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普通を目指せ!
処女作ですので生暖かく見ていただければと思います。
ヨロシクお願いします。
俺は普通をこよなく愛している。高校デビューなどという行為が理解できないのだ。地味に生きスポットライトに当たる事などせず、その辺に生えている雑草を目指す。
故に今の状況は俺の生き様に反している。
「えっと……海藤君?寝てるのかな?」
今、俺こと海藤澪は高校生活始まって以来の危機に落ちていた。
今俺を起こそうとしているのは琴宮あかりという学校のアイドルだ。綺麗な黒髪は肩口まで伸び整いすぎてる顔立ち。出るとこはしっかり出て締まるとこはキュッとしているそこらのアイドル顔負けのパーフェクトガール。
俺を雑草とするなら琴宮あかりはひまわりと言ってもいいくらいの差がある。
分かる通り俺とは住む世界が違っていると言っても過言ではない。
だからこそあってはならないのだ。ひまわりが雑草に話しかけてはならないのだと。
き、緊張したーー(´;ω;`)