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最後の魔術師  作者: たちばな樹
1章
15/29

13


魔術封じの魔術は名称を改めて仮面の魔術師と呼ばれるようになった。


ある部下が、魔術封じの魔術師って長いっすねー。仮面の魔術師でいいんじゃね?と言い始め、今では定着し改められた。



ーー魔術封じが始まり、早二年。



仮面の魔術師は妨害を物ともせず、破竹の勢いで魔術封じを進めた。

なす術なく大陸は着々と魔術封じを受け魔術師が少なくなっていった。




魔術封じが始まり、そのあいだに大陸は徐々に異常気象や天災に見舞われ、作物の不作、海の不漁、木々が枯れ、水も枯れ始め、大陸そのものが疲弊していくことを人々が体感していた。




ーー仮面の魔術師が現れてから木々が枯れた。

ーー仮面の魔術師が現れたせいで井戸も枯れた。

ーー仮面の魔術師のせいで不作になった。

ーー仮面の魔術師のせいで…………。




それは仮面の魔術師が魔術封じしたせいだと皆が思うようになり、仮面の魔術師に対し人々の憎悪が増していった。



それでも仮面の魔術師は魔術封じを行い騎士をかわし捕まることなく侵攻して行った。



魔術師達は精霊を失うのを恐れ戦闘に加わることを避けていた。だが魔術封じが進み生活圏が狭まり、逃げれないことを悟った残る魔術師達は存続を賭けて仮面の魔術師に対峙することにした。



各国の魔術師、魔術師ギルドが総員をかけ、一気に倒すつもりだ。


戦争に明け暮れていた国同士とはいえ、今は停戦中で敵はただ一人。一致団結となった。




現れた仮面の魔術師に捕縛陣を多重にかける。その間、風刃や火弾の雨を降らせ結界破壊を目論むも、足止めの捕縛陣も簡単に破壊される。魔術師達が各々炎弾、水弾、氷矢、風刃、土槍、雷撃を撃ち辺りは爆煙に包まれ、一瞬静寂が訪れた。その瞬間を待って魔剣士や剣士が切り掛かってきた。


だが突風に吹き飛ばされ刃は結界に届かなかった。仮面の魔術師は突風を幾つも発生させ魔術師達を奔走させた。



仮面の魔術師は水龍を水で作り出し残る魔術師達を掃討し、そこへ雷撃を落とし感電させ全ての魔術師の動きを封じた。



動けない魔術師達に目もくれず仮面の魔術師は魔術封じを行い、大陸の大半の魔術師が精霊解除された。



後に、魔術師最後の日と呼ばれるようになった。





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