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塔の国  作者: neptune
1章
2/4

2話 名称

〇塔

寄生生物と星の寒冷化から逃れる為に生き残っていた人類が作り上げた巨大な塔。

人口:123等級国民の合計で9900万人。

4等級国民:推定10億人以上。

直径:約10km。地上高:50000m。

建設から2500年が経過しており、塔建設より建設暦という独自の暦が存在する。

塔下層部や基底部は至る所が老朽化、崩落している場所も多くある。建設暦500年程まではロボットによる自動補修が行われていたが、ロボット自体の補修が出来なくなったので今は建設家による人力で補修作業を行っている。

かつての補修ロボットの残骸は現在では作ることの出来ない部品が多く、下層の人々は分解して新しい機械を作ったりしている。

上層に行くほど技術が進んでおり、いわゆる富裕層や権力者が住んでいる。

一方で下層は産業革命以前の様な遅れた文明が広がっている。


〇建設家

塔を建設した人類の末裔。

かつては高度な技術を持っていたが、その技術を時の為政者に妬まれ迫害された結果、多くの技術を失った。

今は身寄りのない子供などが建設家として管理局に動員され、日雇い建設家として強制労働をしている。


〇タワーギルド

自由と平等を求める建設家達の組織。反政府勢力。

管理局も既に認知しており、度々戦闘が起こる。

打倒管理局を掲げ上位階層へ攻め込もうと画策している。


〇管理局

塔の管理をしている組織であり、今では政府の役割なども果たしている。

失われた技術の一部をアーカイブとして中央AIの外部補助記憶装置に保有しており、その高度な技術を独占している。


〇軍

塔管理局が保有する高度に機械化された軍隊。

出先機関として各階層の治安維持や裁判を主に行っている。

下層での軍の行いは苛烈を極め、軍による処刑や食料の徴発などを行っているため住人からは恨まれている。


〇重力炉

塔の全エネルギーを賄っている。

塔基底部に重力炉は存在しており、

建設当初は全人口を賄えるだけのエネルギー出力を誇った。

現在では人口増加によるエネルギー不足が問題となっている。

ロストテクノロジーであり、今の技術では作ることが出来ない。


〇外部補助記憶装置

ヒト型の記憶装置であり有事の際は自身で移動し安全な場所まで避難する。


〇中央AI

塔の最も重要な管理を司る。

気圧や気温、湿度なども全階層一定に保つことが出来るが、下位階層の管理はエネルギー節約の理由によりカットされている為下位階層では酸素マスクなどの生命維持装置が必要。


〇国民等級

管理局が制定した国民の等級。4段階に分けられている。

1等級(管理者)黒、2等級(上級国民)赤、3等級(普通国民)青、4等級(下級国民)白のように各等級が別の色に対応しており、その色のバッジをつけなければならないため、等級はひと目でわかる。

バッジは、内部にICチップが埋め込まれており、身分証代わりとなっている。

等級により住むことが出来る階層が決まる。

階層と階層の間には隔壁があり、より上位のIDカードでしか上の階層に行くことは出来ない。


〇塔上層部

管理局などの中央政府機関が集中している場所。


〇塔中層部

一般国民が主に住んでいる。商業施設なども多くあり、常に賑わっている。


〇塔下層部

下級国民が主に住んでいる。

下層より下はエネルギー節約の理由により中央AIが気温管理をカットしている為、下位階層では酸素マスクや極寒用断熱服などの生命維持装置が必要。

下層部住人が基底部にある重力炉の排熱を上層へ上げる熱パイプを管理局に無断で作ったため家の中では暖かい。


〇塔基底部

塔の地下部分。深度50000m。

重力炉などの機械が多くある階層。危険な階層であるため、人が必要のない無人工場や食料生産プラントなどの設備がある。

タワーギルドもこの基底部に存在する。


〇塔外遠征(出兵)

人口抑制のために管理局が定期的に行う出兵の事。

主に下級国民や犯罪者などにより構成されている。

名目上は人類の新たな生存圏を探すという事になってはいるが、大体の国民は口減らしのための遠征だということを薄々気づいている。


〇寄生生物

2500年前に星に落下した巨大隕石の内部で冬眠していた新種の生命体。


(ハイ)

寄生生物に寄生されると24時間以内に増殖した寄生生物に体が呑み込まれ胚になる。

胚になると自我を失い、不老となる。

2500年以上昔に胚になった人は未だに極寒の大地をさまよい続けている。

今後追加するかもしれません。

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