俺の大好きだった昔の彼女が、子供を連れて俺の元にやって来た!
”俺の大好きだった昔の彼女が、子供を連れて俺の元にやって来た!“
・・・ある雨の日、”昔俺と付き合っていた彼女が子供を連れて
俺の家にやって来た。“
【ピーポーン】
『はーい! どなたですか?』
『・・・わ、私、美祢、』
『えぇ!? み、美祢ちゃん、どうしたの?』
『ごめんなさい、雲英君しか頼れる人がいなくて、、、。』
『”えぇ!? その子は?“』
『私の子なの、少しでいいからこの子を預かってくれないかな?』
『み、美祢ちゃんは?』
『”私はやる事がまだあって、直ぐにこの子を迎えに来るからそれまで
この子を雲英君に頼みたいの。“』
『”理由は? なんでこの子を俺に預けなくちゃいけないのか説明して!“』
『ごめん、今は何も言えない! でも全て終わったら必ず雲英君に全部話す
からそれまではこの子を、お願い!』
『・・・わ、分かった、そこまで言うなら、でも必ずこの子を迎えに
来てくれるんだよね? 大丈夫なんだよね!』
『”大丈夫! 私を信じて!“』
『・・・分かった、俺は美祢ちゃんを信じるよ。』
『”博毅、ちゃんとおじちゃんの言う事を聞くのよ。“』
『うん。』
『”必ずママが博毅を迎えに行くからね!“』
『うん、分かったよ。』
『全部終わったら、ママずっと博毅の傍に居るから。』
『・・・ううん、』
『じゃあ、雲英君息子をお願いします。』
『・・・うん。』
『じゃあ、ママ行くね!』
『ママ!』
『博毅!』
・・・昔、俺が彼女の事が大好きで俺と付き合ってもらった。
だから今でも、一番俺の心に残っている女性の一人だ!
そんな彼女が18年ぶりに俺に会いに来てしかも子供まで居たとは?
その子供を俺に預けて彼女は子供を置いて何処かへ行ってしまった。
ただ彼女は息子を俺に押し付けて勝手に消えた訳ではない!
”何か俺にも言えない理由があってしぶしぶ俺に子供を預けたらしい。“
それは俺の目の前で何度も何度も彼女は自分の息子を抱きしめては
離してを繰り返していたからだ。
泣きながら悲痛の叫びをあげていた彼女を見て、俺はどうしても
彼女が嘘をついていないと信じる事にしたんだ。
だから俺は彼女の子供を預かる事を決めた!
『ねえおじちゃん、ママはいつボクを迎えに来てくれるのかな?』
『”必ずママは博毅を迎えに来るよ、ママを信じてココで待っていよう。“』
『・・・ううん、』
『ママは博毅に優しかったか?』
『”ボクのママは世界一のママだよ!“』
『・・・そっか。』
『”でもおじちゃんはママの何?“』
『えぇ!? 俺!? 俺は、』
『”ママが昔、おじちゃんと付き合ってたって言ってたよ!“』
『そっか、ママがそんな事を言ってたのか。』
『うん。』
『”俺は昔、本当に本当にママの事が大好きだったんだよ。“』
『”ボクより?“』
『どっちがママの事が好きだったんだろうな? もう昔の話だけどな。』
『”もしね? ママがまたおじちゃんと付き合いたいって言ったらボクは
別におじちゃんならいいよ。“』
『ませた事言うなよ~』
『”ボクはイマドキの子だからね!“』
『”ママが俺とまた付き合ってもいいって言ってくれたら俺はまた付き合い
たいよ、そしたら博毅とももう離れなくてすむしな!“』
『そうだね、ママが迎えに来たらボクからそう言っておこうか。』
『言わなくていいーって!』
『”ボク、おじちゃんならパパになってくれてもいいな~“』
『・・・博毅、』
『早くママ、ボクを迎えに来ないかな~』
『そうだな!』
*
・・・彼女が息子を俺に預けて半年が経った。
ただ何故彼女が息子を迎えに来れないか俺はもう知っている!
あの子と一緒に公園に遊びに行った時、携帯のネットニュースで
俺は見てしまったからだ。
彼女は”元旦那“に殺されたとニュースで二人の写真が出ていた。
写真に写っていた男は? ”あの子の本当の父親らしい。“
彼女は随分前に元旦那からDVを受けておりその後離婚したのだが、
元旦那は彼女を手放したくなかったのか離婚後は彼女を追いかけ回して
いたらしいのだ。
そんな中、息子のこの子を誘拐しようとしたりして何度もしつこく彼女に
ヨリを戻したいと元旦那に言われるが何度も何度も彼女は断った。
それがまた元旦那に怒りを買い、元旦那はそれならと彼女を殺したらしいのだ。
彼女は俺に子供を預けた時に、俺にこう言った事を思い出した。
”もし? 万が一、私があの子を迎えに来れなかったらコインロッカーに
大事なモノを置いてあるから雲英君が取りに行ってほしい“ と、、、。
そして俺はあの子を自分の両親に預けて一人であの時彼女に預かった
コインロッカーのカギを持って、その場所に行ったんだ。
カギは予め預かっていたから直ぐにロッカーを開けると?
そこには大きなカバンが一つ入っていた。
俺はゆっくりカバンのチャックを開けると、そこには大金と金や
パスポートが入っていた。
そして横に真っ白な封筒が入っている事に俺は気づく。
俺は取りあえず近くの喫茶店にカバンを持って白い封筒から手紙を
取り出す。
手紙の内容はこうだった!
最初からこの手紙は俺宛で、彼女が自分の身に何かあったら彼女の息子を
俺に託そうとしていたらしい。
そのかわり、俺に彼の面倒をみる必要なお金は十分なぐらい入っていた。
カバンに入ってたお金や金は全て彼女が必死で貯めて買ったモノや
コツコツ貯めていたお金らしい。
このお金を使ってあの子を俺に育ててほしいと書いてあった。
俺は別にいいけど、あの子がある程度理解できる歳になるまでは
何故ママが亡くなったのかは話せないしな。
それとあの子の父親が刑を終えて出てきた時の事を考えて、
俺はあの子を連れて海外に住む事を決める!
もう彼女のようにあの子も失いたくない、”俺があの子を守ると誓ったからだ!”
俺があの子を自分の子として最後まで育てるよ。
大好きだった彼女が愛してやまないあの子を今度は俺が大事に育てるから、
もう何にも心配しなくていいからね!
最後まで読んでいただいてありがとうございます。




