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天使に叱られた。
「彼の本質を思い出しなさい!」
そう天使に叱られました。
そうだった…。
工場長は人一倍慎重でナイーブな人。
アドレスをもらったからって、速攻で連絡を取る様な人ではなかった。
自分がした事によって、誰かが傷付くのを嫌う人。
それに私達には、今まで培って来た、同志としての絆があった。
何かの機会にアドレスは教えてくれる筈。
私達の同志としての絆を信じ、何も期待せずに待ってみよう。
たぶん私は嫌われてはいない。
私の気持ちを知っている工場長は、ただ私の扱いに慎重になってるだけだと思う!
もう少し、工場長を側で見守ろう。
宝くじ当たったら山分けしないとならないしね!
コロコロ気持ちが変わってごめんね。
これも私。
あれも私。
魂のままの私。