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初めてとキス
「麗君、明日の朝は何食べたい?」「私たちがぁ、作ったげるからぁ」
ベッドの中で二人は僕に密着しながら聞いてきた。
「何でもいいけど、む、胸が当たってるよ。二人とも。」
こんな状態じゃかなり興奮してしまう。
『麗君のエッチ! でも麗君が見たいって言うなら…』
二人は恥ずかしそうに胸に手を近づける。
「だぁ~!!やめろぉ~~!!興奮しちまうだろぉ!!」
僕は顔を真っ赤にしていった。
『麗君、かわいぃ~。顔真っ赤にしてるぅ』
この二人は楽しそうだ。
僕がぼぉ~っとしていると、
「香奈からのおやすみのキスだよぉ」
と言って急にキスをされた。
「香奈はずるいよ!私もいいでしょ!麗君!」
と、由岐もキスをしてきた。
「き、き、き、キス…」
僕は頭がパニックになった。
ファーストキスだったからだ。
『私たちのファーストキスだよ』
二人もだったらしいが………
「俺もだよ!」
ついきつく言ってしまった。が、
『うれし~!麗君の初めてもらっちゃった!』
おいおい、そこじゃねえだろ
これじゃ寝られないよ…