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14話b-3
「…後で、アタシが持って行くよ」
『え?
…ああ』
「…ん〜?」
そこで、璃乃は振り返った
「もしかして、琥烏はアタシ達のご飯の心配してるのかな〜?」
『えっ…』
「この前…スープ
そんなに美味しくなかった?」
『いや、そんな訳じゃなくて…』
(…スープ?)
頭の中にひっかかる物があった
(…そうだ、オムライスにスープ…
あたたかいままだった…
あたためなおしたとかじゃなくて…作り立て……)
「どうしたの?琥烏
急に黙ったりして…」
『え…あ…いや…』
何故かその事が頭にひっかかった
「…?
じゃあ、ご飯作ってくるから待っててね」
『…いや、ちょっと待った』
「何?
アタシの作ったのじゃあ不満?
そりゃあ…璃優姉ぇよりはうまく出来ないけどさ…」
『…俺も手伝うよ
別にそういう意味じゃなくてさ』
「え?」
『いつも、姉さんに任せっきりだけどさ
一人で作るのって大変だろ?
二人で作ったほうがはかどるし……その…
……楽しいと思ってさ』




