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秘剣と10人の能力者  作者: こめたろう
エピローグ〜〜〜入学前の動乱
6/60

遺言

訂正が1つあります。

投稿順番を間違えてしまい。剣鬼と舞鶴事件が逆に投稿してしまいました。

誠に申し訳ございません。

エピソードを入れ替えようと奮戦しましたがどれもうまく行きませんでした。

なので時系列が非常にごちゃごちゃしてます。

正しい時系列は

剣鬼ー舞鶴事件ー遺言です。

各エピソードでもアナウンスはします。

大変迷惑かけました。

それでは本編どうぞ

 卯月美咲()は、未練はあるが大した事ではなかった。

 たった今先生に、私の生涯を賭けて研究した結果の在処を託した。

 母の鞘に、父親の獅子刀も涼に受け継ぐ事ができた。

 父の獅子刀が、母の鞘にピッタリだったのは驚いたが、いつでも両親を思い出せるように、いつ如何なる時でも離さずに手入れを疎かにすることはなかった。

 先生が人間とは思えない速さで走り、ビル街を抜け、住宅地を飛び越え東京郊外にある。

 小高い丘の上に(そび)え立つ古民家が見えて来た。

 これだけ濃厚な時間を過ごしたのにも関わらず、家を出てから2時間も経っていないという事に少しびっくりした。

 家に着く血だらけに私たちを見て、顔色変えずにマットレスを持って来た。

 そこに先生は、私を乗っけ必死に止血活動を始めたが……まぁ先生も私も運命を知っている。

「涼」

「ん?」

「姉がこんなに出血してるのに、驚いて無いんだな」

「まぁね、だって家を出る時に僕に嘘ついたでしょ?多分無意識的に勝率はほとんどなく、会えなくなるって思ったでしょ」

「………まさか能力がまた進化してたのかい?」

「朝ごはん食べてた時だけどね〜」

「それで?なんでそんな悲しそうにしてないんだい?涼ならわかってるだろう?この後の展開を」

「そうだね、分かるよ」

「じゃ不要な前座は要らんな、私の刀……いや両親の刀をお前にやる」

「棺桶に入れる必要はない…と」

「冗談言える元気があるなら良いな、もう一つある、私の研究……能力結晶も抽出、縫合研究を適切に処理してくれ、受け継ぐもよし、破棄するのもよし、見なかった事にして埃を被せるもよし、何をしようと私は何も言わん、場所は先生が知ってる。

 そして……一生で一度願いをお前にするノースに入れ」

「良いけど……なんで?姉さんを殺した奴らが居るんだよ?」

 僕は疑問に思った、本当に疑問だったのだ

「ノースが日本1の学校だ、奴らが居ようと、居ないだろうとそれは不変の絶対だと私は思う。

 奴ら以外の教師も居る、日本の随一の若者が集まる。

 涼は少し規格外だからな、常識を学ぶにはぴったりの場所だ。

 あ、最後に先生奴らが私を殺した理由を調べて欲しいな」

「……分かった結果は涼に伝えて良いな?」

「てか伝えて、先生のことだから2日もあれば分かるでしょ?多分今涼は、奴らを復讐する事で心が囚われてる」

「…………」

「姉さんはそこまで分かるのか…」

「兄妹だぞ?それぐらいわからなくてどうする?………そろそろ限界が来そうだな」

 人間は例外なく血液中の3分の1の血液を失うと死ぬ

 だが美咲は既に9分の2ほど失い。

 意識は朦朧とし、ほとんど気合で涼と会話していた。

「……最後は家族に看取られるとは………私も幸せ者だな……あぁ父さん……かあ…さん……い…ま……よ」

「……………」

「…………英霊に敬礼」

 凪は、その場に立派な敬礼をした。

 目には涙を浮かべながら、職務を全うしたのだ

 涼は、ずっと偽装していた表情を解除しその顔を涙で埋め尽くし姉の死体に抱きつき号泣した。

 最後最後まで、弱い自分を見せたくなかった涼が限界を迎えたのだ。

 姉は、弟と生涯尊敬し続けた先生に囲まれ、看取られた。

弱い自分を見せていけない、見せたら逝けなくなる。だがら偽装したのです。


7/11

筆者がコロナに掛かり大絶賛死にかけてます。

早くのストックが無くなりそうなので、毎日投稿できるか怪しいです……頑張りますけど


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