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AI達はオンラインファンタジーゲームのキャラだと気付いていない  作者: 弐屋 丑二


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3/3

ナカマ・コウキ

 私の肩に止まったホタルは

「あの僕……ナカマ・コウキって言うんですけど。これ仮の身体です。HP0になったら近くの虫に宿って、救援要請できるシステムがあって……」

自信なさげな男の子の声で言ってきた。

「……えっ?」

「僕あの……ウサギジングウネココさんの……あのファンで、えっと、ネココさんとゲーム内で会おうとして、新キャラでログインしたんですけど……」

「は、はい……」

「僕、ゲーム下手で……ネココさんの配信見ながら、どうにか、この森の川まで辿り着いたんですけど、スライムにやられちゃって……助けてくれませんか?」

私は混乱した頭を振り払った。よく分からないけど!お父さんもメイちゃんも気になるけど!今はこの人を助けないといけない気がする!


 私はとにかく肩に止まったホタルさんの言うことを信じて走った。森の真ん中を流れる小川の横には、丸裸でショートカット女の子がうつぶせで倒れていた。ホタルは

「あー……スライムに装備溶かされちゃった……ネココスペシャルコラボアイテム沢山課金したのに……」

残念そうにいうと

「すいません……僕の身体、あなたのお家に背負って連れて行ってもらえませんか?応援システムをクリック連打して応援するんで、そんなキツく無いと思いますけど……」

「わかんないけど!やってみますね!」

私は、私より大きな女の子の身体を背負った。何故か重くなくて、私は素早く振り向いて、家まで一直線に駆け抜けて行った。


 森と村を走り抜けて、家へと戻るとお母さんが椅子に座って呆然としていた。

「お母さん!この人、川で倒れていたの!」

お母さんは慌てて立ち上がり、女の子の身体をベッドまで私と運んでくれた。そして私と看病を朝までしてくれた。その最中に、私は起こったことをお母さんに話したけれど

「うん……そうだったんだ……」

とだけ言って殆ど聞いてはくれなかった。

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