突然
「最終学年だから、しっかり勉強しろよ」
中三の春、担任がいっていた。
僕は勉強よりも恋の方がしっかりしないといけない。
なぜなら、今までカノジョどころか好きな人さえいなかったからだ。
「おい!白石は、進路どうするんだよ!就職な訳ないよな。」
「そう言うおまえはどうすんだよ!」
「俺は愛しの香奈ちゃんとおんなじとこだよ!」
また、おっかけか。こいつは学校のアイドルばかりおいかけている。いわゆるヲタだ。
香奈ちゃんは成績優秀、めっちゃ美人な女の子だ。最近は好きな子がいるらしいが、つきあってはないらしい。
「まぁ、がんばれよ、田上鱗汰くん」
そう言うとにげるようにぼくは教室から逃げた。
僕は、自分の靴箱へ行くと手紙が二つあることに気がついた。
二つとも同じ時間に同じ場所にきてほしいとかいてある。
僕はもてないとも、もてるともいえないが、こんなことははじめてだった。
すぐに指定の場所に行くと学校のアイドルこと香奈ちゃんと、生徒会委員長の由岐さんがいた。
由岐さんも成績優秀、見た目も中身も完璧な人だ。
「来てくれたのね」二人同時に言われた。どうやらラブレターの差出人はこの二人だったようだ。
そして、急にだきつかれた。突然のことで頭がパニックになり、僕は気を失ってしまった。
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はじめましてイルボ君です。なんとなく一気に書き上げました。
初めてですので、うまくないと思いますが…よろしくお願いします。