通のメッセージが届く。

夜も更ける中、オフィスの一室には、残業をしている飛鳥と春奈がいた。


春奈:「そろそろ終わりにしましょう。」


春奈が声を掛けた。


飛鳥:「はい!」


飛鳥が元気よく返事をする。


二人は片付けを始め、作業部屋の雰囲気には静かな雰囲気が漂っていた。

その静けさを突然打ち破るように、入口から『トンッ、トンッ』と壁をノックする音が響いた。


入り口を振り返ると、鞄を持った純一が立っていた。


飛鳥:「純一さん?」


春奈が驚きを隠せない様子で声をかける。


純一:「やぁ、お疲れ様。もう終わりかな?」


純一が照れくさそうにしながら尋ねた。


春奈が飛鳥に切り上げるように視線を送る。


戸惑う飛鳥だが、純一と帰ることに納得する。


飛鳥:「あ、はい。春奈さん、お疲れ様でした。ありがとうございます。」


飛鳥が丁寧に春奈に挨拶をする。


春奈:「はいはい。はやく帰りなさいw」


春奈が軽口を叩きながら手を振る。


作業部屋を出ていく2人の姿を見送りながら、春奈は微笑んだ。


春奈:「また明日ね、飛鳥ちゃん。」


飛鳥:「はい、おやすみなさい、春奈さん。」


飛鳥が笑顔で応え、純一と一緒に部屋を出て行った。


------------------------------------------------


帰り道、純一と飛鳥は並んで歩いていた。2人の間には、少しの間が流れていた。


純一が口を開いた。


純一:「仕事どう?」


飛鳥は微笑みながら答えた。


飛鳥:「うん、順調だよ。」


すると、飛鳥がふと質問を投げかけた。


飛鳥:「あ、終わるの待ってました?」


純一は照れくさそうにうなずきながら


純一:「いや、ほら、話をしておきたいって思ってさ・・・」


その言葉に飛鳥はニヤリと笑った。


飛鳥:「えーじゃあ、私のために待っててくれたんですねw」


純一の顔が赤く染まる。


飛鳥:「あ、照れてます?wありがとうございます♪」


しかし、飛鳥は興味津々で問い詰めた。


飛鳥:「でも、なんで終わる時間わかったんですか?・・・まさか!?」


怪訝そうな表情で純一を見つめる飛鳥に、彼は素直に答えた。


純一:「春奈だよ。春奈から今日は20時まで残るってメッセージくれてたの。」


飛鳥:「えー春奈さん。マジ感謝w」


飛鳥はスマートフォンを受け取り、笑顔で言った。


飛鳥:「あ、ちょっと弄っていいですか?」


飛鳥はスマートフォンをいじりながら、尋ねた。


純一:「え、答えてないのに弄ってるし。」


飛鳥は楽しそうにスマートフォンを操作する。


飛鳥:「はい、完了です!」


そう言うと、画面を純一に見せた。そこには、彼女の連絡先が登録されていた。


飛鳥:「一応、彼女なんで、登録しておきましたw」


飛鳥は照れながらも笑顔だった。


純一:「あ、あぁ。ありがとう。」


純一は答えたが、しばし考え込む様子を見せた。


純一は立ち止まり、飛鳥の目を見つめる。


純一:「あのさ、そのことだけどさ。」


純一が口にすると、飛鳥は彼を手で止める。


飛鳥:「待ってください!私から一言言わせてください。」


飛鳥が少しを純一を見つめる。


飛鳥:「あの、、ありがとうございました。あと、すみませんでした。」


頭を下げる飛鳥に、純一は笑って応えた。


純一:「昨日もここで誤られたねw」


飛鳥:「あ、確かに」


2人は笑い合った。


純一:「話していいかな?w」


飛鳥は微笑みながら頷く。


純一:「おれ、好きな人がいるんだ。でも、いまはまだ会えないし、これからも会うことがないと思う。」


飛鳥が驚いて質問する。


飛鳥:「それって、外国とかにいらっしゃるとかですか?」


純一:「いや、そうじゃなくて、まぁ、オンラインゲームのパートナーなんだよね・・・」


すると、飛鳥は笑顔で応えた。


飛鳥:「えー、いいじゃないですかー!」


彼が好きな人がリナであることを知ったとき、飛鳥は笑顔を見せた。


飛鳥:「そっかー。いいですねー」


純一はリナを思い出しながら、空を見上げる。


純一:「まぁ、実際会ったことないから、今後会えるかわからないんだけどね。」


飛鳥:「わかりました!じゃあ、私とは疑似恋愛ってことですね。」


飛鳥は純一に向かって、笑顔で言った。


純一は飛鳥の言葉に頷く。


純一:「うん。そうだね。それでも平気?」


飛鳥は自信満々に答えた。


飛鳥:「いやいや、こっちが勝手言ってるんですから!むしろ感謝っていうか、申し訳ないですよ。」


そこで、突然、尋ねる飛鳥。


飛鳥:「ちなみに、私もオンラインゲームやってるんですよw純一さん、何のゲームやってるんですか?」


純一は答えた。


純一:「シューティングトリガーっていう、4人チームのRPGだよ!セナって名前なんだ。」


その言葉に、飛鳥は反応を止める。、


飛鳥:「えっ、あ、あれやってるんですねー!私違うやつなんですよ、今度やってみようかなw」


笑顔で答えた。


純一:「お、ぜひぜひ!やる時言ってねw」


飛鳥:「はい!」


元気よく返事をする飛鳥だが、その顔には少し戸惑う表情があった。


------------------------------------------------


飛鳥の自宅に帰ると、ドアを開ける音が響いた。


飛鳥:「ただいまー」


その声に、リビングから家族の歓迎の声が返ってきた。


南海香:「ごはんとお風呂どっちにするー?」


飛鳥の母・香が台所から大きな声で問いかけるが、飛鳥は無言で2階に上がっていく。


南海比呂:「ん?どした?めずらしいな。」


父の比呂が香に問いかけると、香も不思議そうに飛鳥の様子を窺った。


------------------------------------------------


飛鳥の部屋に入ると、彼女は呆然と歩き、かばんを棚に置き、パソコンの電源を入れ、ベッドに飛び込んだ。


パソコンが起動し、自動的にゲームが始まった。


画面には『シューティングトリガー』の文字と、『Welcome Rina』の文字が表示された。


彼女は顔を赤らめ、内心が高鳴りを感じながら、画面を見つめた。


飛鳥:「セナ、見つけちゃった。。」


彼女の言葉は、恥ずかしさと照れ隠しの中に、少し戸惑いが混ざっていた。


飛鳥の耳が赤く染まっていくのがわかる。

C.B.と申します。


ここまで当作品を読んでいただき、ありがとうございます。


ーーーーーーーーーーー


飛鳥との”疑似恋愛”が開始した純一。


そして、飛鳥のモニターに表示されるリナの名前。


ーーーーーーーーーーー


もし「面白い!」「続きが気になる!」


と思っていただけましたら、

下にある【☆☆☆☆☆】評価をお願いします。


また、ご意見ご指摘いただけますと幸いです。


※本人も読み直して、文章を直していきます。ごめんなさい。。


よろしくお願いします。

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