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『Curse Nightmare Party』-邪眼妖精が征くVRMMO  作者: 栗木下
10章:『虹霓鏡宮の呪界』

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646:メイクパレスアイテムズ-1

「さて、これで解体は完了ね」

「でチュね」

 私は自分のプライベートエリアに戻ると、虎絶の竜呪の死体を解体、パーツごとの鑑定を済ませた。

 部位は……角、襟巻、眼球、牙、鱗、爪、肉、尻尾の8種類。

 なお鑑定結果は割愛。

 受ける状態異常が気絶(100)になった以外では、他の三種のドラゴンとほぼ変わりないからだ。


「虎絶の竜呪の素材で鑑定対策アイテムを作ったら、えぐい事になりそうでチュよねぇ。場合によっては未加工で鱗を盾に貼り付けるのもありでチュかね?」

「んー、まあ、ありかもしれないわね」

 ではとりあえず肉を食べてみよう。

 味は普通、食感はちょっと堅め、ただ活力が漲るような感じはある。


≪呪い『劣竜式呪詛構造体』がアップデートされました≫

「モグモグ、無事にアプデされたわね」

「あ、やっぱり何かあったんでチュね」

「あったけど、現状では変化なしなのよね。この感じだと……後一種類と言うところかしら」

「でチュか」

 インフォ通りなら、『劣竜式呪詛構造体』は無事に強化されたようだ。

 しかし、私の『劣竜式呪詛構造体』に含まれる呪い……劣竜血、劣竜骨髄、劣竜肉、劣竜瞳、劣竜皮に変化は見られない。

 何と言うか、あと一歩が足りていない感じだ。

 んー……『虹霓鏡宮の呪界』に出現するであろう竜呪は、全ての眼宮が解放されれば恐らく13種類になる。

 その内鼠毒の竜呪の情報が最初の一歩となったなら、四種類の竜呪の情報獲得で一段階、合計で三段階の強化まであると言う事だろうか?

 まあ、今後の楽しみにしておこう。


「で、ジタツニの強化でチュか? いい羊毛が手に入ったわけでチュし」

「んー、ジタツニの強化は出来れば後回しにしたいのよね。収奪の苔竜呪の素材が手に入れば、たぶんだけどこれまで垂れ肉華シダの繊維を使っていたものを全部強化できる気がするのよね」

「確かにそれはありそうでチュねぇ……」

 今日の狩りは先ほどの虎絶の竜呪の狩りで終わり。

 他の呪限無やダンジョンに行くほどの時間はない。

 となれば装備の作成と更新をするべきだろう。


「んー……」

 ジタツニは今言ったとおり、収奪の苔竜呪の素材を待ちたい。

 同様の理由で以ってザリチュの強化もまだなし。

 ネツミテは……鼠毒の竜呪の前歯、恐羊の竜呪の牙、牛陽の竜呪の牙、虎絶の竜呪の牙を使って強化を出来そうか。

 ドロシヒはちょっと思いつかない。

 後作るべきなのは……牛陽の竜呪の皮で新しいインベントリ、虎絶の竜呪と恐羊の竜呪の素材で鑑定対策、いや、一番優先するべきは眼宮突入時の邪眼対策アイテムか。

 毎回毎回シロホワに頼る訳にもいかないのだし。


「虎絶の竜呪の眼球、牛陽の竜呪の血、恐羊の竜呪の骨、鼠毒の竜呪の翼、それといつもの素材でいいかしらね」

「作るものが決まったようでチュね」

 うん、まずは邪眼対策から作るとしよう。

 と言う訳で、恐羊の竜呪の骨を牛陽の竜呪の血、私の血、『ダマーヴァンド』の毒液の混合物に漬けて、よく染み込ませる。

 そうして液体がよく染み込んだところで、骨の中央に虎絶の竜呪の眼球を填め込み、周囲に鼠毒の竜呪の翼を取り付け、垂れ肉華シダの蔓でそれを固定すると共に、適当な場所に提げられるようにする。


「『inumutiiuy(イヌムチィゥィ) a() eno(エノ)yks(イクス) nihuse(ニフセ)sokoni(ソコニ) taolf(タオロフ)nevaeh(ネヴァエー) esir(エシル)higanhe(ヒガンヘ) og(オグ) ton(トン) od(オド)。禁忌・虹色の狂眼(ゲイザリマン)』」

「なんだか久しぶりに見た気がするでチュあったぁ!?」

 で、呪怨台に乗せて、『禁忌・虹色の狂眼』を使いつつ呪う。

 込める思いとしては、『虹霓鏡宮の呪界』のみで使える代わりに、何度も、今後も使えるようにすることを願う。

 なお、今回私はザリチュを抓っていない。

 なのに痛がると言う事は……まあ、たぶんそういう事なのだろう。

 なのでこれ以上は気にしないでおこう。


「はい完成ね」

「う、迂闊に冗談も言えないでチュね……」

 と言う訳で難なく完成。



△△△△△

『虹霓鏡宮の呪界』の鏡扉除け

レベル:40

耐久度:100/100

干渉力:135

浸食率:100/100

異形度:19


『虹霓竜瞳の不老不死呪』タルが作成したアクセサリー。

所有者が『虹霓鏡宮の呪界』の鏡の扉を通り抜ける際に照射される邪眼の効果を無効化する。


注意:この装飾品をタル以外が着用した場合、1秒ごとに毒(10)、灼熱(10)、気絶(10)、恐怖(10)のいずれかを付与する。

注意:異形度19以下のプレイヤーが鑑定すると、毒(100)、灼熱(100)、気絶(100)、恐怖(100)を与える。

注意:無効化される鏡の扉は、内部でカースを倒した眼宮に限られる。

注意:一度無効化したら、3分間無効化は出来ない。

▽▽▽▽▽



「見た目としては根付とかに近い感じでチュかね?」

「かもしれないわね」

 私は作り上げた『虹霓鏡宮の呪界』の鏡扉除けを自分の腰に提げる。

 新しい眼宮の初回攻略時には無効化出来ないが、それぐらいはまあ、仕方がないだろう。

 なお、見た目としては側面から翼の生えた眼球と言う感じだ。

 私らしいアクセサリーとも言えるだろう。


「さて、次のアイテムを作りましょうか」

「でチュねー」

 では、インベントリと鑑定対策を作るとしようか。

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― 新着の感想 ―
m(⚫︎)m
[一言] 自分は他の人へ熱視線を注ぎまくりながら、こっちみんなとしか言えない装備品をさくっと作るとは。 何らかのペナルティで顔の片眼を恒久的に奪われて隻眼となり、眼を取り戻すためにアイパッチ装備の剣…
[一言] 戦闘描写だけじゃなく素材鑑定結果まで端折られた虎さん…(´・ω・`)
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