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巡れ!半神と仲間たち 半神幼女が旅行とごはんとクラフトしながら異世界を満喫するよ! ~天罰を添えて~  作者: あいのの.


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250/290

250. ヤバイ…本物の聖地になりそう(何をいまさら)

 3つ目の部屋は、BAR キルシュブリューテ。

 鳳蝶丸達のリクエストで作ることになりました。


 キルシュブリューテは桜と言う意味。

 春はバルコニーから桜が見下ろせるお店です。


 内装は、地球にいる時友達に連れて行ってもらったシックでお洒落なお店を再現。お酒や食器、他の器具などは私が用意したり、鳳蝶丸が魔道具にしたものを使うけれどね!


「とても楽しみです」

「んう?」

「主の雑誌を見て、バーテンダーに少し興味があります」

「しょうなの?」


 綺麗でカッコいいミスティルのバーテンダー。

 ………うん、イイ!


 あっそういえば、イラスト描きの参考と興味本位で買ったカクテルの本を持っていたような……。うーんと…、そう、これこれ!


 無限収納を探すとありました、カクテル本!

 ちょっと古めだけれど…まあ、そこは許してもらおうかな。


「こえ、あでゆね」

「カクテル…?」


 複写したこの本あげるね、

 カクテルは、お酒をベースに他のお酒や果実水なんかを合わせて作る飲み物だよ。

 ベースのお酒ごとに作り方が書いてあるから、良かったらどうぞ。


「ありがとうございます」


 ミスティルがとても嬉しそうな顔をした。


「それ何?」

「酒の本って聞こえたよ?」

「興味あります」


 インテリア班のミルニル、レーヴァ、ハルパがBAR キルシュブリューテに入って来た、


「主からいただいたカクテルの本です」

「俺も興味があるなあ。ねえ、姫?」

「俺も」

「主殿の負担でなければぜひ」


 うんうん、了解です。

 また5冊複写して皆にも渡すことにする。


 イケメンバーテンダー誕生だね!とっても楽しみだあ。




 3階は私達のスペースで階段は無く、エレベーターでのみ上がることができる。


 真ん中から片側は私達のスペース。

 各自の個室はテントより広めにし、空間操作で作業部屋も作った。


 一番端、突き当たりにある部屋は皆で集まるリビングで、デザインはテントと同じもの。

 違うのは私の部屋へと続く扉が無く、部屋の端に屋根裏へと続く階段があること。

 屋根裏は全部私のお部屋なのですっ。色々なタイプのお部屋を作るんだあ。

 楽しみ♪


 もちろん、鳳蝶丸達も好きなように使ってかまわないよ!



 では屋根裏から作っていきましょう。

 私のスペースは、魔導具以外全部自分で設置するよ。


 長くて広い廊下を真ん中につくる。

 お部屋は桜が咲く側の突き当りに1部屋と、両側に6部屋です。


「なだーい!」

「ええ、長い廊下ですね。主が移動する時は、飛行(ひぎょう)が良いかもしれません」

「うん」


 階段側から見る突き当たりの部屋の扉がめっちゃ小さい。

 なんたってお屋敷の端から端の広さだから、すんごい遠いもんね!



 廊下に向かって1番手前右側はテントと同じ大正ロマンでレトロな寝室。

 こちらのほうがテントよりちょい広めです。


 1番手前左側は薔薇の温室。

 テントと同じ噴水にエターナルローズちゃんが浮かんでいます。

 もちろんミスティルのピアノもあって、防音済み。


 真ん中右側は作業部屋。

 何か作るための作業台と椅子しかないシンプルな部屋。

 大正ロマンな寝室から行ける扉もあるよ。


 真ん中左側はデリモアナ部屋。

 近いうちにマカマカへ行って、カライカライさんから貰える家具やその他装飾品を購入して設置する予定。この部屋は南国リゾート風にするんだ!


