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第105話

防壁都市 第一部は、ここで一度お休みに、

次回からは、冒険者の街 コボルをお届けします、

これからもお付き合いの程よろしくお願いします、 

「でも、アクスはかなり実力がありますよ」

「はい、アクスさんにリーダーをして頂くのは、情報収集、分析能力に優れているからです」

「うっ、確かに」

「なので、皆さんは街の防衛に残ってください」

「う〜ん、わかりました」

「それと、皆さんからお勧めの方は居ますか? 」

「そうですね、ケイカ、剣の腕は確かです」

「それと、キーラ、二人共腕は確かです」

「サリュー、回復魔法に長けていますし、補助魔法も得意です」

「ユーナ、攻撃魔法ならほぼ全ての属性を使いこなせます、それに魔力量が私に匹敵します」

「ジェルダのおすすめか」

「はい」

「では、シノブも連れて行ってください、情報収集能力は私に引けを取りません、それに隠密行動を得意としていますので」

「皆、良いですか? 」

「はい」

「前衛を私、ケイカ、キーラ、後衛をサリュー、ユーナ、シノブ、以上の六人でパーティー登録しましょう、アレックス構いませんか」

「わかりました、ランクはどうされますか? 」

「クーマ様、いかがしましょう」

「そうですねAランクにしときましょうか、今のメンバーなら、街ではSランクに匹敵します」

「わかりました」

「さてと、次はスケジュールですが、移動時間は7日〜10日、

防壁周辺の森、ディスペアーフォレストを抜けるのに3日、デスフォレストを抜けるのに3日、その際に少し寄り道をします、そこから荒野を1日」

「寄り道ですか? 」

「はい、デスフォレストの沼地に知り合いが居ます、その方に協力をお願いします」

「わかりました」

「シナリオはこうです」

「私は希少素材の採取の為にここへ来た、

この街が滅びた街と言われていることは知らなかった、

領主との交渉の末、素材集めの報酬として加工をして貰うことを条件に別の依頼を受けた、

いざ帰ろうと思った矢先魔獣暴走の兆候があり街から出れなくなった、

魔獣暴走が起こり街はこれを撃退、

周辺の脅威が下がった事から、街へ帰還を決めた、

ギルドで冒険者を雇いギルマスから手紙を預かってきた、と言う感じですね」

「わかりました」

「それと、詳細な話はしない、ボロが出ます」

「人見知りで通させます」

「懐かしいですね」

「ハハハ、そうだな、クーマが来た時はびっくりしたよ」

「はい、シフォンが声を掛けてくれるまでは不安でした」

「私もどんな方なのかと、不安でしたよ、今思えば杞憂でしたね、あれから一気に時が動いた」

本当ですね、目まぐるしくて付いていくのが大変でした」

「本当に」

「まだまだこれからですよ」

「そうですね、これからはこの平和を護っていかないと」

「ええ、これが第一歩ですからね」

「はい」

「後は出発ですが、7日後でどうでしょう」

「それは、早いのでは? もっと準備に時間をかけるべきでは? 」

「いえ、魔獣暴走を退けた今がチャンスです、言い訳しやすい」

「成る程、時間が経つと魔獣が復活するから」

「そうです」

「わかりました、皆準備を」

アレックス、持っていく物は人が運べる範囲で調節してくれ」

「わかった」

「それと、冒険者らしい装備を一式用意してもらえるか」

「そうだな、作ったほうが早いな、街の皆にお願いしよう」

「シフォン、アクスをはじめ今行ったメンバーを明日にでもギルドに集まってもらえますか」

「わかりました、早いほうがいいでしょう、マルガ、今日中に皆を集めて、最優先で」

「わかりました」

「アレックス、大丈夫? 」

「はい、ケン、マイカ、頼めるか」

「任せてくれ」

「では、私は10日分ほどの携帯食を考えておきます」

「ミーニャ、お願いします」

「はい、お任せを」


クーマの部屋

窓辺に座り森を見る、穏やかに時が進む、でもなぜか落ち着かない、ふっと浮かんだ三人の姿、男一人に女が二人、懐かしく感じる、知らない記憶、「人を見たのは初めてだな、敵では無いが、皆凄まじい力を持っている」

ノックの音がする、

「どうぞ」

入って来ない?

