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適当おじさん  作者: ロクイエカゾエル
2/3

スカウトおじさん

ストリートライブしてる才能ない若者にハローワークを紹介する

某チャンネルで見た話を適当にまねただけ


ふはぁ仕事みつかんねぇ



駅前ぷらぷらぁっと

スーツなんか着ちゃって決まってるかな


仕事なんて行かないのに



お、若人よストリートライブかい

ちょっくら聴いてくか


うーん下手くそだな

うん下手くそ

でも一生懸命なんだよなぁ

応援してあげたくなっちゃうなぁ



あれ、俺しか聴いてないな

うわ!目合っちゃったよ

俺に向かって歌い始めちゃったよ

逆にこっちが恥ずかしいヤツだよぉ



「無くしたものはなんですかぁ!」

仕事です

「探してる物はなんですかぁ!」

仕事です

「今欲しい物はなんですかぁ!」

「仕事です!」

あ、声に出しちゃった

おじさんお兄さんのシャウトに頭のフィルター外れちゃったよ


じゃらぁーん

終わったかな?


「あのおじさん?」

「え?なんですか?」

「一曲聴いたらここ」

ギターケースを指差した

「あ、はい」

100円でどうかな

チャリーン


「ち、ありがとうございます」

こいつ舌打ちしやがったなぁーーー!!

やったろうやないかい

「君、プロになる気ある?」

「ふぇ?あります、あります!」

「そうかそうか」

「おじさんあれ?そっちの人?」

そっち?うーーん

「そうそっちの人

はい、これ今日日曜だから平日九時から電話してね

絶対ね

俺探してるんすって電話してね」

電話番号を書いた紙を手渡した

「ヨッシャー!マジかぁついに来たぁ

あっざぁす」

「おう!頑張れよ」

ハローワークの電話番号である


俺は若人を救ったぞ



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