 奥右側は和室。

 テントより広めなので、思いっきりゴロゴロ寝っ転がる予定です♪

 もちろん、プロジェクターで日本庭園を眺められるようにしてあるよ。


 奥左側は子供部屋風。

 夜空色フワフワファーを敷いた床。壁は月と星の模様。夜空色天鵞絨の天幕。飴色のベッド。星柄のクッション。

 ユラユラ揺れる木馬と積み木、木製のおままごと道具。

 時々【幼児の気持ち】が強くなる時があるので、そんな時に過ごすお部屋を作りました。



 一番奥、突き当たりの部屋は可愛らしいログハウス風にする。

 ソファ、ローテーブル。ランプやアンティーク風フェイク暖炉も設置した。


 出窓から見えるのはミールナイトの景色。

 見下ろすと桜が見えるよ。


 それだけではちょっと暗いので、大きめの窓枠を作り、中に結界4を張ってプロジェクターを投写する。

 時間をミールナイトに合わせ、景色はスイスの山っぽいアルプスの某少女的な景色にしました。


 スイスの山っぽい窓の下には大きなベッドを置く。

 最初藁のベッドにしようかと思ったんだけれど、思っていたよりチクチクと痛かったので、フッカフカの大きなベッドにしました。

 基本眠るのは大正ロマン部屋なのでここで寝ないと思うけれど、お昼寝くらいはしたいよね。




 うん、こんなもんかな?

 では次に行こう!


 私達の3階居住区の階段を隔てた反対側は片側を2つに区切り、向かいは手付かずの広い部屋にした。


 何故かというと…………。


 ウル様から打診されたの。

 神様のために1部屋空けておいて!って。


 そのまま来ると私が張った結界が壊れそうなので、ご降臨の際は必ずウル様の結界を張ってねと、強く強くお願いしたよ。



 神様部屋の向かい側は空間魔法を駆使してテントと同じお風呂を作る。

 もちろん岩風呂とオーシャンビューな外風呂付き!


 テントよりこちらの方が広いので、家づくりが終わったらゆっくり入ろうと思います♪






 数日かけて設備を整えた。

 まだ終わっていないけれど完成もあとわずか!頑張るぞいっ。



「あ、おてまみ」


 共有に手紙が入っていることに気付く。

 【堅き門】のアンゲリカさんからの手紙には、ミールナイト到着まであと1時間くらいと書いてあった。気付いたのがちょっと遅れたのであと30分くらい?


 皆は残って設置等の続き、私とミスティルは大急ぎで門に向かう。

 ちょっとズルして飛行(ひぎょう)を使ったのは内緒だよ?



「おーい!ゆきちゃん!」

「あえっ?エーネ、おねしゃん?」


 レーネお姉さんだ!

 ミールナイトの門を通ってやって来たのは、【虹の翼】のお姉さん達と【堅き門】の皆さんだった。

 一緒に来たんだ?


