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秘剣と10人の能力者  作者: こめたろう
殺しの意味
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D-Day

お久しぶりです。めちゃくちゃ久しぶりに投稿致します

これからも不定期ですが投稿していくので、失踪はないので安心してください

X月6日

夜遅く、灯台の明かりも月の明かりもない新月の夜に、海面ぎりぎりを超低空飛行する8つのグライダーの輪郭が浮き出てきた。

グライダーが砂浜に到着するのと同時に、その主たちはグライダーを手際よく折りたたみ始めた。

「全員はぐれることなく、目的の場所に着いたな?」

中心にいる男が回りを見渡しながら言った

「いくら年寄り共とはいえ、グライダー降下ぐらい目をつぶってもできますよ」

ゴーグルを脱ぎながらあのスーツ姿ではない、スーツの男が言った

「あぁお前達なら、大丈夫だろう。まぁ最後の仕事になるかもだがな」

隊長が言った

「隊長。ここが奴らのいる場所ですか?」

別な男が言った

「いや違う、ここは『旧都市小樽』のとある水族館近くだ。いまじゃ廃墟だがな。

事前に説明した通り、日本軍の巡回やレーダー網を避けるために苫小牧まで進み、協力者と合流し補給を行う。そこから『旧都市釧路』を目指し山越えを行う。その後根室に向かい、船を現地調達する

目的の場所は択捉、国後、色丹のどれかの島に隠蔽されている。

おおよその見当で国後にある可能性が一番高いが。。。戦略衛星が”事故”で墜落して以降確認する術がない

面倒だが、分散し発見次第再集合という形を取る。奴らの命日は1か月後のX月6日とする

異論や別な手段を提唱する奴はいま言え、学校へ移動中は無線封鎖を行うから連絡を取ることはかなり難しくなる、取れない事も無いが・・・面倒だからやりたくない」

「異論なし」

「同じく」

全員が頷いた


そこからは、素早く『旧都市小樽』を脱出した。

『旧都市』と言われるだけあり、記録上に残っている『小樽』という光景は失われていた。

美しい運河は瓦礫の山で見るに堪えない姿になり、巨大な港はクレーンが所狭しと倒れ、乾ききったドックには大型船舶の成れ果てがそこにはあった。

崩れた家屋やビルの近くにはドラム缶と燃えカスがあった、生き残った人々が極寒の地を生きていた証拠だろう。

この大地は先の大戦で激戦地になった場所の一つだ。

重要都市は、人口も多く復興も早かったが徹底的に破壊されれば大都市でも廃墟になるのは必至だった

この大地では、小樽、釧路以外にも旧都市に分類された都市がある

南部都市は、函館、江差、長万部、室蘭含む周辺の町村

北部都市は、滝川、旭川、紋別ライン以北の市町村

噂では、一部都市や地域は日本軍基地となり堅牢な要塞となっているらしい。

一行の行動は早かった、近くの民家で主と交渉し大型車を()()し苫小牧で一式装備を補給し、第一の壁である日高山脈付近まで車を進めた。

「ここからは、車は捨てる。まぁ返す相手は居ないから大丈夫だろう(?)」

誰も突っ込みはしない。もういつものの事だからだ

「まぁ車は使えませんよね、山脈が無いほうまで行くのも手ですが……検問に監視カメラをすべて搔い潜る時間は惜しいですし、山脈越えした方が監視の目が少なそうだ」

スーツ姿じゃないスーツの男が言った

「よし、この山脈は2日で登攀するぞここで死ぬような奴は置いてく。いいな?」

隊長が鞭を皆に打った

          ・

          ・

          ・

          ・

          ・

         4日後

全員が日高山脈を登攀しきり、麓の小さな町で休息を取ろうとしているときだった

その店のオーナーは初老の老人で、壁には旧式の武器である銃が飾られていた。

「オーナー、温かい飲み物は無いか?山を登ってたんだが温かい飲み物を切らしてしまったんだ」

隊長が流暢な日本語でオーナーに聞いた

「コーヒーとココアどっちがいい?」

オーナーが言った

「じゃ・・・コーヒーで頼む」

隊長が全員の顔色を伺いながら言った

「おっと忘れておった、お主ら大陸人じゃろう?歴戦の兵士を早々誤魔化せんぞ」

オーナーはコップを磨きながら言った

「……何を言っているのですか?私達は日本人ですよ、あの大陸の野蛮人たちと一緒にしないでください」

隊長は反論した。

「そこがお主らの特徴じゃ、日本人ならそう簡単に他人を馬鹿にしない。ましてや他国の事なんぞ今の日本人は何も思っておらん」

オーナーが言った

「まぁ私が何かしようとしても私の命を失うだけじゃろうな、お主らが何をしようとしてるかわからんが

民間人には手を出さないでくれ。私の故郷なんじゃ」

オーナーは頭を下げた

「この銃ももってけ、これを見せたら並みの憲兵なら通してくれるじゃろう」

オーナーはそういいながらカウンター下からある銃を取り出した

「・・・これは?」

隊長が聞いた

「お主らが民間人に手を出さないと誓ったらやろう、『結晶の盟約』を結ぶのだ」

オーナーが掌をナイフで切り血を滴り落ちながら差し出してきた

「……この町の民間人には手を出さないと誓いましょう」

隊長はナイフで掌を同じように、切り血を出しながらオーナーを手を取った

次の瞬間には、そこに二つの赤い結晶ができていた

     ・

     ・

     ・

     ・

     ・

「にしても、隊長あんな無茶な『結晶の盟約』よく飲みましたね」

メンバーの男が言った

「これが手に入るなら、安いもんだこの町の民間人には手を出す予定はないからな」

受け取った回転式拳銃を見ながら言った

「そいつは?」

メンバーの男が聞いた

「こいつは、日本軍に従軍した将兵の中で特に優秀な戦果を立て続けに挙げ、尚且つ複数の味方や民間人、捕虜などの命を救ったものに授与されるものだ。こいつを見せるだけで一部の場所では顔パスと同じような扱いを受ける」

隊長が説明した

「そいつ使えるんですか?」

男が聞いた

「うーん・・・かなり古い物だし弾丸(タマ)が無い使えんな」

そういって特徴的な見た目を持つ

ウェベリーフォスベリーリボルバーを懐に仕舞った

察しのいい人は気づいてますよね?

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