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幽霊オタクレベル99〜俺には効かないぜ幽霊さん?〜  作者: 兎深みどり
第一章:幽霊のいる日常編
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第13話『謎の来訪者』

 昼下がりの大学キャンパスは、いつも通り穏やかな空気に包まれていた。

 だが、俺達の胸には昨夜のあの出来事がまだ燻っていた。


「……あの光、一体なんだったんだろうな」


 俺はぽつりと呟いた。


「UFOだったらいいなって、私もちょっとワクワクしてる」


 結先輩は柔らかな微笑みを浮かべながらも、どこか落ち着かない様子だった。


 リュックから顔を出したノクスを軽く叩きながら、愛菜が言った。


「ノクス、ボク達心配してるんだよ?」


「にゃあ!(おれに任せろ。余計な心配は無用だ)」


 いつもの強気な口調。愛菜にしか通じない、その自信満々な響き。


 


 その時、キャンパスの入口に一人の女性がゆっくりと現れた。


 背が高く、長い黒髪を揺らしながら、じっと俺達を見据えて歩み寄ってくる。


「誰だ、あの人は……?」


 先生が眉をひそめた。


 女性は無言のまま距離を縮め、口を開く。


 


「こんにちは。あなた達がオカルト研究同好会の皆さんですね」


 落ち着いた声で名乗った。


神代かみしろ あやです。オカルトの世界に深く関わっています」


 彼女の話によれば、最近この大学周辺で不可解な霊的現象や事故が相次ぎ、あの“光”と関係があるらしい。


「これから、あなた達に危険が迫るかもしれません。でも、一緒に真実を追いましょう」


 神代 綾の真剣な瞳を見つめるうちに、俺達の平凡な日常が少しずつ揺らぎ始めているのを感じた。

 次回予告


 第14話『神代綾の秘密』


 謎の来訪者、その正体とは?


 増え続ける霊障の裏に隠された真実が、今、明かされる――。


 最後まで読んでいただきありがとうございます!

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