序文
高橋雅紀だ。周りからはマサだと呼ばれている。これから少しばかり私の話を書こうと思うが、何せ口下手だし、上手く伝わらない部分もあるだろうが、そこは気にしないでほしい。こうやって文字を打つと出ないのだが、普段は関西弁で話すから、危うく出そうになる。もし出ても無視して欲しい。
序文というのはダラダラ書くものなのか、それともサッと次に移るべきか分からないが、どうせなら長く話そう。文字稼ぎにもなるし。昨今バンドが下火になっている。悲しい。しかし私は好きだ。何故なら、この時代にやる奴なんてアホだからだ。金にならない、当てても対して人気出ない。でも、自分が楽しい、ただそれだけの理由で飽きずに演奏を続けるのは普通の感性ではしないだろう。仕事は仕事、趣味は趣味、と。しかし、金がなかろうと、何も得られなかろうと、私の人生は少なくとも君たちよりは色鮮やかだ。君たちはモノクロだ。いや、もはや無色だ。決まった時間に、決まった仕事や勉強を淡々とやり過ごしているだけの人生は嫌だ。君たちもそう思うだろ?
……とは言ったものの、簡単に今やってることをドロップアウトするのは無理だろう。それに、初めは何かしらの「信念」があったはずだ。それを簡単に捨ててしまうのは勿体無い。なので、擬似的ではあるが私の稚拙な文を読みながら、バカやってるなぁ、と鼻で笑ったり、俺たちもこうなる!と意気込んでくれても良い。とにかく、あんまり長いと飽きてしまうだろうし、これくらいにしてやろう。
どうも、作者です。私の初作品、「バンドマン!」を読んでいただき、ありがとうございます!といっても物語が進んでいくのはもう少し後になりそうです、、、涙
それでは次回『バンド結成 その1』で会いましょう!