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【設定グダグダで新規に書き直します】レディース総長の異世界放浪記 気に入らねー奴は、とりあえず〆る  作者: 遊々じーじ
第二章 総長伊月、念願の異世界転生編【天界再生のススメ】
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042話 総長、リンダお祖母様への戦闘強化訓練をする

家族会議から1ヶ月、朝から晩まで基礎特訓の日々を送り、戦闘民族を自負する私も流石に疲労困憊!休ませて〜!と言いたいところなのですが・・・

イツキが用意する白い水球に浸かると、たちどころに疲労や怪我が回復してしまう。有り難いのですが、たまには水球ではなく日がな一日お布団に包まれて過ごしたい!

とは思うものの、あの水球に浸かった際の天にも登るような心地よさ!浸かると成長が実感できる達成感!その感覚が忘れられずに逃げられない!・・・運動嫌いのイザベルすらもだ。まさに策士!うちの娘が恐ろしい!


イツキ自身は、今では屋敷内を自分の足で走り回っており、侍女達に「イツキ様!危のうございます!」と毎日追い掛け回されている。『すぐに捕まって、弄ばれる!』と悔しそうだ。

「子供って、こんなに成長早いの?」とリンダお母様に聞くと「そんなわけないじゃない!あなたイツキと同時期には、毎日おむつに垂れ流していたわよ」・・・そういう比喩はやめていただきたい。


『さて、基礎が出来てきたので、そろそろ指導しますか。まずはリンダお祖母様ね〜 他のみんなは見学』


しかし『私が体術で指導してあげる!』というが、赤子の体で大丈夫なのかしら?と心配すると『娘のスキルを使う』との事。タツキちゃんのスキルらしいが、勘違いしたお父様が「可愛い孫に子供!?その男は誰だ!?殺す!!!」と大変だった。

お父様は「魔道士」としての素養があるらしく、イツキの指導でメキメキと強くなって魔法での身体強化も習得済みだ。そのため取り押さえるのも面倒になってきた。


竜帝龍姫りゅうていたつき!】スキルを発動すると、イツキが身長1mほどに成長して5歳時位の体型になった。ピンク髪に金瞳、整った顔は成長したら引く手数多の美人になりそうだ。服は見たこと無いデザインで『特攻服だ!』との事。スキルなので面倒なコントロールは不要らしい。


「きゃー!!!かわいい!」と、お母様・私・イザベルの3人に代わる代わる抱きつかれ、もみくちゃにされたところで。今後はお父様、お兄様方にも攻撃を受けていた。

「まったく・・・勘弁してくれよ」・・・はっ!「イツキの肉声!初めて聞いた〜!」とまた抱きつく。

髪が金髪ではない理由を聞くと「タツキのスキルではこの色になるみたい」で、変更は出来ない(面倒)ようだ。


「私と同じ髪色ね!母親より祖母の血が濃いのね〜」と、リンダお母様はご満悦だ・・・ぐぬぬ!

ちなみにピンク色の髪も珍しく、辺境地域以外は見かけない。


「はいはい、もう稽古するよ〜!リンダお祖母様、自分の弱点って、分かる?」とイツキがが聞くが「う〜ん、負けたことないので・・・分からないわ」おおっ!言い切ったわ!さすが暴君!

「それ!リンダお祖母様は、誰よりも強くて、そこで満足して停滞したの。強さの更なる高みに気づかずに、ね!」リンダお母様が真剣な表情で聞いている、心に響くものがあるのだろうか?

「リンダお祖母様は、氣を流れるようにうまく使っているけど、その先を考えたことはある?」えっ!?あれが完成形では?どういうこと?「・・・ないわね、確かに今の状態で満足しているわ」と正直に話していた。私もそこを目指している。

「では、私の両手にある、それぞれの氣の玉を触って確認して見て』イツキの両の手のひらには、それぞれ10cm程の白い玉が乗っている。見た目の差異は感じられないが、双方を触ったリンダお母様が「硬度の違いかしら?」と回答する。

「正解!硬度の高い方は圧縮して2倍の氣を使用してる」リンダお母様は、はっ!と驚きの顔を見せ「圧縮・・・考えたこと無かったわ!たしかにそれで、攻撃・防御・身体強化とすべて強化できるわね」と喜ぶ。

「今の気づきと、その発見の喜び忘れないでね!例えばセリーナお母様を20手で倒したとする、なら次は17手で倒そう。その為に必要になる一手は?などと、たゆまぬ研鑽でまだまだ強くなれる余地はあるもんだよ。」う、むむ、私も頑張らないと!

