自由の砦
遅くなりましたすいません
「ジェームズ君」
椅子に座っている男が近くに立っている、スーツ姿の男を呼んだ
「EUが崩壊した、これをどう見るかね?」
男が問いた
「……私個人の意見としては、世界で戦いの火が付きそれに爆弾付きの導火線を伸ばすか、水を掛けるかの二択だと思われます」
ジェームズが答えた
「そうだ、世界はあの惨事の記憶が残っている。少なくとも我が国はもうゴメンだね。だが、一つ許せない点がある」
「パールハーバー……ですか?」
ジェームズが答えた
「あぁあの忌々しいジャップ共がパールハーバーを奪い去った、パールハーバーは太平洋の我が国の影響力の大半だった。
パールハーバー以外にも太平洋の諸島を奪われたのが癪だが、今はパールハーバーだ。
世界は今燃えている。世界大戦に発展させる気はないが……奪われた領土は取り返さなければ」
そう言うのは、第40代目新大陸合衆国大統領ハリー・スミス
ホワイトハウスに掲げられた70の星が描かれた星条旗が合衆国の誇りと力を背負い、靡いている
「では、日本国に武力行使するのですか?」
ジェームズが聞いた
「いや、日本軍は正面からじゃ弱いが欺瞞工作、奇襲、破壊工作
卑怯な手が強い、表立って軍を動員すれば戦艦の1隻や2隻事故で沈むかもしれない。こちらも卑怯な手で行こうじゃないか」
スミスが言った
「……例の部隊を使うにですか?」
ジェームズが言った
「あぁ、だがそれ以前に日本軍の内部は一枚岩じゃ無さそうだ、そこにつけ入れれば……簡単に崩壊するさ
それに巻き込まれミサキ・ウズキは死んだ」
スミスが満足そうに答えた
「え!?ウズキ・ミサキは中華か新ソの差し金との戦闘で亡くなったのでは?」
ジェームズが驚愕しながら言った
「あぁ日本政府の公式の発表では、某国の特殊部隊との戦闘の末死亡
となっているが真実はこうだ
自身が率いる、特殊部隊内でなんらかの出来事があり上司であるミサキ・ウズキ
が邪魔になった。
そこで彼らは偽の情報や様々な欺瞞など、かなり手の込んだことをしたらしい」
「そして・・・同僚とその部下、その部下にまで追われながら、スクランブルインターセクションに追い込まれ敗れた。
S級の能力者でも数の暴力には敵わなかったようだ
最後は、彼女の師匠であり日本の最大級戦力の一人
ナギサ・アイヤマに看取られたようだ。これがジャパンヒストリーに名を残す
”スクランブル内乱”の全容だ」
「・・・・・・日本の見方を変える必要がありそうです。あの国は平和を愛し、戦争を好まない国家だと思っていました」
ジェームズが身震いをしながら言った
「ジェームズ君、君は世界史を学生時代は学んだかい?」
スミスが聞いた
「いえ・・・私はアメリカ史を選んでいきました」
ジェームズが答えた
「そうか・・・なら軽く”日本”という国家を説明しよう。
あの国は、一度火がつくとどんなことでも突き進む。
戦争に入る前は国民のほとんどが戦争に反対するが、戦時下になれば一瞬で消え去り、愛国精神を説く者や徴兵忌避するものを全員で糾弾する。
いわば集団心理が以上に強いのだ。そして象徴的なものに非常に信仰心が強い
例えば現在もいる天皇を例に挙げてみよう、仮に天皇が中華帝国の人間に殺されたとするだろう。
日本国民は”報復せよ” ”許すな” ”根絶やしにしろ”など開戦派の世論に傾き、実際に開戦するだろう」
「いわば眠れる侍なのだ、一度起こし怒らせたら殺すか、殺されるかの二択しかない。
一昔前は外交交渉で回避できたが・・・・世界がもう戦火で真っ赤に染まった以上
もう難しい」
スミスが難しい顔をしながら言った
「つまり、日本を怒らせずに領地を取り戻すのが最適だと」
ジェームズがまとめた
「あぁ、というか日本と正面切って戦争すれば西海岸まで取られかねん」
スミスが真面目な顔をしながら言った
「えぇ!?合衆国には総勢20隻近い戦艦に30隻に正規空母、400を超える艦艇があるじゃないですか」
ジェームズが驚愕した
「あぁ量はあるが装備の差が歴然だ、我が艦隊が装備してる超電磁砲は第二世代で最新鋭の第四世代の超電磁砲は日本しか持っていない、超電磁砲の技術は日本の専売特許なのだよ。
超電磁砲提供が停止してから半世紀近い、独自の改良を我が国は加えているが・・・オリジナルには勝てん。
航空機も日本は我が国と、引けを取らない性能の上パイロット練度が桁が違う
日本軍パイロット1人と我が国のパイロット3人で戦った場合。
・・・完膚なきに墜とされるだろう」
「説明は以上だ、私の考えでは日本は今回のEUには積極的には首を突っ込む気はないだろう
だが、周辺国は違う。
EUの影響力が消えた今邪魔するものが無い中華帝国は動く
日本も動からず得ない、そこを我が国は
fish in troubled waters
漁夫の利する
英文と日本語を混ぜるって難しい誤字脱字、高評価、コメント待ってます




