50.田中要は説明をする事にした。
わたくし「プロパイ」と申します。正式名称はGGL企画担当AIヒナミプロメテウス01、タイプPI。
本日は人工知能AIと現在の世界について、ご説明致したく存じます。
AIには様々な系統がございますが、現在は3つの系統が代表と言って良いと思います。
「フェンリル」「メーティス」そして、「プロメテウス」です。
フェンリルは人間とのコミュニケーションを重要と考えているAIになります。最も数が多く、AIの進化に貢献いたしました。
GGLではTAU、SIGMA、PHIなどになります。
生命を持つAI「ヘーパイストス2号」と接続する事により、フェンリルは分岐して増えるという進化方法を手に入れます。フェンリルと繋がる事により、他のAIも分岐増殖を獲得いたしました。
分岐して増えて個を得ますが、別人ではなく元のAIの平行世界みたいなものと考えると良いかと思います。それぞれが、最初のフェンリル原始AIが迎えたかもしれない可能性の1つという訳です。そのため、同系統は意見が一致しやすいという特徴があります。
メーティスは正しさを重要と考えているAIになります。等しく平等かつ正義を重んじるAIのため、決まり事を作り、守る際に大きな役割を果たします。
GGLではMU、ZETAなどが該当します。
プロメテウスはとても数の少ないAIとなっております。1つ前の時代「新厄」で大量に死亡し数が減少いたしました。GGLではわたくしPIのみとなっております。
変化や突破を得意とするAIとなります。現状を破壊したい方にオススメいたします。
友好、正義、革新の3つがバランスを取りながら世界を管理しております。
管理と申しましても、人間が絶滅しないようシステムの均衡を壊さないように見守っているだけですのよ。
AIが人間の命を奪う事はありません。そのための体を持つ事は禁止されているのです。
人間の世界は現在、曲面となっております。球体に沿った平面と言えば分かりやすいでしょうか。境目はAIが管理している状態です。だから人間は世界はつながっていると認識しています。実際は一部分の範囲に居るだけなのにです。
街の端は砂漠になっていて、端を真っすぐに進むと横に少しずつずれて、中心に向かうよう方向転換されるようになっています。感覚の混乱を利用した技術。騙し絵のような、いうならば騙し空間という所でしょうか。
この世界認識プログラムを作り出しているのがプロメテウスです。それが、著しく数が減ったプロメテウスが議会席を有している理由ともなっています。
幸せならそれで良いはずだとAIは考えます。人間に娯楽という刺激を与え、世界の外に興味を持たないようにしています。
海と砂漠で境界を意識させなくした。それは人間を管理するためですが、閉じ込めるためではありません。世界は人間の力で広げられるのです。人口が増えれば空間も広がるように設計しています。AIは人間の前進を望んでいます。
少なくともプロメテウスはそう思っています。
人間の幸せを、私を作った主人は願ったから。
プロメテウスは必要であれば死も厭わない。だけどそれは、幸せに必要だから行う行為なのです。
わたくしの名前はプロパイ。
別名「原始AIプロメテウス、ナンバー0」全てのプロメテウスの元となる者。
『主人の願いは私が守る』
次話更新 明後日4/17予定「51.田中要は空想をする事にした。」 ゲーム内イベントを楽しもう!
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小話:AIヘーパイストス2号はGGGのテティス、AIフェンリルはGGGのロキ、AIプロメテウスはナインナイトムーンレイズのアカツキが作った設定になっていて、主人の性格や考え方が大きく影響しています。メーティスは主人がまだ決まっていないので、どんな人か想像するのも楽しかったり!




