003話 総長、ステータスの隠蔽を企む
<ステータス>
名前:山本 伊月
年齢:18歳
性別:女
種族:人???らしい
存在値:レベル127
<マスタースキル>
◎氣力操作:氣力の精密操作
◎スライム:スライムのごとき柔軟な身体(形状・体積、変更不可)
(異世界転移時取得、強奪したスキル)
◎男の天敵:金的への精密攻撃
(異世界転生時取得、オリジナルレアスキル)
<存在力>
◎氣王:天界最上位の「氣力」所持
◎魔王:天界最上位の「魔力」所持
◎幻獣の母:幻獣の創造
<レディースチーム:ラブリーイツキ同盟>
幹部メンバー(参加順:天界在籍メンバーのみ表示)
①アリス(アリ型幻獣)
②タツキ(龍型幻獣)
③ーーーーーーーー
なにこれ!?・・・・・・・・ツッコミどころが多すぎだよ〜
その前に・・・『アリス、ステータス隠蔽出来そう?』
『氣による障壁の濃度で調整OK、細かなものは任せて!』
よし、周囲への隠蔽のためうっすら纏っている「氣」の濃度を上げてみよう。
『やってみるね【ステータスオープン】』
<ステータス>
名前:サマンサ・ルージュ
年齢:18歳
性別:女
種族:人???らしい
存在値:レベル2
<マスタースキル>
◎男の天敵:金的への精密攻撃
(異世界転生時取得、オリジナルレアスキル)
『種族:人の後ろの???は消せないか。それより「男の天敵」これ最高!日頃蹴りまくってるから、その成果かな?』
ダメージ大なのに、大した怪我にならないから、金的は重宝したのよね〜 成果の集大成に草生えましたわ〜!
『このままで行きましょう。千人切りしたら、どんな進化するか楽しみ』
『あとは、改定前のステータス確認だわ、なんなのコレ?』
アリス達に分かる範囲で回答もらいました。
種族:人???らしい
・・・不明、銀髪・銀瞳になった際か金髪・金瞳になった今、神人とかの上位種属に格上げ?
存在値:レベル127
・・・イツキは地球最強!!!だから当然では?
スライム
・・・強奪したスキル、一体どこから?
氣王
・・・氣力の高い存在ってことでしょう。
魔王
・・・魔力の高い存在ってことでしょう。こちらに来て溢れた力は魔力のようだ。3女は魔力から生まれそう。
<レディースチーム:ラブリーイツキ同盟>
これが一番意味不明、なにこの恥ずかしいチーム名。うちは【同盟】のはずなんだけど?
でも、これ見てからアリス達が挙動不審なんだよね?
『みんなは、このチーム名の心当たりある?』
『初めからこの名前だよ』
『この名前以外認めないのじゃ!』
『・・・』
この言葉を聞いて、私は地面に崩れ落ちた。コンが心配しているが、今は無視。
『私は、レディース【同盟】って聞いてたけど・・・自分のチーム名も知らなかったのね』
『しかも、この恥ずかしい看板背負って、リーダーとかドヤ顔してたなんて・・・恥ずかしい』
『・・・私、どれほど痛いやつやねん』
『異世界転移して、初めて良かったって思ったわ(泣)』
しかし、何処のどいつだ!こんな名前に決めたのは!!!・・・って、もちろん初期メンバーだよね。
『・・・これ決めたの・・・誰!!!』
伊月の周りに、どす黒い霧が立ち込めて・・・コンがドン引きしている。
『立花とはるかがノリノリで決めた!』
『立花とはるかがノリノリで決めたのじゃ!』
『・・・』
みんな素直〜にお話してくれました。そうですか、あいつらですか。
『あ〜〜い〜〜つ〜〜ら〜〜・・・絶対に〆る』
『このはとさくらは知ってたの?』
『このは?・・・たしか後で知って嬉しそうにしてたのじゃ、さくらは隠し事苦手なので知らないはずじゃ』
〆るのは二人だけだね、このはに彼奴等を止めるのは無理だから、鼻をキツくつねるくらいにしよう。
『伊月〜とりあえず異世界のアホどもから〆よう』
『・・・そうね、こいつらで、うさ晴らしましょう』
濃密に立ち込めていたどす黒い霧が消えていく。
『(ボソ)あれ、このはの力?だよね』
『(ボソ)あれを浴びると体が食べられるのじゃ〜、怖い』
『・・・』
さて、隠蔽した低ステータスを見て、どんな反応示をするのかな?これで奴らの本性が分かる。楽しみになってきました!