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秘剣と10人の能力者  作者: こめたろう
殺しの意味
40/57

盗聴者

連続投稿チャレンジ2日目


涼達が話ている頃

〜〜とある部屋の一角〜〜



「ふーんなるほどね……全部聞けなかったけど卯月美咲に弟が居て、そいつが今ココに居ると……情報屋にとっては垂涎ものね」

「三重、今度はなんの弱みを握ったんだ?」

男が入ってきて、話しかけてきた。

「ん?ただ大物情報だよ」

「まだか……お前はそういうのは得意だよな〜」

「だって能力が『盗聴者(ヌスミキクモノ)』よ?」

「そうだとしてもだ、裏工作系の能力は人にやって使い勝手が大きく変わる、最強クラスの『暗殺者(アサシン)』を持ってても保持者が虫一匹も殺せない、臆病だったら宝の持ち腐れだろ?」

「確かにね、だけど未発表だし確信はないけど能力の覚醒者は従来の人格に、色濃く影響すると私は思ってるよ?アンタだって昔より性格変わったなとか思わない?」

「……それはそうかもな」

「まぁ研究対象がトチ狂ったココに居る奴らしか、出来なかったから正確性には欠けるけどね」

「で話を戻そう、どんな情報を仕入れたんだ?」

「………」

三重と呼ばれる女は無言で手の平を差し出した。

「はぁ何が欲しい?」

「うーん今回はかなりの大物だし、正直言わない方が良いけど、キミには言ってあげよう」

「無報酬か?」

驚きを隠せない表情をし三重を見つめた、疑いの目だ

「あぁそうだよ?食べ物はまだまだ足りてるしね」

「明日には俺は死んでそうだ……でどんな情報だ?」

「世間一般では、卯月美咲……学長に肉親は居ないでしょ?」

「あぁ学長のご両親は舞鶴事件で犠牲に……まさか」

男が驚愕の顔をしてた。

「ちょっと違うね、多分キミは今そのご両親が生きてるのかっとか言いそうだったでしょ?」

「お前は人の心読めんのか?」

男は三重を細い目で見た。

「いやーそれほどでもぉ……で単刀直入に言うと、ココに学長の弟が紛れ込んで何かを計画してる」

満更でもない顔をし、真面目な顔に変えてから答えた。

「名前とか、特徴とか分からないのか?」

「それがねぇ妨害された」

「はぁ?能力が妨害されるんなんて聞いてないぞ」

呆気を、取られて顔して言った。

「私も初めてだよ、聞きてたら急に砂嵐が来てさ、そこから全く聞こえなかったんだよでもなんとか捻り出して聞いたのがその情報ってわけ、特徴も、武器も、能力も、何学年さえ分からない」

「盗聴場所は?」

「表層地区の中立区だね」

「ッチ特定するにも範囲が広すぎる」

表層地区はただでさえ、一番広い上、最も領地を確保してるのは中立派なのだ。男は悔しさのあまり近くの壁を殴ってしまった。

「……痛くない?」

「めっちゃ痛い」

「だろうねここは深層中層第3区だよ?頑丈な構造と素材で有名じゃん」

三重は赤くなってる男の手を見て笑った。

「忘れてた」

「まぁそう言う事よ。ココに世間には、一才姿を見せなかった子が居る……これだけでも一波乱あると思わない?そしてその子は何かをしようと計画してる」

「……これは今年の死者が類を見ないほど増えそうだ」

うんざりな顔をして言った。

「でしょ!興奮しない?」

鼻息が荒くなりながら近づきながら言った。

「確かに上級生にとっては、最高のシチュエーションだが、気の毒だな一年が」

手で三重との距離を置いて言った。

「…‥そうかもね上級生(私達)にとってみれば最高。だけど一年にとってみれば地獄そのものね」

「卯月の弟が、いつ動き出すかにやって変わってくるな」

「それだけは私達が介入できない、唯一の事よ」

「誰か特定出来ていない以上、そうだな」

「じゃ他の情報漁りますか〜」

「程々にしとけよ。あっそうだ今年俺らも一年の校内設備の案内係だから12時までには来いよ」

「12時?例年だと8時か9時にはもう始まってると思うけど……どうしたの?」

三重は不思議そうな顔をしながら言った。

「案内係を統括する、新学長派首領の、近藤重道が延期したんだ。どうも一年も巻き込んだ、副学長派との交戦があったらしい」

男は顎に手を置きながら言った。

「なるほどねぇそりゃ延期するわ。あ、地上行く?」

「あぁ行くがどうした?」

「そろそろフルーツが食べたくてね、前の入学式の時の持ってきたりんご全部食べちゃったから持ってきたくれない?」

三重は両手を合わせながら、頼んだ。

「しょうがない、さっきの情報料代わりだ」

「さっすがわかってるねぇ〜」


やばいよやばいよ、バレちゃったよーー近藤さん達が死んじゃうよー

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