Live in day-tight compartments.
お酒を飲んでやらかす-なんてのはいかにも青春風でいいんだけど、実際当事者になってしまうと、困ったものだな。と思ってしまう。
内省する時間も必要かな、合わせる顔がないけど今度あったら謝ろう。
そんな風に思った。
篝「まぁ過ぎちゃったことは嘆いても仕方ないし、今度謝るよ。」
小百合「そーせい」
篝「へい、とりあえず昨日メイクしっぱなしだったから落としてくるね」
小百合「はーい、いってら」
小百合はスマホを見ながら返事をした。
洗面所についてコンタクトを外す。あーしまったメガネ忘れたなぁって思いながらそのままメイク落として洗顔する。
メガネはなくても困らない程度なんだけど、人の顔とかよく見えなくなる。
でも見えすぎるといやこともあるからそのくらいがちょうどいいかと、裸眼のまま過ごすこともある。
こタオルで顔を拭きぼやっとした視界にも慣れてくると見慣れないものが洗面所にあった。
篝「なに…これ?」
アンティークの砂時計と言うには不気味で、心臓をかたどったような、どこか見るものを引きつけるものがそこにあった。
篝「小百合!ちょっと来て!」
小百合「えっなに?なんかでた?」
篝「違うなんか置いてある!」
小百合「えー何がよ、待って今行く」
小百合「あーこれね笑、あんた昨日これ買ったの覚えてないの?」
買った?私がこれを?酔っ払っていたにしたって少し趣味が悪い
篝「ほんと言ってる?私がこれ買うと思う?」
小百合「そんだけ酔っ払ってたって事」
小百合「覚えてない?哲学の教授が言ってたお店の話」
篝「あーなんか昨日の授業で終わり際になんか言ってたヤツ?」
小百合「昨日飲んだ帰りにそこ行こってあんたがうるさくて、帰り際に少しよったんだよ」
篝「全く覚えてない笑」
小百合「ウケる笑」
小百合「そこで一目惚れして買ったのがそれって訳、なんか不思議なお店だったよ」
小百合「内装はアンティークな感じなんだけど、すこし違和感?を感じるって言うか。ちょっと心地いいんだよね」
篝「まぁでもこれ使い道ないよね笑、趣味悪いし」
小百合「でもまぁ一目惚れして買ったんだから篝に必要なものだったんじゃないの?なんか使うかもだから取っておけば?」
篝「マジ?」
小百合「真面目に、昨日のお店の人もあんたにピッタリだって言ってたよ。シラフでもう一回行って見たら?」
篝「そうする、なんなら返品してやる笑」
小百合「お好きにどーぞ笑」