ジャンププラスで始まった「サチ録」に目をつけて後方腕組みおじさんになりたい話
令和5年7月7日、「サチ録」という漫画がジャンププラスで始まった。第一話にはすでに600件を超えるコメントがついており、他の人にも好感触を得ているようだ。
描いているのは茶んたという方らしい。
一言でいうとサチという女の子のところに天使と悪魔がくる話で、日常コメディ漫画なのだが、おもしろくて私の中で最近イチオシの漫画になっている。
なので私は今のうちに記録を残しておき、サチ録がさらに話題になったときに後方腕組みおじさんとなりたいのだ。
サチ録は日常コメディなので「よつばと」や「ヒナまつり」、原作の「クレヨンしんちゃん」などが好きな人はサチ録も好きになる可能性が高いと思う。
今は3話までしか出ておらず、全話追える状況なので日常コメディが好きな人は全員、読んでみて損はないだろう。
さて、サチ録の魅力について語りたいところだが、私は子供の頃から読書感想文が苦手な人間で、サチ録自体も物語ではなく日常ものなので説明しづらいところだ。なので読んでもらって逆に言語化した魅力を私に教えていただきたい。
とりあえずキャラの魅力について話すと、やはり主人公のサチちゃんがいいキャラをしている。子供ながらどっしりと構えていて、人に従わないことをモットーにしている。こういうキャラは好きだ。よつばとのキャラほど無邪気ではないので、どちらかというと子供のころのヒナまつりのヒナや、クレヨンしんちゃんのしんちゃんに近い気がする。
これはちょっと前に流行ったメスガキというのだろうか?いや、少し違う気がする。いわゆるメスガキの概念は性的なカテゴリーで、エロかわいい系の女の子に罵倒されている感じがする。サチちゃんはそれに比べると性的な感じはないので、メスガキが性的な意味合いを持つ前の、原始的なメスガキカテゴリーな気がする。
そういえば原始というと、浦安鉄筋家族という日常ギャグ漫画があったな、そうすると浦安鉄筋家族に似ている部分もあるかもしれない。むしろ大人達のキャラは浦安に近いものを感じる。(知らない人には浦安ってなんだと思うだろうし、原始と浦安になんの関係があるかと思うかもしれない。とりあえず浦安鉄筋家族という何十年も続いている漫画があって、そのうちのワンシーズン的なときに元祖浦安鉄筋家族という漫画で連載していて、私の脳の中で原始と元祖が結びついてしまったのである。)
他のキャラは今のところ、酒カスの天使と常識的な悪魔といったところだろうか、これから話が進むにつれてキャラも増えていくかもしれない。
そんなわけでサチちゃんは大人にも遠慮なく立ち向かっていくのだが、誰にでも対応しようとするのではなくて、ヤバい大人がいるとこいつヤバい奴だと考えて避けようとするのがまたおもしろい。
ここまで書いて思ったのだが、この漫画のおもしろいところは、サチちゃんが傍若無人な気がする一方で、実は大人達が危なかったり汚いキャラなのがおもしろい部分なのかもしれない。
意外と常識が備わっていそうなサチちゃんに対して、サチちゃんのところにきた天使は酒カスで、天使と悪魔を寄越してきた神は校長先生を洗脳したりする。その校長自身も素の状態でこの学校は私のものだとか言ってたりする。
私達はもしかするとサチちゃんをみているのではなく、サチちゃんを見ている汚い大人達の姿をみているのだろうか。
なんだかサチ録のおもしろさを伝えられている気がまったくしない。私の感想はクズみたいな出来だが、サチ録がおもしろいのはたしかだ。みんな読もう。