「ふふっ驚きました?」

「たまには初心にかえるってことで、新人さんと帰ってきたんだ」


 エクレールお姉さんとリンダお姉さんがいたずら成功と言う笑顔を浮かべる。


「びっちゅい、ちた。皆しゃん、おちゅたえしゃま、でちた。おねしゃん、旅、どうだた?」

「驚いたそうですよ。他の皆もお疲れ様でした。【虹の翼】との旅はどうでした?と言うことです」

「ありがとう、ゆき殿。彼女達との旅は中々刺激的だったようだぜ」


 王都からミールナイトの旅路。

 お姉さん達は魔獣が多い地域の冒険者ギルドに寄ると、小さな村の村人が出している低額の依頼を受け、経験の浅いメンバーを指導しながら討伐をしていたらしい。

 もちろんアンゲリカさん達主要メンバーも強いけれど、別パーティーとの、ましてや【虹の翼】との行動は勉強にも刺激にもなったと喜んでいた。


「お前ら、初遠征が【虹の翼】とだなんて幸運すぎんだろ」


 ニイナさんが少年、少女達を見てニカッと笑う。

 当の若者達は疲労困憊な表情を浮かべていた。


 お疲れ様です……。




「さて。そろそろ解散しようか?」

「ああ」


 ローザお姉さんとアンゲリカさんが周りを見回して言った。

 キラキラお姉さん達と、ティア・ソニアンさん達、そしてミスティルがめっちゃ目立ってるもんね。


 仕事や旅の疲れがあるだろうし、今日は解散にしよう。


「あなた達が落ち着いたら、手紙をください」

「ありがとう。そうさせてもらうよ。ゆきちゃん、またね」

「あいっ、またね」


 【虹の翼】のお姉さん達は手を振りながら拠点に戻って行った。


「冒険者ギルド・死の森支部の野営場を予約してあるので、ついてきてください」

「ああ。感謝する」


 私達と【堅き門】の皆さんは、野営場に向かった。




「野営用のテントです」

「えっ!ちっさっ!」


 ザワザワ………。


 アンゲリカさん、ニイナさん、ティア・ソニアンさん、ティティ・ソニアンさん以外、テントを見てざわつき始める。

 うんうん。人数に比べてテントが小さいよね?



 【堅き門】の皆がテントをまじまじと見ている間に、結界に入る許可を全員分しておこう。

 ………うん、これで良し。


「だいじょぶ。入ゆ、しゅゆ」

「よし、まずは俺……」

「私達が入ります」

「様子を見るわね?」


 アンゲリカさんが入ろうとすると、ティア・ソニアンさんとティティ・ソニアンさんが遮るように立候補した。ティティ・ソニアンさんも大きな魔力に気付いているみたい。


 空間魔法でめっちゃ広げてあるもんねえ。



「この色が男性、この色が女性用だ」

「承知いたしました」


 2人ともそれぞれのテントに入ったけれど全然出てこない。

 何かあるんじゃ、と怯え始める皆さん。


「俺が見てくる」


 アンゲリカさんが男性用のテントに入ると、ティア・ソニアンさんがやっと出てきた。


「すみません。堪能していました」


 ティティ・ソニアンさんもやっと出てきて何故かうっとりしている。


「ああ…、とにかく。大丈夫だからお前達も入ってみろ」


 アンゲリカさんが2人の様子に苦笑しながら、他のメンバーにテントへ入るよう促す。皆さんはゴクリとのどを鳴らしつつ、そっとテントに入って………。



 はああぁっ!

 うわああぁぁあ!



 入った人達が飛び出してくるところまでがお約束です。

 ムフ♪



「おどよいた?」

「めちゃくちゃ驚いたろう」

「驚かないティティの方が特殊だぜ」


 アンゲリカさんとニイナさんが大笑いしている。


「お前達そろそろ静まれ。他の野営している人達に迷惑がかかる」

「あっ、そうだった」


 アンゲリカさん達とメンバー達が周りに頭を下げ、お騒がせしましたと謝っている。私も楽しんでしまったので、ミスティルにお願いしてごめんなさいをした。



「騒げるのは若ぇうちだ」

「今後は気をつけろよ」


 幸い周りは気の良い人達だったみたいで、喧嘩にならずに済んだ。

 はあ、良かった。


 テントの貸し出しには気をつけなくちゃ。

 人の多い場所に設置する場合は、結界1で防音にしなくちゃね!



 テント内やトイレ、シャワールームの使い方などは、ミスティルがひと通り説明してくれた。


「寝ゆ、としちゅない、だいじょぶ?」

「寝室など個室を作っていませんが大丈夫ですか?」

「ああ。ギルドの野営地で寝泊まりする場合、テントにギュウギュウ詰めで寝るものだ。こんなに快適な空間は普通あり得ない」

「寧ろゆったり過ごせそうだぜ。ありがとな」

「うん、いいよ」


 喜んでもらえて良かった。



「では【虹の翼】と調整が取れたら連絡します。それまで休んでください」

「わかった。よろしく頼む」


 【堅き門】の皆さんはこれから少し休むとのこと。

 私達はお家に戻り、部屋作りを再開したのだった。

本作をお読みくださり、評価、ブックマーク、いいね、感想をくださりありがとうございます。

執筆意欲が湧いてきます。とても嬉しいです♪

誤字報告もいつもありがとうございます。大変助かっております。

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