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幽霊オタクレベル99〜俺には効かないぜ幽霊さん?〜  作者: 兎深みどり
第一章:幽霊のいる日常編
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第6話『部室大掃除!』

「やっほ〜、しゅーくん、今日って何か予定ある?」


 大学の昼休み、食堂の隅でぼんやりカツカレーをスプーンで突いていた俺は、突然声をかけられて顔を上げた。


「ああ、愛菜か。いや、特に何もないけど……なんだ?」


「部室、掃除しようって結先輩が!」


「……掃除かぁ……」


 俺はスプーンを口元で止め、少しだけ遠い目をした。

オカルト研究同好会――部室はホコリと紙類と謎の呪符でカオスになっている。

この間なんて、“封”って文字の紙を触ったら机が一瞬だけ浮いた。あれ、誰の仕業だ。


 放課後、部室。


「さあ!今日は徹底的に片付けましょう!」


 結先輩がいつになく張り切っている。

手には掃除用のスプレーとマスク、そしてなぜかお札が束になっている。


「……それ、掃除に使う道具じゃないですよね?」


「ホコリだけじゃなくて、霊的なものも払えるように準備してきたの」


「いや、部室に霊はそんなにいない……多分……」


「ノクスが言ってたよ。“天井の奥、なんかウゴウゴしてる”って」


「ニャニャニャ!ニャニャ!(蠢いてるぞ!ウゴウゴ!)」


 ノクスがリュックから顔を出してニャンニャン言う。

愛菜がさらっと訳すけど、俺たちにはただの可愛い猫の鳴き声にしか聞こえない。

誘拐事件のあれがなかったら、な。


 掃除開始。


「ちょっとこの新聞、平成元年のとかあるんだけど……」


「うわ、裏に“呪いの特集号”って書いてある……」


「ノクス、食べちゃダメ〜!」


○○○○○


 数十分後。部室は見違えるほどスッキリしていた。


「やれば出来るじゃん、俺達」


「うん、空気も軽くなった気がする!」


 結先輩が大きく息を吸い、満足げに笑う。

愛菜は床に寝転びながら、ノクスをお腹に乗せてごろごろ。


「なんか、こういう普通の日もいいねぇ」


「普段が普通じゃなさすぎるんだよ、俺たちは……」


「あれ? でもなんか、床に落ちてるこの紙……」


 俺が拾い上げたその紙には――


『この部屋を掃除した者に災いあれ』


 と書かれていた。


「おいおい、最後の最後にそれはないだろ……!」


○○○○○


 ……その日、俺たちが帰った後、部室の電気が一瞬だけ勝手についたとか、誰かが呟いていたが。


 ま、それも“よくある事”なんで、気にしない。

 次回予告!


 掃除の後に、結先輩のスマホが消えた!?

部室の奥で見つかった“古い携帯電話”が導く、不思議なメッセージとは――?


 第7話『先輩のスマホ、誰が取った?』

お楽しみに!


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