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秘剣と10人の能力者  作者: こめたろう
エピローグ〜〜〜入学前の動乱
10/57

進化した涼

進化した涼は後半になると思います。

 〈都内某所〉


 愛山凪は初老とは思えない、軽快な足取りで裏道を歩いている。

(おっと通り過ぎる所だった)

 凪は古く廃棄された、公衆電話に入り電話を3回掛けた。

 《現在この電話は使われていません、番号をご確認上で再度お掛け直し下さい》

「所属番号Yー001ネーム愛山凪 暗号コード………はよ来い(?)」

 凪はテレフォンカードを入れる場所から出てきた、無差別的に並べられた日本語の紙を見ながら電話に言った。

 そして次の瞬間床が抜け、滑り台に凪は落ちていた。

 しばらくして、明るい場所に吐き出された凪は何事も無かったかのように立ち上がり

 声を掛けた。

「あの、暗号コードは何じゃ?」

「そのままの意味ですよ元帥」

 スーツ姿の女性が近づいてきて答えた。

「昨日といい今日といい暗号作成班は怠けておるのか?」

「まぁしょうがないですよ元帥、ここに来るのは元帥と所用で外に出る我々だけです。ふざけた暗号文でも許されるんですよ」

「ちゃんと相手を見てから暗号文は作るように」

「言っときます元帥。でどのような要件でここに?」

「あぁ忘れる所じゃった、来週のノースの試験の確認しにきたんじゃ」

「ノースの試験は、いくら元帥指揮部隊(我々)でも裏口入学は不可能ですよ?」

「試験内容をすーこし知るぐらいは、バレんじゃろ?」

「まぁそれぐらいなら前もやりましたし……って誰か入れたい人間が居るんですか?」

「…………まぁお前達なら話しても良いじゃろう。皆一回手を止めて聞いて欲しい」

 PCと睨めっこしてる数十人の所員が一斉に手を止め、元帥に向いた。

「実は、卯月美咲には1人の弟がおるんじゃ、今その子の保護者をやっとる」

 皆がザワザワしたがすぐに静まった

「その子は、姉……美咲を殺した理由を知りたがっとる、そして復讐も望んでいる。

 だが、奴等はもうすぐこの地から離れノースで教鞭を取る。

 新入生として入り復讐をさせる方が1番手取り早いじゃろう?だからノースの試験内容を伝えるだけで合格は確実な物になると思ってなぁ」

「質問良いですか元帥」

 あの女性が聞いてきた。

「良いぞ(りん)君」

「その子の実力は如何な物なのでしょうか、元帥がそうもあっさりノース(魔境)に行く事を許可したので、実力は疑っていないのですが……」

「実力はS級で多分もうすぐSS級になるかのぉ、剣技はワシの煌剣と閃光剣を使いこなせる」

 ザワザワが非常に強くなった

「………何でそんなチートの塊みたいな子が軍部に知れ渡っていないですか?」

「美咲はメディアへの露出を極端に嫌がったじゃろう?それが功を奏して、多分彼の存在を知っておるのはワシと美咲の親友そしてお主しかおらん」

「…………わかりましたもうすぐSS級とはどのような事でしょう?」

「美咲の研究ノートに能力の研究結果が記されておった、そこに能力の製造と埋め込み方の方法が実験結果としてあった。それを涼が望んでやっとる、御三家とタイマン張れるぐらいは強いと思うぞ」

 ザワザワが更に強まった。

「分かりまし元帥……ノースの試験内容〇〇〇〇〇〇です」

「………よりによって今年はそれか死人が出るぞ」





「うーんここは?」

 涼は目覚めると、一面白い空間に居た。

 周りには何もなく、自身の服はあの日、姉が死んだ日の服装だった。

 〔ここはお前の能力の根源だ〕

「お前は誰だ?」

 何処からともかく声が響いた。

 〔私か?誰だろうな?でも分かるのは私は造られた存在である事であるって事だなあぁ〕

 〈お前は【銃撃者】だよ〉

 また別な声が響いた。

「【銃撃者】……って事はお前は【偽装者】?」

 〈おぉ正解だ、私がお前と長年共に歩いている【偽装者】だ普通ならこんな主と話す機会なんて無いんだがな、【銃撃者】(コイツ)の鮮明度が高すぎて主と会話できる事ができるって事だ。でもここでの記憶はお前には残らない。お前の頭の中の事だからな」