ちなみに、圧縮方法は丹田内部で行えるそうだが、さっぱり分からない。あとで母親特権を使おうと思う。イツキ自身は丹田内で100倍位圧縮しており、使用直前でも状況に応じで更に圧縮をしたり、逆に減圧したりしているそうだ。うちの娘が器用過ぎる!


「あとは、リンダお祖母様、魔力はどうしてる?」魔力・・・リンダお母様はうちの家系では珍しく魔力が低いんだよね。だから重要視していない。「えっ!?少ない魔力でも使い道が!?」お母様の食いつきが早い!すでに教育の効果が出ているようだ。

「ふふふ、前世では【剛力ごうりき】なる身体強化を使っていたけど、これは、氣力5:魔力5で混ぜ合わせるものなんだ。しかし、割合は変わってもそれなりの積み上げは出来るんだよね。不用品を有効活用して能力がさらに何割か向上する!これって美味しいでしょ!?」と煽ると、瞳をギラギラさせたリンダお母様がうなずいた。


「【暴君】なんかで満足せずに、髪を特徴に【武神:桃花褐ももそめ】とかを目指しましょう!リンダお祖母様!」鼻息荒くうなずくリンダお母様、これからの対戦が怖い。


「では、リンダお祖母様、模擬戦と行きましょうか!」


イツキが話すな否や、即時戦闘体勢に移行したリンダお母様。格下の自分から!と猛烈な攻めを見せるが「手が何本あるの?」と疑うような動きで、猛攻を手さばきだけで難なく凌いでいる。

「こんな、搦手もあるよ」と、リンダお母様の左手の正拳突きを右の手のひらを使い、手首から二の腕辺りまでを撫でるようにして軌道をずらした。あれ?初めて余計な動きをした?と思ったのだが、驚いた顔のリンダお母様がイツキから距離を取る。なんで?

「イツキちゃん、これって氣の硬化?」模擬戦闘を停止した意味が分からなかったが、リンダお母様の曲がらない左腕を見て納得した。「服って、実は弱点まみれなんだ。氣で固めたら、動かせなくなる。燃やしたら、皮膚に纏わりつき火傷。水なら、水分を含んで重くなる。だから服の上から氣を纏ったり、もしくは氣で服そのものを作ったりと、対策は必要だよ。」そんなことまで気にするんだ。あれだけ膨大な力を持っているのに、飽くなき研鑽を怠らないイツキの強さを垣間見た。


「あと、瞬発で移動する際も気をつけてね!いくら早くても土埃が舞うので移動方向丸わかりだから」・・・それってどうやって気をつけるの?と、顔に出ていた私を見て「足裏に氣の板を瞬時に設置して、移動するんだよ。これで立体駆動も可能。この立体駆動と【胡蝶(改)】を使いこなして、ようやく空戦の第一歩だから」と、立体駆動を見せてくれた。流石のリンダお母様もイツキの動きを追うことが出来なかった。ただ移動の感覚は少し掴んだようだ。


「最後に、リンダお祖母様が得意とする気功砲も、応用色々出来るよ!」と、リンダお母様に白色の気功砲を放つ。それをなんなく避けたが、避けた先で何かが当たり、驚いた表情を見せる。「ひっかかたね!白い気功砲と無色の気功砲を放ったんだ。」応用凄すぎ!


それから、気功砲に粘着する物を混ぜる。避けた気功砲が跳ね戻り再攻撃する。曲線移動させる、と応用技満載。気功砲に薄く微細な糸をつけて誘導操作も出来るそうだ。しかも、これをゴチャまぜにした気功砲の雨あられは圧巻だった。もちろんリンダお母様は為すすべなく撃沈した。

指導を終えたリンダお母様は、自身の弱さ、自身の研鑽の足りなさに、珍しく落ち込んでいた。


「これだけ考えて技を得ても、更なる上位の強者は必ず存在する!・・・これを忘れなければ、どんどん強くなれるよ!」と聞いたものの、今のイツキに勝ちうる存在が居るのだろうか?私達は唯一無二の最強存在に師事しているのではないだろうか?

と、思ったまま聞いてみた「今回(喜んで)罠にも引っかかったし、上は何処にでも居るよ」・・・うん、イツキより強い輩は存在しないね、これは。


スキルを解いたイツキを抱いて、イツキ成分を補充していると『おおっ〜!お母様、領地外から小柄なマダムが凄い速度で走ってくるよ・・・もしかして、この方が【オーガ】?』

・・・そう言えばお誘いしてたっけ?侯爵夫人は確かに小柄だけど・・・まさか侯爵夫人ともあろうお方が、馬車も使わず走ってくる!?ないない!そんな事ありえませんわ〜!



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