シンギングボール
私の宝物の一つに、シンギングボールがある。
一見仏壇のチーン!に似てる。
始まりは、密教用具の一つだったらしいけど、今は楽器としても使われているらしい。
私が持っているのは、中の底面にブッタが何体か彫ってあり、外側の面には金色の梵字がぐるりと一周している。
そして底には同じく金色の心眼が描かれている。
このフチを付属のミニすりこ木みたいな棒で、円を描くように擦ると、それはそれは素晴らしい倍音が出て来る。
雑念があると雑音が混じる。
この雑音が入らないように集中し擦ると、底面の何体かのブッタが浮かび上がり、一体のブッタになる。
私には道元禅師が座禅を組んでいるように見える。
倍音鳴り響く中、そう見えた時に私は問う。
そうすると道元禅師は決まってこう言う。
「あるがまま。流るるがまま。己の仏に従え。」と…。
そう聞こえて気を鎮める。
そしてお釈迦様は面白い事を言った。
「土産を持って参じた客の、その土産を受け取らなければどうなるか?」「客はその土産を持ち帰るしかない。」
これは悪口を言われた時の考え方。
悪口を言われても相手にしなければ、その悪口は相手の元へ返る。
と、言う事らしい。
なるほど!
流石は釈尊!
ともあれこのシンギングボール、一つ一つ音が違う。
チャクラの音階に合わせ、あと七つ集めようと思う!
頑張って働かないとね。