 〔そういう事なのか?まぁそういう事にしとく〕

 〈大して時間も無いから本題に移ろう、お前がその服を着てる日に能力……私の存在が揺らぎかけたって言ってもすぐ目標を得たんだろ?安定したぜ〉

「それは……身に覚えがある」

 〔俺は何の為にここに居るんだ?〕

 〈一回お前は黙ってろお前はこの後腐るほど時間はある、だけど主はこの時間しか居られないからな了承を取っておかないと後々面倒だ〉

「了承とは?」

 〈あー前座要らない?〉

「要らないな」

 〈じゃ単刀直入に話そう、お前さんの寿命は【銃撃者】(コイツ)を取り込むとめちゃくちゃ短くなる。【銃撃者】(コイツ)は自然界で生まれたもんじゃ無い、だから身体への負担がバカほどある最もS級の人造能力っていう点も寿命を縮めるな〉

「…………僕の寿命は残り何年ぐらいだい?」

 〈コイツの権能を最大限に使い続けて…………6年から7年だな自重すれば10年から20年近く行けるかもしれないな〉

「ちょうど良いじゃ無いか、6年といえばノースをストレートで卒業できる。卒業する時には古今東西(奴等)

 を全員殺し終わってる頃だ。ある意味期限付きだがらより一層目標が強くなるな」

 〈お前………主は死ぬ事を恐れていないのか?私達は人間じゃ無いまた別な存在になるだけだ怖い物なんて無い、だが、ただの人間である主は例外なく死を恐れるはず………〉

「それは間違えだね、人間全員が死を恐れているそれは間違いない。だけどそれ以上に強い目標があるなら死ぬ事なんて怖く無いんだ、復讐の為に死ねぬになら本望と言った所だよ」

 〈…………主からの了承は取った【銃撃者】の身体シンクロを開始する〉

 〈再三になるが、ここの記憶は残らない次に起きる時は主はベッドの上だ、主に意思受け取った〉


 次の瞬間白一面の空間は崩れ、涼はその瓦礫押しつぶされた。


「うーん?」

「お、起きたか涼君」

 優さんが声を掛けてくれた、窓には夕暮れが差し込みつつある。

「僕どんぐらい寝てましたかね?」

「さほど寝てないぞ大体3時間ぐらいかな」

「壮大な何か大切な事を夢で見てた気がするけど……何だろう?」

「私には、わからんなうなされてる訳でもなかったからね」

「そうですか……能力の方は?」

「安心しろちゃんと移植できた、権能として使えるはずだ。

 ほら測定器とステータスプレートだこれで扱い方法知りな」

 ※測定器 民間用の能力測定器。等級とその種類のみ判明する

 ※ステータスプレート 能力者が持つ能力の具体的な使用方法が分かるようになる。

 能力が発現した際教会の方から配られる

「ステータスプレートなんてそうそう手に入らないのに………ありがたく使わせてもらいます」

「その前に鏡見とくか?私がだいぶ弄ったからイケメンに磨きが掛かってるぞ〜」

「元からイケメンじゃありませんよ」

「美咲の弟だ、あんな美女に血を引いてるんだから少しは自信を持て、ほら鏡」

「用意周到ですね……結構変わりましたね僕の偽装状態に顔」

 以前の偽装状態の涼は、肩に着くか付かないかぐらいの髪に長さにして顔の形を少し整えただけだったが、優は

 女性寄りだった、涼の顔を男寄りにしつつも、遠くから見ればショートの女子となるような完璧と言える髪型に顔にしていた。


 ノース試験まで残り4日


涼の顔を文章するのが難しい………絵でも書きたいけど筆者自身絵を書くのは苦手すぎてド〇えもんすら書けません…

書いてくれる心優しい人は居ませんか〜〜


誤字脱字、感想コメントなんでも待ってます

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