ルフィナとウサギジングウネココ
私はルフィナ、お花が大好き。パンジーにチューリップ……咲かせるの大変だけど薔薇も好きだし、月見草も好き!このクラウス村は、一年中色んなお花が咲いているの。尊敬するおヒゲが自慢で筋肉質でかっこいいお父さんは、一流の木こりでお山の木の循環を上手く考えて切ってるんだ!頭の良くて優しいお母さんも学校で教師しているの。
ある日、私は夕食で両親からこんな話を聞かされたの。お父さんが
「……急におかしくなって、魔王を倒しに行く。という人たちが街で出ているらしい」
私が驚いて
「えっ……魔王は別に攻めては来ないでしょう?」
お母さんも
「……それと関係ないかもしれないけどメイちゃんいるでしょう?あの子、最近学校に来なくて森に籠りっきりで、何かしているみたいなの」
「色々と困ったものだな……」
お父さんがそう言いながら、コーヒーを啜った瞬間だった。
いきなりお父さんが背筋を伸ばして立ったと思ったら後ろを向き、誰も居ない食卓の壁に向けて、笑いながらダブルピースした。そして聞いたことのない女の人の声で
「いえーい!視聴者のみんな見てるー!今夜もウサギジングウネココの配信はっじまるよー!さあ!皆でご一緒にー!」
そう言ってしばらくためると
「せーのっ!うさぎかネコかどっちやねーん!やったー!スパチャありがと~。ネココは皆の施しで生きておりまする……確定申告してるか!?してるって!会社が税理士雇ってます!……あっ……ネココはアニメの世界の住人だからそういうのは……皆も設定守って……あはは!」
お父さんは女の人の声で笑いながら、クルッと私とお母さんの方を向くと
「……えっと、娘のルフィナちゃん、そっちが奥さんのメレーナさん……襲ってパンツ脱がせろって!?待て待て待てーい!配信もアカウントもBANなるわ!そういうコメは繰り返したらNG入れますからね!?ネココは優しいからスリーアウト制ですよ!?気を付けて!こらーっ!皆ツーアウトまで暴言を頑張らないの!!皆もBANなるってダメだって!」
お父さんが尊敬してるお父さんが……女の人の声で……おかしな事をわめいてる……。お母さんは震えながら
「あっ……あなたは誰……?私のヴァレウスじゃないわ……」
おかしくなったお父さんに尋ねると、ニカッと笑いながら
「私、vtuberのウサギジングウネココって言います!プレミアムパス買ったんで!高レベルイケおじNPCにログインしてみた!あははー!じゃあねー!メイちゃんとコラボしてきまーす!」
お父さんはおかしな自己紹介をして、家の扉を開けて出て行った。




