表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
135/221

2010.1.12雨後曇り心模様ヤバい!今日が終わる!最終投稿時間見たら17秒過ぎてたよぉ~!

泣いちゃった…。


会社で。


週の始めには朝礼がある。


会社に着くと早く来たおばさん達が、大きな箱にラミネート袋を入れていた。


支度がのろい私と、余裕のある咲子さんは明らかに余り。


そのまま朝礼を待ち、朝礼が終わった。


ラッパ服の下にセーターを着ていた私。


動きづらいので、食堂の片隅にあるロッカー室で、セーターを脱いだ。


ほんの一分弱の時間。


作業場に戻ると横田さん。


鬼の様な形相で私に言った。


「凪さん。しょろしょろしないでちょうだい!みんながラミネートを入れてる時にどうしてやらないの?」


ラミネートを入れていたのは、イヤな言い方をすれば就業時間前の事。


工場長や工場主任に言われるならばまだ納得出来るけど、なぜ横田さんに言われなければならない?


しかも横田さん私にしか言わない。


他の人には言わず、他の人への文句は私に言う。


「私は何?あんたの自分勝手な文句の捌け口か?!」


と言えたら人生変わるだろうなぁ…。


みんなに言うなら仕方ないとも思うし、横田さんが人一倍仕事をしているならば素直に受け入れて謝る。


でもね、横田さんが人一倍なのはお喋り。


そしてしょろしょろ徘徊。


流石に悔しくなって食堂で泣いた。


工場長が見つけてくれた。


なのに工場長にパンチをかまし、「帰る!」とわがままを言ってしまった。


咲子さんも来て、横田さんの叱責を否定してくれた。


私は咲子さんの図太さが羨ましい。


縦横無尽に言いたい放題言える咲子さんが羨ましいって事に気付いた。


でもやっぱりそうはなりたくない。


私は私で居よう。


横田さんは、私が病気の振りをしてると思ってる。


確かに私は、仕事が出来る時と出来ない時がある。


でもそれはわざとではない。


酷いと、さっき出来た事が出来ない。


段取りがごちゃごちゃになる。


ついさっきの事が何日か何年前の記憶になる。


わざと出来るならそれこそ羨ましい。


一番不甲斐無い思いをしているのは私自身。


それをわざとと言われては…。


私はそんな不甲斐無い自分を許しながら生きている。


這いつくばって生きてる。


お願いだから…


私の生きる邪魔をしないで欲しい。


その後、私の心は、私と凪さんを生かす為に…


横田さんの声をシャットアウトした…。


見事だった。


でも良い事もあった。


社長の息子の許可を得て、三時休みの時に、会社の駐車場の前のお水が流れて無い綺麗なドブの上に這えてるコケを採取した。


ブロッコリー広げた様なウカウカたまらんゴケ。


凪さんすっかり上機嫌。


私は単純だ。


工場長にも朝のわがままを謝って、更に気分リセット!


言いたい奴には言わせておけ!


だよね!


でもそう思える前には、かなり心が折れる。


ふんだ!


折れる度に、強くなってやろうじゃん!


でも絶対意地悪なおばさんにはならない!


だって強がりじゃなくさぁ、寂しくはないもん!


好きな人が居るからさ!



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