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第二十話 「エピローグ」

やはりクロノスは魔法の天才でした。リキウスの時と違い、緩やかな坂をトナカイが駆け降りるように着地しました。海を渡り、現代で言うフィンランドの南です。


たどり着いた村は幸い優しい人ばかりで、ヒミロス達はすぐに受け入れられました。


ヒミロスは片言ですが、海の向こうで起こったことを村人達におとぎ話のように聞かせました。


クロノスのことを話す時はクロノスのことを聖人として話ました。つまり「セイント クロノス」として。

ヒミロスは自分達を助けてくれたクロノスの聖人ぶりを語り継ぎました。

白い髭を生やした裕福そうな老人、セイントクロノスは「貧しい家の煙突から入り金貨を施した(実際は泥棒でしたが)」とか「靴下の中に金貨を入れてくれた」とか「トナカイが牽いた艝を夜空に飛ばした」とか。

おや?どこかで聞いた話ですね。

ちなみにヒミロスは「セイント クロノス」をうまく発音出来ず「サンタ クロース」と聞こえたそうです。


この話はフィンランドでその後も語り継がれ「サンタクロース」の原型になったとか、ならかったとか。


兎にも角にも、ヒミロス達はしばらくこの村で平穏に暮らしたそうです。


※通説ではサンタクロースの由来はオランダのニコラス司教が貧しい家に金貨を投げ入れた際、暖炉のそばに干してあった靴下に入ったことだと言われています。


「セイント クロノス」


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