リザードマンの回想録

序章

俺は最愛の人を殺した。

それは正義でも、不可抗力でもない。互いに恨み、恨まれた結果だった。

恨みは、ただの刃じゃない。

人を傷をつけるだけじゃなく、ときに繋ぎとめもする。

そう気づかせてくれたのは、君だった。

君がいなくなって、俺は初めて本当の意味でこの世界を恨んだ。

それでも、君と出会えたことは後悔していない。

「愛すべき恨みは存在する。」

エリー。これは君への懺悔であり、感謝であり、君に最期まで伝えられなかった答えである。

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初投稿です。絶対に完結まで描き終えます。