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2010.4.21晴れ心模様気力にも限度あり?

今日は病院で月1の血液検査。


過労気味とか言われ、ブドウ糖を輸液された。


「気力で動くにも限度がある!」と医師に叱られもした。


確かに今月入ってから無理してた。


心身共に疲れが溜まってる事も、酷い口内炎が出来た事で解ってた。


でもさ、会社楽しくて休めなかった。


咲子さんが居ないから、工場長ともいつもよりお話し出来るし。


咲子さんは、男性社員はみんな自分の所有物とみなし、目を光らせているからね。


ウザいから咲子さんが居ると、工場長はあえて私に素っ気なくしているように感じる。


確かに咲子さんはウザい。


海外旅行に発つ前日の朝、会社の荷物を配送する運送屋さんから、プレゼントを貰って困ってると相談された。


プレゼントと一緒に入ってたメモ書きも見せてくれた。


在り来たりの文章に、携帯番号。


相手はオジサンだって言ってたけど、そのわりには変に癖字なのが気になった。


咲子さんは社長の息子にだけ打ち明け、相談したらしく、返す事にしたらしい。


私が工場長に言わない訳が無い。


私は全て工場長に話す!


工場長に言うと驚いてた。


かなりのオジサンらしい。


後日、会社に来た時に見てみた。


そのオジサン…


ではなく50歳前後のかなりのじじいに見えた。


こんなじじいにプレゼントされて嬉しいのか?


私だったら、プレゼントしたらコンタクトが取れるかも。と思われた事自体に憤りを感じる程のじじい。


でもね、良く考えると変。


だってさぁ、そんな事するオジサンに見えないし、咲子さんが会社に通報すればエラい事になる。


そんなリスクを冒してまで、付き合いたいと思う女かと…。


工場長も「長く来てもらってるけど、そんな事する人に見えない。」って言ってた。


確かに見えない。


物静かそうなオジサン。


そしてあの歳の人が、あんな変な癖字を書くだろうか?


咲子さんやったか?


社長の息子の気を引く為に仕組んだか?


彼女ならどうにでも演れる。


出荷の担当は咲子さんだし。


そうだとしたら…


なんて恐ろしい!


本当だったとしたらオジサン魔が差した?


どっちにしても摩訶不思議。


人間って怖い。


その駆け引きが面白いの?


真っ直ぐな私には解らないよ。


みんなに好かれたいなんて思わないもん。


けど…


好きな人は生きててくれるだけで良い。


今一番好きなのは工場長!


同じ様な鎖を引き摺ってるからね。


なんか気持ちがシンクロする。


だいたいあの咲子さんが、工場長にもベテラン事務員さんにも言わないのがおかしいよ。


「仕事に支障が出るから。」


なんて言ってたけど…


出ねぇよ!って感じ。


きっとあれこれ探られると痛いからだと思う。


探ってやろうかしら?


イヤイヤ…馬鹿らしい。


そんな事に労力を使いたくない。


でもちょっと気になる。


狂言だったら咲子さんはオジサンの名誉を棄損してるから。


私の法律ではそれは許されない。


きっと咲子さんの法律では許されるんだろう。


楽に生きてるなぁ…。


でも羨ましいとは思わないよ。


神様は見てる。


その証拠にイギリス着いた途端にアイスランドの火山噴火!


やるじゃん神様!



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