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最後の魔術師  作者: たちばな樹
プロローグ
2/29

プロローグ・2


(相変わらずしつこい!)



剣を防壁で防ぎ矢の雨は結界で防御する。


白騎士は無言で剣を繰り出し、躱すのは難しい。結界を重ね掛けして剣圧を防ぐ。

怒気を孕んだ闘気を纏い眼光鋭くこちらの動きを抑えていく。


(怖いから!この人!!)


元陸上部長距離走ランナーとはいえ、体力勝負は戦闘職が本業の人には負けます!対峙するのも恐怖で腰が引ける。

こっちは一般人の市民で戦闘など無謀なことで、早々に逃げ腰になるのは当然だ。


だが相手は術を使う暇を与えさせない攻撃を繰り出す。流石、北の白騎士師団長ユークレイ・フロスト。



(人の動き超えてるから!これで魔術補正無しなんだから!!怖すぎーー!!!)




ーーかれこれ白騎士とのやり取りは一年以上、幾度となく繰り返されている。




無言で襲いかかる白騎士に魔術補正バリバリで対抗するのも疲れる。無詠唱で足場に捕縛術を仕掛けてもスグにバレる。…のは囮で、周りに展開した雷撃術で動きを抑え土壁で囲い白騎士の動きを完全に止める。


(白騎士の所為で時間がかかるわ……)


周囲に防壁を築き、魔術封じの術を発動させる。



終わる頃に白騎士は土壁を崩しかけていた。

術が終われば速攻撤収!



(うはー!凄い執念。逃げるが勝ちー!)




「逃げるな!!仮面の魔術師!!」



聞かなかったことにしまーーす!

転移術でさっさと帰ります!!





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