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I Love NEET.  作者: ぺいふ
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ぷろろーぐ

              


             「I Love NEET」



こんなタイトルの物語を見たときに読者の人はどんな話なんだって想像するのだろう。


『あぁ、勉強嫌いなニートがなんかする話でしょ。』

『いやいや、ニートが世界を救う話だよ。』

『もしかして、NEETって書いて読みは違うとか!』


こんなイメージを抱く人もいるのかな?そんな物語も悪くは無いかもしれない。

でもこの物語はちょっと違う。そんな人に向かって僕は言う


『いやいや、Loveってあるでしょ?』....てことはそういうコト。


これは僕の物語。

少し長くなりそうだけどゆっくり話していこうと思う。


僕の名前は芳月 晴(よしづき はる)

大学2年生だ。僕の通ってる大学は学力もそーんなに良くはないし、そーんなに悪くもない。

本当にごく一般的な大学といった感じだ。

他の大学生とおんなじ様にサークル活動に入って、勉強もきちんとやってる。...まぁ、ちょっとサボるときもあるけどこれも他の大学生と同じだと思ったら普通だ。

僕はごく一般的な生徒、そう言うなれば某ドラゴンク●ストの村人Aか少年Bと言ったところだろう。

ときどき御伽噺(おときばなし)の英雄たちみたいに、手から炎がでたり凄い怪力があったらいいのにな、なんて妄想しちゃうくらい村人A。



大学は僕の家からバイクで15分ぐらいのところにある。

目の前には"単位落としの坂"なんて揶揄(やゆ)される長い坂があり、自転車や歩きで上ろうとすると夏じゃなくても汗が出てきてしまう。

この坂で何人の生徒が大学に行くのをあきらめたことか...。

毎日この坂を立ちこぎで上っていく人は凄い精神力、もしくは筋力?だと個人的に思っている。

僕はそんなマッチョマンでもなければ体育会系でもないので1年生の夏にバイクの免許を取って原付に乗って登下校している。


大学の下に広がる町は緑豊かな田舎、というわけでもなく普通の町といったところだろう。

「この大学ができてから自転車の盗難事件が多くなって困ります。」

なんてこの前自転車の講習をしに大学に来た警察が話していたけれど、治安自体はそんなに悪くない。

この町で僕が何の事件にも巻き込まれていないからそんな平和ボケした発言ができるのかも知れないけど、

たまに交通事故が発生していたり暴走族がパラリラパラリラと国道を走り抜けるくらいかな。


もう一つこの町にあるとしたら、ここは僕の生まれた町だったりもする。

小さい頃からずーっといるから、サークルの人と近くの商店街で買い物するときに、お店のおばちゃんと顔なじみなのがちょっと誇らしかったり...。


僕はさっき例えで表現した通り、村人A...いや町人Aなのだ。



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