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秘剣と10人の能力者  作者: こめたろう
エピローグ〜〜〜入学前の動乱
9/60

研究者

ストックが底を尽きました…………毎日頑張って書きます。

(誤字脱字が多くなると思います本当に報告お願いします。些細な事で良いのでお願いします!!)

 ガシャーン

「え………嘘でしょ」

 お皿が割れそこら中に破片が飛び散るがそんなもの気にせずに、絶句をする人が居た。

「なんで……サキが死ぬのよ……ようやくあの結晶がもうすぐ出来るのに……なんでよ」

 絶句してる女性こそが、卯月美咲の親友であり生粋の研究者 悠木優(ゆうきゆう)である。

 優はテレビから流れてきた、美咲殉職のニュースを聞き思わず洗っていたお皿を落としてしまったのである。

 そしてテレビに写るのは、国防軍元帥の愛山凪が最後の言葉を送っている。

「…………SS級がそう簡単にはくたばるはずがない、けど何で死んだんだ?とにかくこの結晶はサキの……いや親友の最後の形見………言われた通り弟さんに返さなければ」

 美咲は生前『もし私の身に何かあれば国防軍元帥を頼るといい。あ、でも直接合うのはあまりよろしくないかもな……優の身が危険になるからな、前教えたロッカーあるだろ?そこに私の研究ノートを全部入れておいてくれ、先生が持って行くように言ってあるから。その結晶は、弟に処遇を委ねて欲しい。

 その結晶は非常に強力で危険なんだろ?でも使い方を間違わねけば有用だ。弟は必ずその結晶に触れてくる、そん時は頼んだぞ』

 という遺言に近い頼み事をされている。頼み通り研究ノートはロッカーに隠し、結晶の完成を急いだ。

 2日後には研究ノート一式は完全に無くなっており、元帥と名乗る者の電話番号だけが合った。

 そして同日、遂に悲願の理想の結晶が完成した。

 名前は【銃撃者】

 この世から失われた技術『銃』を復活させることができる唯一無二の能力である。

【召喚者】に【立体把握人】、そして【遠視者】、【創造人】の4つからなる能力を合成して作った。

「遂に完成した……私の……サキの形見だ」



 ついでに予測できる【銃撃者】の能力説明を挟んでおこう。

【召喚者】の能力によって能力空間と呼ばれる空間を作り出す、もちろん本家の【召喚者】よりはスペースは小さいと思われるがね。

 基本的にその作り出した空間は、銃を仕舞う空間として使う。

 銃最大の欠点が今の所、弾薬を保管できるスペース確保だと思うからな。

 これによって、弱点を一つを潰す。

【召喚者】は能力空間の物を召喚もできるから【創造人】の権能の物質精製を使った銃を作れるはず。作った銃を召喚することで、無防備な状態から新たな武器を無限に作れるっていうことだ。

 そして【立体把握人】で立体的な視野が正確に把握できるようになる、まぁそのままの意味だ。

 射撃時に命中精度が格段に跳ね上がる事が期待できる。

 対象を立体の箱の中で把握してるのと似たような感覚と知人が言っていたのを思い出した。

【遠視】は【立体把握人】のサポート的な感じに付け加えてた。

 その他の権能は想定つかない、その能力者次第で能力は変わってくるのだから。

 これがあくまで外付けの権能で必ずしもマッチするとは限らない、だけど固有権能がどのようなものかも未知数だからサキとも相談の上で1番オーソドックスの部分を付け加えた、正真正銘の最強能力だと言えるだろう。

 だけど懸念点が無いわけではない。

 私も銃の機構について多少なりとも学んだが、剣技系能力者には弾丸を斬られる可能性があることだと。

 弾丸は我々が思うより安直な構造で、一度撃ってしまったら軌道を変える事は権能でもない限り不可能。

 そこに刀や剣を置かれていたら、真っ二つだ。

 そこは能力者次第だ。

【銃撃者】の説明は以上だ。


「やっぱり馬鹿げてる能力だな」

 現実の世界では絶対にあり得ない能力だ、失われたロストテクノロジーを復元できる能力なんてそうそう無い。

 極たまに【古文読解】という受験で役に立ちそうな能力が本当の暗号古文や未読解の古文を読めてしまうというイレギュラーはあるが基本能力は、その時代に合った便利な物、戦闘に活かせそうな物が多く発現する。

