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2010.1.10晴れ心模様シリアス

何も無い。


つまらない。


起きてるのか寝てるのかもわからない。


それは面白い。


孫が眠ると、私は私の世界に戻る。


私のハイヤーセルフの場所。


緑の草原の向こうに山を抱き、手前には青い海。


草原にはピンク色の花を付けた一本の大きな木と、地面一面に咲き誇る黄色い小花。


そこは私だけの世界。


そこに戻り、海を眺め、山を眺め、ピンク色のお花の匂いを確かめ、黄色い小花の絨毯でお昼寝。


色んな言葉が降りて来る。


戒めだったり、励ましだったり、忠告だったり、指示だったり。


暖かい風が言葉を運んで来てくれる。


時々予知夢まで見せてくれる。


娘の妊娠を教えてくれた。


去年ちょっと大っきな地震があった時、地震がくる少し前、私の名を呼び起してくれた。


感謝。


目に見えぬ愛情に感謝。


溢れんばかりの愛情に感謝。


私はその愛情を孫に注ぐ。


馬鹿な母親に気を使う、一才五か月の孫。


母親である娘が仕事に行くと、ストレスを発散せんとばかりにわがままを言う。


言えないから暴れる。


その姿が切ない。


今朝娘の部屋を覗いたら、娘は布団の中で携帯で遊んでた。


孫が泣いても暫く放置。


そしておもむろに自分の傍に引っ張る。


身体を引き摺るように引っ張る。


禿げるぞ!と叫びたくなる引っ張り方。


絶句した。


悔しいかな言葉が出ない。


娘にとって、孫は一番ではない事の証し。


旦那は呑気にシンバル叩いて遊んでる。


まるでガキ。


結局はそれを野放しにした私が悪いと言う事になる。


でもね、大人になったらさぁ、親になったらさぁ、考え方変えないとダメだよね。


子供って、大人もそうかも知れないけど、楽な方ばかり見てそっちを真似る。


私がしてる事なんて見て見ぬ振りさ。


ましてや娘はシングルマザー。


頑張らなければ孫はまともには育たない。


いつも誰かに頼る依存の強い母親を真似る。


二人で住まわせて大丈夫だろうか?


娘は注意力散漫。


平気で孫から目を離す。


まだ一才五か月の赤ん坊を過信する。


だからエスカレーターに指を挟む。


目を離した隙に、そうなったらしい。


娘は笑っていたが、下手をすれば転がり落ちていた。


そこまで考える頭が無い。


危機感も無い。


それで子育てが出来るのだろうか?


考えれば色々あった。


私の世界に戻って名案を授かろう…。



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