またノックの音がする、

仕方なく扉を開けに立ち上がる、

扉を開くと、シフォン、ノラン、マルガ、の三人が心配そうに見ている、

「すみません、お休みでしたか? 」

「いいえ、防音はとても良いようですね」

「あっ、そんなに」

「ええ、これからはそのままお入りください」

「はい」

「どうぞ」

三人を部屋に招く、

ノランがワゴンを押してきている、

ソファに座ると、ノランとマルガがコーヒーを淹れてくれる、マルガの所作が少しぎこちないが綺麗になった、

「マルガ、それはハクジャから? 」

「は、はい、ハクジャさんの所作は美しいのでつい覚えたくなりまして、剣の稽古と一緒に作法も教えて頂いています」

「えっ、そうなの? 」

「私が教えてあげるのに」

「ハハハ、ハクジャさんの所作はノランとは少し違うんだ、それにノランと同じことをしても、勝てない」

「勝ってどうするの? 」

「ハハハ、何となくだよ、この先剣を振るだけではいけないと思ってな」

「健気ね〜」

「シフォン! 」

「いいじゃない、ご主人様の為でしょ? 」

「うっ、そ〜それは・・・」

「マルガ、ありがとう」

「ご主人様・・・」

「いいな、私も何かしたい」

「駄目です、やらなければいけない事がいっぱいなんですから」

「はぁ~」ため息をつく、

「シフォンは良くやっていますよ、あなたが動くから皆が助ける、そしてどんどん良くなっていく、この街の未来が楽しみです」

「ご主人様、ありがとうございます」

シフォンがクーマを見つめて目を閉じる、

「コホン、シフォン」

「あっ」シフォンの顔に笑みが浮かぶ、

「ノラン、この絨毯はどれぐらい柔らかいのかしら? 「

「えっ、あっ」ノランの顔に笑みが浮かぶ、

「そうですね横になってみてはいかがですか」

「ねぇ、マルガ」

ふぁさ、「えっ」

「試してみます」

「ちょっと、マルガずるい! 」

「ご主人様ぁ〜」

裸になったマルガがクーマに飛びつく、シフォンとノランも飛びついてくる、

甘い時間の始まり、


時間は昼過ぎクーマの部屋

クーマの部屋には三人と違うところが一つある、それは風呂、以前クーマから聞いた露天風呂を作ってある、

今は四人で入浴中、

「良いですねこれは」

「本当に、作ってもらった甲斐があります」

「これはやりすぎでは? 」

「良いんです、それに、これからも皆んな来ますよ」

「まぁ、独占するのはちょっと勿体ないですね」

「違います、それもありますが」

「ご主人様、婚姻の儀ですが・・・」

「あれはもう終わりにしたのでは? 」

「はい、ですが第二位の者を決める際に色々ありまして」

「色々? 」

「はい、多過ぎて・・・」

「多過ぎて? 」

「収拾がつかなくなりました」

「で、どうなりました? 」

「私達がいない時かつご主人様の邪魔にならなければと・・・」

「えっ、それは・・・」

「はい、今まで通り来ます・・・」

「え~」

「頑張ってください・・・」

「アハハハ・・・」クーマの乾いた笑いが響く、


風呂を上がって四人で寛いでいる、

シフォンがクーマに向き直る、ノランとマルガも、

「ご主人様、くれぐれもお気を付けください」

「分かっています」

「ちゃんと帰ってきてください」

「はい、帰ってきます」

「絶対ですよ! 」

「大丈夫です、皆と一緒に帰ってきます」

「待っています」

「はい」

三人がじっと見つめる、三人を抱きしめ、

「必ず帰ります、黙っていなくなったりはしません」

「はい」


数日後

西門前に街の殆どの者が集まり、

クーマとクーマに雇われた冒険者達を囲む、

リーダーはアクス改めアクセル、ほかのメンバーの名はそのまま、

「では、アクセルさん行きましょうか」

「そうしましょうクーマさん」

「では、行ってきます」

「門を開けろ! 」

皆に見送られ、クーマと冒険者たちは、歩き始める、目指すは冒険者の街コボル、


このお話は此処で暫く休憩に、

これからは、防壁都市に来る少し前のお話、


勢いに任せここまで書いてきました、

読み返して見て、あ〜情けないと思うこと然り、

少しでも読みやすく、分かりやすくなる様に、

頑張ります、

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