 発現の条件こそわかったもの、その種類を操作する事はまだ人類には出来てなく永遠の課題だ。

「まぁそれはいい、どうやってコレを愛山凪に渡すかだ…………待てよコレを取り込むとなったら私の手術が必須………結局直接渡すのが良い事になる」

「はぁどうやって落ち合おうか……」

「そんなにため息吐くと美人さんが台無しになるぞ」

 突然私の後ろから初老の男性の声が聞こえてきた。

「アワワワッワ」

「そんなに驚かんくてもええやろ」

「いやびっくりしますよ、突然我が家しかも秘密の研究室に見知らぬ男と………女の子?」

「男です!!!」

「あぁごめんなさい(この子……髪の手入れしてないね教えてあげよう絶対モテる)」

「そりゃすまんのそのメモもGPSがここを指しておったから来てしまったわい」

「このメモ?………て事は貴方が愛山凪?」

「そうだともそしてこの子が唯一の美咲の肉親卯月涼じゃ」

「……サキとは一緒に研究していた悠木優です、これからよろしく。一つ聞いても良いかしら涼君」

「えぇどうぞ」

「何でそんな格好をしてるの?女子と間違われるよ」

「女装はしてるつもりは無いですよ……能力で外見と髪とか変えてるだけです……ほら」

 涼は卯月の姿に戻った。

「あらこっちの姿はサキから聞いた通りだわ」

「アイツらに命狙われるかもしれないので、偽装してるんですよ」

「なるほどねぇ………涼君ちょっとその外見イジって良いかい?私こう見えてサキの服装全部あれこれ指示しててたから、姉弟の服装をイジってみたいのよね(圧)」

「わ…わかりましただけど変にしないで卯月とバレないようにお願いしますね」

「分かってるわよ」

「あのぉ優さんよ、ワシらが来た目的なんじゃが……」

「あぁそうだったわねごめんなさい。多分コレでしょ?」

 優は【銃撃者】を、持ってきた

「それが作った能力結晶かの?」

「そうよこの世に二つとない能力結晶【銃撃者】よ」

「サキの形見でもあるわ……でも涼君君はどうするつもりだい?コレを体内に埋め込んで能力を使用できる状態にするには容易いわよ、でもそれをするって事は何か強力な目的が無いと重圧(プレッシャー)に耐えら得ずに体が崩壊してしまう可能性もあるわ、医者としては目的が無ければ、貴方も体に移植する事は認める事はできないわ」

「目的ならある、ノースに入り姉さんを殺した古今東西のメンバー全員になぜ姉さんを殺したのか聞く、そして

 殺す」

「復讐ね……良いわ十分な理由よノースは殺しが認められてる実力至上主義の学校よ、コレぐらいのチート無いと特殊部隊に勝つのは難しいわね」

「そうじゃの〜煌剣に閃光剣が使えた所で実戦経験が涼には乏しい。

 その点でも未来を見据えてもノース行きは正しい選択じゃとワシは思う、美咲の最後の願いでもあるしの〜」

「じゃ善は急げよその能力に慣れる時間も必要だからさっさと手術しちゃうわよ………一様聞くけど手術中に偽装を常時発動させる事可能?ついでに顔も、私好み……ゴホンゴホンイケメンな男の子に仕上げるけど」

「多分大丈夫だよ、ほら」

月乃の顔になった。

「じゃこのこの麻酔打つから腕出してー

 即効性の奴使うからもうすぐ意識失うと思うよーー」

「え、あちょっと心のじゅ…んびが…………」

「即効すぎじゃ無いかのぉ?」

「最新の麻酔薬はこんなものよ、毒耐性がある美咲でも30秒で落ちたわ」

「………ちゃんと起きてくるだろうな?」

「そこは安心して能力を移植する事で勝手に体が再起動を起こすのよ、能力結晶を移植して個人差あると思うけどきっかり2時間から3時間以内に目覚めるわ」

「それならよかったわい、ワシはちょっと本部に戻って仕事をしてくるその子任せたぞ……でここに入ってから視線を感じるのは、気のせいかのぉ?」

「あー多分私の娘だね、あの子どこに隠れてる分からないから。この子は大丈夫任せて、サキの大事な弟よ」

次回進化した涼

お楽しみあれ


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