表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【設定グダグダで新規に書き直します】レディース総長の異世界放浪記 気に入らねー奴は、とりあえず〆る  作者: 遊々じーじ
第三章 総長伊月、ユグドラシル領の富国強兵計画【絶対無敵の神撃国家を建国だ!】
74/303

055話 総長、お祖母様の秘密を開放する

<イツキサイド>


時間軸を遡るけど、カレン様とお祖母様の決闘は行われた。

お祖母様の重大な欠点は、周囲の気配を感じられない事。で、私がカレン様に習得させた魔法は短距離転移だ。

カレン様の短距離転移の使い方は、見事!の一言だった。お祖母様を右往左往させての完全勝利だった。


「ふふふ、リンダ。あなたこんなにも弱かったのですね」と理想のトドメの一言まで頂いて、リンダお祖母様は膝から崩れ落ちたよ。予想以上の出来だった。


『カレン様、グッジョブです!・・・これでお祖母様も一皮剥けるでしょう。最後の追い込みは任せて下さい』


私と、お祖父様、リンダ様には共通の目的があるのだ。そのためにも、楽天的なお祖母様を追い込む必要があるのだ。

お祖母様が、私の眷属になったことで、お祖父様は悩んでいた「リンダと生涯添い遂げると誓ったのに!このままでは私だけ老いて死ぬ」とね。だけど私が意図的に男性を眷属にする事はない。

それを知り、悩めるお祖父様に

「ならば、お祖母様を眷属神にまで高めれば、伴侶たるお祖父様はお祖母様の眷属に自動的になれますよ」と唆しておいた。それを、どこから聞きつけたのか?カレン様が「私もリンダの眷属に!お友達だもの!」と言うので、同盟を結んでお祖母様を追い込むことにしたのだ。


そして、現時点ではお祖母様には神になれない障害があるのだ。悩んでお母様に相談したところ「あんたの好きなようにしなさい」と言われたので、気の向くままに実行することにした。


カレン様にボロ負けして、お祖父様に叱咤されて、落ち込むお祖母様に選択を迫るのは心苦しいが、乗り越えてくれることを願いながら話をする・・・そういえば、私は随分家族に優しくなったものだ。


『お祖母様は魔法が使えない、真の理由を知ってますか?』

「イツキちゃん!?わたし、魔法が使えるの!?」

・・・お祖母様は本当に知らないようだ。これは予定外。さて、どうしようかな?


『私の話を聞いても、後悔しないなら話しますけど?』

「強くなるためなら!どんどコイ!だわ!」・・・では、追い込みましょうか!


『お祖母様は、子供の頃犬を飼ってましたよね』「犬?さあ?記憶がないんだけど?」

『その犬の名は【セレン】、お母様のセリーナの名前の由来です』

「・・・そんなこと・・・犬の名前?・・・そんなの、あるわけが・・・ないわ」


『セレンが言ってますよ、【りんちゃん!もう私を開放して〜】って、それでも知らない、と言うのですか?』

「・・・だって、本当に・・・知らないし」

『かわいがっていたセレンが、魔物に殺されたのがショックだったのでしょうね・・・だけど、セレンの魂を逃がさないのは駄目だと思いますよ』


「・・・・でも・・・」


さて、予定外でここからは何も考えてないんだよね〜 さてどうしようかな?・・・そうか!セレンもお母様の牙炎と同じ様にすればいいんだ!本人の同意が必要だけど。


『そうですか?知らないんですね・・・でも、きちんと教えてくれたら、セレンは救われて、お祖母様は最強に近づく方法がありますよ。

まあ、成功の可能性は高くないので賭になりますが・・・今日は帰りますね〜』


「・・・・」


その夜、今日もお母様とイザベルお姉様の弄ばれている・・・早く大きくなりたいものだね。と遠い目をしていると、ノックの音が聞こえる。


「イツキちゃんと話がしたいの」とお祖母様が現れた。

「イツキちゃんが言ってた【セレン】という名前に何故か引っかかるのよね?」と言ってきたので

『お祖母様がきちんと思い出して、セレンを解放したいと決意すれば、対応します』といい、その日は帰ってもらった。

ついでにお母様に『セリーナって犬の名前が元ネタなんだよ』って言ったら、相当怒ってたけどね。

その後、調子に乗ったイザベルお姉様に「セリーナ、お手」とか、遊ばれていた。もちろん張り倒されてたけどね。


天界ガイアとの通信を終えた翌日、お祖母様は神妙な顔をしてやってきた。

お母様は「イツキは万全ではない」と断ろうとしていたけど『お祖母様の正念場』と話して対話に同意してもらった。

『お祖母様、思い出しましたか?犬のセリーナのこと・・・じゃなくてセレンの事』お母様に頬をつねられた。痛い!

「すべて思い出したわ。私は3歳の頃に愛犬のセリーナ・・・じゃなくてセレンを失ったのよね」

今度はお祖母様がお母様につねられた。「痛いわ!」


「私は犬じゃないわ!いい加減にして!」お母様に怒られた。


『そう、そしてお祖母様は・・・セレンと離れたくなくて、全魔力を使って・・・セレンの魂を捕まえ続けているの。それが魔力が使えない理由』

『上手くいくかは分からないけど・・・セレンと離れなくても良いように私が対応する・・・成功したら、お祖父様は嫉妬するだろうけどね。』


「ふふふ・・・セレンとまた会える可能性かあるなら、お願いするわ」


「ねえ、なんでセレンの前に間があるの?ここでセリーナとか言いそうになってないわよね?」

お母様はなかなか鋭いね。


お母様の疑念をサラッと無視して

『さあ、お祖母様・・・セレンを解放して!』

あっぶね!?思わずセリーナって言いそうになったよ!


あっ!?お祖母様がセレンを解放した!でも、もう逃さないよ!・・・お祖母様の魔力は雷。牙炎の件で、対応の方法は習得済みなのだ!

魂が立ち去る前に、金の魔力で捕まえて、膨大なエネルギーで圧倒、従属一歩手前で待機させる。

牙炎の時と違い、ぶっつけ本番だが上手くいった。


『さあ・・・・セレン!このまま逃さないよ!大好きなお祖母様の魔力になりなさい!そうすればいつまでも一緒!お祖母様の力になれるよ!・・・さあ!お祖母様!』


「・・・セレン!私と一緒にいつまでも!」


渦巻くような魔力を操作して、お祖母様の魔力とセレンの統合が完了した・・・流石に疲れた。

長年の捕縛で、お祖母様の魔力と馴染んでいたのが幸いしたね。

・・・しかし、都度セリーナと言い間違いそうになって、ちょっと危なかったよ。

間違ってお母様を統合しちゃたかもしれないしwww


「お母様!イツキ!何度も名前を間違いそうになったのお見通しなんだからね!」とプリプリしてお母様は去っていった。さて、なだめにいかないと。


『私は、お母様のご機嫌取りに行くので、あとは二人でね。』


「・・・セレン、久しぶり!」

お祖母様の雷属性、雷獣になったセレンとの初対面を邪魔する気はない。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